委員長のペットさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 867位 | (役に立った数:45件) |
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投稿数ランキング | 182位 | (総レビュー数:294件) |
昨今巷で横柄な雌に復讐する"わからせ系"なるものがはびこっている中、本作品はその対を成す"逆転なし系"を屈強に牽引するもので、まず作者さんに言いたいのが、「よくぞ突き通してくれた!!」
正直どちらのジャンルも好きですが、本作の主人公のように純真な学生の身分である場合、異性を蹂躙するというよりは、受け手に回り続ける方が違和感なく受け入れられ、母性を感じさせるヒロインからの猛攻に成す術なく撃沈させられるといった構図がマゾ気質を孕んだ多くの男性から称賛されることを証明してくれた傑作の一つです。
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全体的に上手くまとまっていて、読みやすかったです。
寂しい男たちに慈悲を振り撒く紅一点の島風ちゃんが、思わぬ刺客に悶える様など、魅せ場もきちんとちりばめられており、マンネリ化することなく楽しめました。
寝取りがテーマですが、明るい雰囲気でみんなハッピーの優しい世界なので、重い話が苦手な方にもオススメできる万人受けする本だと思いました。
ラストも笑えて、心身共にスッキリです。
こういった類いの大人コミックは夜中に嗜むことが常でありまして、映画や他の漫画などにも言えますが、愉しい作品というのは触れた後、いろいろな感情がこみ上げ思いを巡らせてしまい、なかなか寝付けないという話は下世話なものですが、この作品はまさにこういったものであります。
健全な雌が未知の快楽に堕ちていく様は、読者に高揚感を与えると共に人間が有する背徳感を揺さぶり自己嫌悪してしまう、一種の麻薬的なエクスタシーとでも言いますか、18禁であることを強く思い知らせるような多大なる力を秘めています。
読んでしまえば眠れないということです。
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絵柄に惹かれて購入したため、初見過激過ぎる内容に戸惑いを隠せませんでした。
3次元ならば確実にOUTなシチュで社会的に疎まれても仕方がないほどの凌辱的なパワーを秘めた作品ですが、こういう作品にこそ宿る背徳感は圧巻で、2次元の可能性を存分に引き出しています。
特に萌えの塊であるヒロインが、同性ですら近寄り難い酷く醜い妖怪のような男に、なすすべ無く犯される様はこちら(読者)が何かしてはならないことに加担している気にさせられ、非常に生々しい感情になり、性と人間社会について考えさせられました。
思春期と題しているだけあり、性への興味を持ち始めたピュアな女の子の"恥じらいと止まらない欲求が入り乱れた複雑な心情"がひしひしと伝わってきます。
昨今デジタル化が急速に普及していく中、漫画も例外ではありませんが、岡田コウさんの描くタッチの柔らかい絵柄は"絵"というものの原点が込められているように感じ、電子書籍ですが紙の本のような安心感があって落ち着きます。
もちろんR18作品なので過激な描写はてんこ盛りで、落ち着くというよりは興奮するのですが、"淫ら"という言葉だけでは到底包み込めない、切ないような懐かしいような心にくるものを孕んでいる、私の大好きな一作です。
生物学的に男女を比べた際、パワーや自己顕示欲というものは男性が勝るとされていますが、母性を前にし性欲を支配された男性はこれほどまでにか弱い生物へと成り下がるのかと認めざるを得ない構図が見て取れました。
今作の目玉であろう11ページからの作品では、女性側が100%"攻め"に徹していて、淫らな御言葉や焦らしが読者のマゾ性質を引き出す絶大なトリガーとなっています。
展開を変に弄らずに"逆転なし"とした作者さんに脱帽です。
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"高嶺の花、紅一点で世渡り上手"と思春期の男の理想を具現化したような後輩ちゃんと冴えない男のストーリー。
男側のアタックがガツガツし過ぎてムードもへったくれも無いところが少し可笑しかったですが、"分からせる"といった野蛮的になってもいささか仕方のないテーマなので演出の一つとして楽しみました。
購入の決め手になった絵柄は、少女の〇さを保ちつつR18漫画の核である艶かしさもきちんと表現されていて萌えっ気が存分に感じられるもので、有意義な夜を過ごすための一品になりました。
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"蹂躙"という言葉がこれほどまでに適当な、そして読んでいて胸が痛むというよりは、もっとやれ…と攻め側に加担してしまいそうなほど惹き込まれる"人の上に立ちたい"という人間の本能をくすぐる作品でした。
受けの女の子も非常に艶かしい表情や台詞で、読者側の闘争心と性の欲求を駆り立てる文句なしの働きを魅せてくれ、販売数の多さにも納得です。
今後の作品にも期待しています。
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美人でクールでツンツンしている少し取っ付きにくい後輩の女の子ですが、酔った勢いで主人公への好意を吐露しつつ、これでもかというほどデレていく様が秀逸です。
かといってデレ一直線かと言われればそうでもなく、職場での"攻め"としての立場を残しつつ主導権を握っている状況や言葉でも淫らにを悦ばせてくれる、いわば男性が一度は所望する"クーデレ美人巨乳後輩"です。
絵柄が好みなので他作品も拝読しようと思います。
森に迷い込んだ小鹿ちゃんが罠に掛かるがごとく、なにがなんだかわからないまま凌辱される初な少女の表現が素晴らしかったです。
絵柄も年相応の"女の子"と呼ぶにふさわしい萌えっ気が満載で、思春期の淡い雰囲気が出ていました。
初めての快楽に抗う理性と受け入れてしまいたい本能の葛藤の様子は胸が高鳴りました。
他の作品も人気があるようなので、是非手を伸ばしてみようと思います。