ロナさんのレビュー一覧

主人公の元ネタは知らなくても楽しめます、むしろ知らないほうが思い切りよく稼げそうな気もします。
「できれば身体は売りたくないな」と葛藤しながら遊ぶとままならなさに一喜一憂できて、より楽しめること請け合い。
人を選ぶ作品ではありますが、エロ要素で息継ぎしながら攻略を楽しみたい、という人には自信をもっておすすめできます。

消極的なプレイングでも魔物さんたちがエッチにもてなしてくれるので、私のような受け身の人にとってはありがたい作品です。
犯されてもロードしない縛りで、易々犯されてたまるかという強い気持ちで戦う、これが個人的に最高に捗るスタイルでした。
どのキャラも美少女っぽい言動をしてくれませんが、それがむしろ良さと感じる気分の日もあるし、これはこれでよいのではないでしょうか。

敵ごとに専用の拘束立ち絵や敗北時CGが用意され、着替えられる10着弱の立ち絵はすべて段階的に破損し、淫乱度などの条件でエンディングが変わり、実績的なやりこみ要素や見つけづらいエッチシーンなども完備。コンプリートを目指せば相当長い間遊べそうですし、コストパフォーマンスは抜群といってよいと思います。

性癖は尖っていて、人間男性がほぼ出てこない・百合多め・慎ましい胸部・異種姦という感じなので、街おじさんやオークがいないと興奮できない系の人は体験版で様子を見ておくべきとは思います。

人として絶対にされたくないことを的確に仕掛けてくれるので、そういった趣向を見たい人ならとても捗ると思います。
本人がのってきたあたりから実用性がぐんぐん上がり、最終的にマスコットさんが全部持っていきます。
このなんていうか新たなアヘ顔的性癖を理性的に探っているような感覚が、個人的には面白かったです。

ゲーム部分は最後までスライム戦が続く感じですが、各ステージに一度のみ挑戦するように縛ると3面あたりからお祈りゲーを楽しめます。

RPG部分も隙のない完成度ですが、私にとってこの作品の最大の魅力は竿役の魔物たちでした。
戦闘シーンの敵が例外なくスタイリッシュに描かれているうえ、拘束状態立ち絵まで敵ごとに用意されています。
こんなに贅沢に魅力的に作りこまれているなら抱かれてもいいかなと思えます。体験版でスライムにムラッときた人は即買いでいいと思います。

人間さんたちとの異種姦も全体の半分くらいを占めているので、いわゆる街エロ派にも普通におすすめできます。
ギャラリーで立ち絵の足元までスクロールして確認できるというのも、他ではなかなか見かけない嬉しい特徴でした。
敗北エンドのイラストも色気があり、総じて視覚的にとても幸せな時間を過ごせました。

寂れた商店街、雑草伸び放題の小山、打ち捨てられた坑道、人の消えた廃村、等々「日本のド田舎の風景」が真に迫っていて素晴らしいです。
シナリオもただ熱いだけでなく、田舎者の卑怯さ・貧しさ・学のなさ・視野の狭さ・愚かさなどが非常にそれらしく、個人的に羞恥心を呼び起こされました。

表情がカメラアングルごとよく動くので、メニュー画面を開くだけでも反応が楽しいです。躁状態に見えてしまうと悲しくなるんですが……
敵シンボルとの背後の取り合いには緊張感があり、適正レベル未満で各ステージに挑むと歯ごたえも楽しめます。
「戦闘エロがある作品」としても名前が挙げられることが多い作品で、私もそれ目当てで購入してとても満足できました。

強者に一蹴されるチンピラたちが脳筋でのし上がる、歯ごたえのあるRPGです。
ゲーム部分はシンプルながら真っ当に攻略性があり、ワンコインとは思えないほど遊ばせてくれます。
この価格で9人ものヒロインを複数回凌辱できるというのもお得でした。男主人公に飢えている人向け。
何気に台詞回しや選曲のセンスが良く、キャラがぶれたり雰囲気が崩れたりすることがほとんどありません。安心安定の悪漢ロールでした。

現代日本風だからこそ倫理観のずれが際立ち、このような異世界の見せ方もあるのかと感動しました。
髪型や服装や体型の変化によって作中の時間経過が想起され、彼女らが画面の向こうで普通に生きているように身近に感じられます。
だからこそ「下手に正義感を出して不良に返り討ち」等の酷い目に遭う状況がとても生々しく感じられ興奮します。
そのままゲームを進めて半年後に反逆を遂げた周など、少女異聞録は人生という感じでした。
髪型や服装や体型のシャッターチャンスを逃さず、セーブデータを分けて確保しておくと捗ります。

ほのぼのした絵柄からは予想しづらいガチめの孕ませが多いのも特徴で、性癖持ちにとっては多重にありがたい作品です。
堕ろすにしても産むにしてもさほど悲壮感なくあっけらかんと済むあたりは、好みが分かれそうではあります。

全10ステージの短編ドットエロ。ドットもさることながら、自機のあらゆる行動にリスクとリターンがあり、常に判断を強いられる奥深いゲームでした。
緻密そうな見た目に反して力押しで突破できてしまうあたり、パズル要素は飾りといってよさそうです。
下半身に血が流れ込んでいても根気次第でクリアできる調整とみるなら良い匙加減ではないでしょうか、知能指数2の状態で頭を使わされるのもなんですし……
このシステムはもっといけそうな可能性を感じますが、それを10ステージで使いきってしまうのが贅沢さということなのかもしれません。

慣れるとキーボードのデフォルト配置も意外に悪くないのですが、最初の頃は難しすぎて半月ほど放置していました。
拳銃関連操作はキーボードではパッと浮かびづらく、進行に応じて特殊なアクションも増えていきます。

探索部分は面白いです。探索系なのに飛び込むまでわからない即死穴などが普通に出てくるあたり、古いゲームを知る人には懐かしさを感じさせます。
(試行錯誤を理不尽に感じる人は、あらかじめ攻略動画なり探して観ておくとよいかと思います)

難易度高めの探索アクション、かつご褒美は百合メイン、ちょっと東の方っぽい雰囲気も漂う、という貴重な作風なので、他ではなかなか補給できない成分ががんがん満たされる感じがあります。