マッハがるがさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 199位 | (役に立った数:687件) |
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投稿数ランキング | 208位 | (総レビュー数:689件) |
2024年11月12日
開幕早々女神に食べられ、彼女の一方的な都合で生きたまま冥府送りにされた挙句、そこでも冥府の主に犯される可哀想なアドニス君。
単品で読むと身勝手なヒロイン二人(二柱?)と、それに振り回される人間の少年という構図ですが、これが実際のギリシャ神話に結構忠実だったりします。
原作の方を読んでみると、多くの神々は色狂いだったり極度に嫉妬深かったり冷酷だったりする上、力だけは持て余したロクでもない連中ばかり。
当然ながら人間の都合などお構いなしなので、そう考えると本作におけるアプロディテとペルセフォネも、ある意味原作通りの設定と言えます。
また、キチッと目を通してみると何気ない台詞や設定、小道具に至るまで忠実さに拘っているのが分かり、教科書的な一面も。
もちろんエロス方面にも抜かりなく、必要以上にムッチリした肉付きにプックリした尻穴や陰唇は、フルカラーだとヤラしさ五割増し。
本作で語られているエピソードはギリシャ神話のほんの一節ですが、このクオリティなら弟のゼウスと交わったデメテルの話なども読んでみたく思います。
2024年11月11日
悪漢共に捕まったヒロインの末路なんて今更言うまでもありませんが、本作は例外。
言葉と暴力で甚振りこそすれ、自分達から直接ナニかすることはなく、搦め手で姫騎士を追い詰めていく知略派です。
この「搦め手」が効果テキメンで、お硬く気高い姫騎士がジリジリとトロかされていく様を、かなりねちっこく描いています。
催淫のお香で身体が疼くのに、がんじがらめに縛られているせいで床や縄の結び目で局部を擦って鎮めるしかないのですが、それも隔靴掻痒。
この、姫騎士がのたうち回って悶えるシーンに結構な尺を割いており、こういった焦らしプレイに慣れていない方は飛ばし読みしてしまうかもしれません。
ですが姫騎士と読者をたっぷり焦らした末に、中盤でショタ君が投入されたところからが、文字通りの「本番」となります。
当初は勇ましく戦う模範的な武闘派ヒロインだった姫騎士が、口調も顔付きもガラリと変わってほぼ別人と化し、そのギャップに面食らうこと必須。
対するショタ君は心優しく性知識なしの純粋な少年という、被虐性癖を掻きむしるような「犯され系」の竿役で、当然ながら始まるのは一方的な逆レイプ。
姫騎士は溜まりに溜まった疼きを乱暴に解消し、ショタ君は最後まで自分が何をされているのか分からず、ただ許しを乞う様が悲壮感を強めています。
このように本作は「清廉なヒロインが性欲に狂い、無垢な少年を犯して自分で自分の品性を貶めていく」ことに特化しています。
ひねくれた結末はなく、ラスト1ページまで聖女×ショタ君の逆レイプを横道に逸れずに描き切った潔い(?)作品です。
2024年11月09日
“あとくされなくリスクもなく素性の分かる丁度いい男”という、尤もらしい理由で仕事のストレス解消用にと、夜のお相手に選ばれた佐藤君。
特に昔からの付き合いがある遥香は「友達なんだから」と、酔いに任せて豊満なボディでグイグイ攻めてきます。
性に対して大らかでサッパリした性格なのかと思いきや、愛奈が佐藤君に惹かれていることに気付くと、分かりやすく嫉妬する女らしい一面も。
実際男女間の友情が成立するかは疑問ですが、やはり一線を越えてしまうと、今まで通りの付き合いを続けていくのは難しいんじゃないかと思いました。
遥香も愛奈も「友達」であることに拘り、飲み会中もシラフに戻った後も汗だくになって盛り合い、その様子は「友達」の領分を明らかに越えています。
きっかけはともかく、たった一晩で二人も「友達」ができた佐藤君ですが、その関係はちょっと危ういバランスの元に成り立っているように見えました。
絵のタッチは少々粗めなものの、そこがまた味であり、ドロッとしがちな本作のテーマを程よく緩和していると言えます。
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2024年11月09日
前作のラストが「次回に続く」的な締め方だったので、いつ続編が出るのかと密かに待っていました。
今回は自由研究と称して、ショタ君が残り少ない夏休みを天使の秘部の調査に費やすという、相変わらずブッ飛んだストーリーです。
確かにやっていることはおバカそのものだし、無表情・無感情で恥ずかしげもなく脚をV字にオッ広げて、恥ずかしい部分を晒す天使も何だかシュール。
ですが研究に取り組むショタ君の姿勢は至って真面目で、前作冒頭の「二人で気持ち良くなるセックス」を模索する所も変わっていません。
これはフィクションに限った話ではなく、真っ向から真剣にバカをやりきった作品は、ちゃんと面白い仕上がりになるということを再確認できます。
少なくとも自分は、ま○このマッピングなんて作業をこの作品で初めて見たし、恐らく今後一切見ることもないでしょう。
話が進むと、いまいち反応に乏しかった天使の盛大なオーガズムが見られたり、ショタ君が天使への好意に気付いたりと、見所も盛沢山。
しかし街を襲う「敵」とは何なのか、何故この街に人間の女性が存在しないのか等、前作から続く疑問は今回も解明されることなく終わっています。
作者さん曰く「世界観に踏み込む話はあえて外してある」とのことで、シリーズ化による今後の展開に期待したく思います。
2024年11月08日
続編となる二作目では多少キャラの掘り下げが行われており、コミカルさとギャグテイストが少し増したように思います。
さて、このジャンルにおいて殆どの場合、竿役はヒロインに終始されるがままで、相手が満足しているか否かを気にする余裕などないものです。
しかし今回トオル君は自分だけでなく、ねねにも気持ち良くなってほしいと子○なりに意気込み、その言葉通り攻めに転じる男気を見せてくれます。
彼の懸念通り、ねねは欲求不満で、夜中に弟のパンツをオカズに一人寂しく自慰に耽り、あろうことかその痴態を弟に覗き見られる始末。
現状、両親の目を盗んでコッソリとヤるしかないせいもあるのでしょうが、そこを差し引いても彼女の愛情と性欲の強さは予想以上。
特に終盤、ねねのトオル君に対する感情が「Like」ではなく「Love」であることを匂わせる発言があり、物語は今更ながら危険領域に達しつつあります。
シチュエーションが前回と同じく両親が旅行で出払った隙に…というのがちょっとワンパターンな気がするものの、それでも満足度は十分の出来。
前作のあとがきで少し触れていたねねの友人も、ほんの顔見せ程度ですが登場し、更なる続編の構想があることを予感させます。
もし次回作があるとしたら、大いに期待したいところです。
2024年11月08日
前作の飽和状態から一転、ヒロインは続投の舞と奈々の二人だけという潔さ(寧ろ前作が多すぎた気がしなくもありません)。
一応序盤で「看板に偽りあり」を防ぐべく、場所を満員電車からエレベーターに変えてタイトル回収を行っています。
人数こそ減ったものの、爆乳で圧殺する勢いのおっぱいプレスは健在で、この光景は相変わらず少々バカっぽくも羨ましい限りです。
無邪気で甘え上手、その上欲望に正直なショタ君と、そんな彼を愛でるお姉さん二人のエッチはとても楽しそうで、終始ほのぼのとした雰囲気。
キャラクターが全体的に丸みを帯びていて可愛らしく、毒気や人を選ぶようなマニアックプレイもないので、多くの人にお勧めできます。
気になった点を挙げるとすれば、ヒロインのおっぱいが大きすぎて、些か品がないことくらいでしょうか。
2024年10月25日
CGは美麗の一言で、キャラクターだけでなく背景にも手を抜いていないのが、目線を裸体から外すとよく分かります。
特にヒロインのクオリティは高く、張りがある十代女子の柔肌を再現しており、程良いサイズで不自然さを感じない乳揺れ・尻揺れは言うことなし。
この手の作品におけるキャラクターの動作は、いくらCGの出来が良くても、小さな違和感が積み重なると没入感を阻害してしまうので、結構重要です。
一応ストーリーはあり、「本編スタート」でシナリオに沿って進行しますが、そういうのが煩わしい方にも優しいチャプターセレクト機能付き。
好きな部位をタッチしてヒロインの反応を愉しむ等の機能こそないものの、前述の通り全体の完成度が高いので、自分としては不満は感じませんでした。
ドエロく変態的な心の声が垂れ流される「エリカの妄想淫語」も、一度イヤホンで聴いてみることを推奨します。
2024年10月21日
単話から短編までギュギュッと詰め込まれていますが、特に評価が高かったのは「Swimmy!」。
竿役担当の豪君は愛嬌に乏しく平時は仏頂面、しかも小手先の誘惑には全く動じない硬派なショタ君という、なかなかの変化球。
しかし好きな人の前ではその仮面が剥がれ、ごく当たり前の健全な男の子であることが判明します。
そんな彼の想いを受け止めるのは、当初清楚な巨乳ちゃんだったのが、一度精液の味を憶えた途端ジワリと色気が滲み出すめぐみ先生。
些細な事故から始まる二人の蜜月を追っていく構成と見せかけて、すぐに二人の間に割って入る第三勢力の登場と、起伏のあるストーリーです。
全三話構成で、回が進めば進むほど豪君が流されるままお姉さんに犯されるショタ君ではない、れっきとした「男」であることが分かるでしょう。
この他、過去に作者さんが描いた雑誌表紙絵やピンナップイラスト、さらに巻末にはフルカラーの短編集付きと、値段相応に具沢山な内容となっています。
2024年10月19日
ヒロインのハナコはバスト125cm・Pカップの、単なる脂肪の塊と紙一重な超爆乳と、その上にボテッと乗っかった陥没乳首という凶悪兵器持ち。
これがショタ君の頭よりも大きく、無論プレイは搾乳やパイズリといった、胸を使ったプレイに偏っています。
中でも搾乳描写は力が入っており、舐めたり吸ったりするシーンで毎回クローズアップされる乳輪はとても柔らかそうで、是非カラーで見たかったところ。
二人は教師と生徒の間柄のようですが、大人が小さな○供に優しく言い聞かせるような口調から、立場逆転の所謂赤ちゃんプレイ。
ショタ君もショタ君で台詞らしい台詞を一切喋らず、ハナコにされるがまま悶える姿は何とも可愛らしく、同時に見た目以上に○く見えます。
そして筆おろしはショタ君が小柄で華奢なのに対し、ハナコが色々とデカいせいか、柔肉で押し潰すような圧迫感のある逆レイプとなっています。
搾乳と赤ちゃんプレイがおねショタとの親和性抜群なのは認めますが、自分としてはもう少し胸のボリューム抑え目が丁度良い具合に思います。
2024年10月19日
導入部の尺が割と長く、数人君が柚子の元に来るところから彼女の仕事風景など、序盤はゆったりとした日常風景が続きます。
しかし風呂場での逆ラッキースケベを引き金に、中盤以降は最後までずっとセックス三昧となり、特に奇をてらった展開はありません。
筆おろしのシーンでは年上らしく柚子がリードするものの、不慣れなのは明白で二人とも初々しく、しかし確かな情愛を感じました。
柚子は巨乳ですが「大きい胸は好きだけど、バカみたいにデカいのは好きじゃない」という方にも比較的安心して勧められるサイズで、ここは好感触。
ですが絵に所々荒っぽさが残るのと、後半からエッチ一辺倒になってストーリーに起伏がなくなってしまったのが残念なところです。