ロナさんのレビュー一覧

箸休め系の簡単短編アクション。テキストや左上の身も蓋もなさに反して、ゲーム部分は普通に面白いです。
自機の移動速度や慣性が強めであることに加えて、カメラが自機の進行方向を広く表示しようとして大袈裟なくらいに動きます。苦手な人は確実に酔うレベルなので、体験版の移動リフト地帯で相性を確かめておくことをおすすめします。

何の事前情報もなくDLsite内の詳細検索で偶然見つけて、まさに埋もれた財宝を発掘した気分でした。
この密度のゲームが基本無料で遊べるというのは素晴らしいとしか言いようがありません。
私は体験版2面まで遊んだ時点で傑作と確信して購入し、一切の悔いなく遊び倒しています。

スコア効率とアクション難易度のトレードオフが絶妙な、ひねりがきいた最適経路探索です。
無理に他人と競おうとせず自分のペースでスコアを詰めていくだけでも滅茶苦茶面白いです、攻略プランでもくろんだ通りにスコアが上がると最高にフィールが高まります。
ある程度自信がついたら、既に完走動画もアップロードされていますから、その最適解寸前のうまさを眺めて心折られましょう。あの動画は後半ステージであえてギリギリを攻めないところが凄いと思います。知らないテクニックもいくつか見かけて目ん玉ひんむきました。

公式サイトにしかアナウンスがありませんが2018年4月12日にも更新があり、販売開始から年数を経てなお丁寧に手入れされているところに頭が下がります。
画面やキャラクターが大きく見やすいことと、各装備の利点欠点による特徴づけが良かったです。全部異種姦というのも私に良し。

主要人物との関わりが薄いままでも進行できてしまう構成と、難易度の低さが相まって、素でスピードランめいた展開になり、私はシナリオに没入し損ねました。変な言い方をしますが、「斜め読み」(=武器や薬の取り逃し)を避けるためにこそ、最初から攻略サイトを見ることをおすすめします。

体験版ラミアのアニメが異様に面白かったので、性癖は合わないものの怖いもの見たさで購入。
アスレチック系の探索要素もないではないですが、どちらかというと格闘ゲームのCPU戦が延々続くような感触でした。
敵の行動パターンを把握するまでは否応なく呑まれ続け、特殊技ゲージがごっそり減らされてレベルも維持できず、ジリ貧で負けて糧となり消化されます。そこが主眼だからこそ「任意の相手と戦えるモード」は隠されているのでしょう(一度クリアすれば出現)。

丸呑みをご褒美と思えない人には、本作は物凄くストイックなゲームと化します(多くのエロゲがそうかもしれませんが)。最低難易度でゴリ押しして、フリーモードを出して立ち回りを覚え、ノーミス同然で進む道こそが、遠回りに見えて結局は最も楽だと思いますが……その筋の人なら嬉々として食われ続けるんだろうなあ。
こういう特化ゲーがちゃんと売れているというのは、なんというか、世の中けっこう捨てたもんじゃないですよね、みたいな感慨が。

「記憶を消してもう一度遊びたい」というレビューに惹かれて購入。メト[S]イドを知らずゲームパッドを持たない私にも、文句なしに楽しめました。
体験版のボスからすでに一筋縄ではいかないし、製品版を遊んでみるとステージデザインの巧みさに感嘆すること請け合いです。
トグル操作を実装する的確な更新のおかげで、キーボード環境でも問題なく全実績を解放できました。さすがにスピードランはゲームパッド有利でしょうけれど。

一作目も良作でしたが、今作は解像度が大きいのでモチベーションも段違いでした。抜ける抜けないでいうと相変わらずまったく抜けませんが、自機ドットがとても可愛いので動き回るだけでも深い満足感が得られました。生足モードと実績の顔射が特に好きです。

初回はダッシュ関連の仕掛けで3時間詰まりました。他の方のレビューにあるそれらしき単語を検索し、元ネタの攻略ページに当たってようやく、公式の攻略情報「特殊操作」がいわんとしていることを理解しました。あの操作だけは原典を知っていたほうが有利かもしれません。

斜めジャンプで地形におかしな嵌まり方をして、あらぬ位置にワープすることが2度ほどありました。
この現象を悪用できれば、10%未満クリア(グレネードや壁貫通を取らずにクリア)も狙えるか?

二作目のエア[S]イドが大傑作でしたが、本作からもその片鱗はうかがえます。ファンなら買って損はしません。
体験版はエラーで起動しませんでしたが、MSVCR71.DLLを拾ってきてtwinkle_t.exeと同じ場所にコピーしてみたところ、無事に動作しました。
同じ方法で製品版も動いたので、Windows7以降で体験版が動作しない方はお試しください。
なお画面の小ささは「プロパティ→互換性→640x480の解像度で実行する」で解決できました。
(これらの情報は他所の掲示板抜粋サイトに記載されていたものです。)

軽度の探索要素が織り交ぜられた、高低差を生かしたステージデザインが楽しいです。
適度に癖のある操作感に振り回され、慣れて飽きがくる前にさっくり終わります。このコンパクトさがまた良い。
エロ要素はお色気程度にとどまりますが、眼鏡魔女のドットなど普通に可愛くてよかったです。

性欲に人間性を捧げきったヒロインは、出産を経ても母性に目覚めたりしません。「女を子に寝取られる(比喩表現)のが嫌」という人も安心。信頼の淫ピ。
ボテ腹への張り手や挿入などがあり、気が咎める方にはおすすめしません。

ドットイラストとフレーバーテキストがとても良い雰囲気を醸し出しています。
通常戦闘は連打で間に合い、ボス戦もゴリ押しが通用するので、アクション要素はスパイス程度。
怪しい壁などを見逃さなければ数時間で全回収できる規模の探索要素もあります。
ドル○ーガというよりは、FF3的な闊歩ゲーという印象でした。

いつでもやめられてどこからでも再開できヒントも読み返し放題のシステムは、まったくストレスを感じさせません。
もうすこしトライアンドエラーを強いる難易度が似合う気もしますが、雰囲気にどっぷり浸れたのはこの品質でこの簡単さだからこそとも思います。

やりこみ要素まで含めても半刻程度で全貌を見渡せる、控えめな内容です。
その規模の小ささが、疲れたプレイヤーをほっとさせてくれます。
小さいながらも操作性や構成は練られており、とても良質な箸休めでした。

器用さ全振りだった前作と比較すると、ゲーム性も展開も変化球という印象です。
アクションが苦手な方でも、地道に強化を重ねつつパターンを覚えていけば、クリアは難しくありません。
アクションが得意な方でも、フェイントに釣られると雑魚相手でさえドットエロを拝むはめになります。
今作はCGを手動で解凍する必要がなくなり、ループ音声の違和感も最小化されました。
総じてエロアクションゲームとしては喜ばしい変化でした。

ガード操作が面白く、これを駆使すれば攻撃力以外は初期ステータスで通してもクリアできます(ボス戦は耐久イライラ棒と化しますが)。
紙防御プレイの場合、対処しづらい技を多く持つ相手ほど戦いづらく、その意味で女幹部は近衛最強格です。
普通にクリアするなら、強化が追いつくまでMAP左上の遺跡は放置し、隣の遺跡から片付けたほうが楽かな。

複数ボタンを要する操作はアイテム選択のみなので、キーボード環境でも極端な不利はありません。
既定のキーボード配置ではアイテム選択が困難ですが、アイテムや魔法は一切使わずともクリアできます。