Liste des critiques de 熱心なベテラン

短編集ですが添い寝、朝チュン、無理矢理→ハピエンなどハートフルな3作品でした。
タイトルもなるほど、となる作品だし最後の入江の人魚は無理矢理と言っても思春期の迷走のような感じからしっかり成長して最後のオチでクスッとしながら読み終えられます。

初単行本なのかまだ線が硬いですが雰囲気や展開は柔らかいので他の作品も読んでみようと思いました。

不倫BLというんでしょうかね、不貞行為が地雷な方は読まないほうが良いです。
1巻は浮かれ始めな雰囲気なので引く人は引くというか。

この1巻だけだと始まったばかりでどこを着地にするのかによって評価が大きく変わりそうな感じです。
冒頭では後背位で激しく致してそうな雰囲気でしたが、1巻の時点では触りあって兜合わせかなぁ?という感じ。
なんなら1巻は出会い編なので後半までは普通の漫画。
そして個性的な絵なので好みも分かれそうなのでサンプル必読です。

ちなみに不倫も背徳感から激しく燃える!!みたいな展開ではなく、よくありそうなジワジワ系というか。

5年近くセックスレスで新婚だけど男女というより親友同士!みたいな夫婦で、妻は性行為かあまり好きじゃないけど夫はキスくらいはしたいよー、人肌恋しいよーという既に価値観の相違がある状態。
そして攻めの吉田さんは明人(受け)の事を好きになり始めている。
そんな夫婦関係の中で愛情いっぱいに触れられちゃって、無かったことにしなくても良いよとか言っちゃうし、翌日の職場で「キスマークは妻に見られたら困るから服の下とかなら歓迎」みたいな、浮かれてるなぁ…というところで1巻終わり。
最後の方に登場人物などこれから出てくる?キャラもチラッといるので続きがいろんな意味で気になる作品です。

笑えるしキュンだし元気を分けてもらえます。
高校時代の恋愛を拗らせに拗らせ清いままの高嶺。
そして高校時代の恋愛を拗らせに拗らせて高嶺のアカウントを10年チェックし続けたネトストの理久。
恐らくこの二人だけだと一生ジレもだしているんじゃないか?という状況に(結果的に)何度も救いの手を差し伸べているとても頼もしい味方の本宮さん(笑)

何だかんだ二人とも再会してから成長しあってる雰囲気が良いです。

そして寝癖がとんでもないけどちょい役なのに物凄い濃い存在感を出し、ワイルド系イケメンとして紹介されたド天然の越地さん×本宮さんのスピンオフも是非読みたい。

笑いとキュンが半々、そしてエロもあるのに成立している
ジレもだ感が良いです。
だいたいのBLは付き合うまでとその後が描き下ろしにあって「ふたりは幸せに暮らしました」みたいな終わりが多い中、付き合い始めてからスタートのDDBL。

世間で言う普通ではなく、二人の普通を楽しんでいくカプ。
いまいちキメきれない攻めも、素直になり切れない受けも萌える。

サンプル見て絵に抵抗無ければぜひオススメの1冊です。

「はじまりはさよなら」のスピンオフです。
そしてその前作を読んでいる前提のストーリー展開のため、前作を読んでいないと話が飛んだりするのでご注意を。

作中明記はされていませんが、
人の生気を吸って永遠の時を生きている種族(淫魔的な)のレイ。
パトロンについてクルーズ旅行に来たものの、パトロンともそろそろ終わりだなぁ、な状況で喧嘩をしてしまい、そこにユウトが助けてくれます。
そんな出会いからユウトに誘われて飼われて居ましたが、ユウトの旧友でホテルオーナーの翔と会うことになりついていくとそこに仲間が!(翔とケイ編が、はじまりはさよならです。)

という感じなのでケイとのやり取りは前作を読んでね!と言う感じでモノローグで飛ばされているので展開はあっという間です。

サクサク話が進んでほしい方にはオススメです。

表題作(3話)と前後編が3作品、最後に3話の短編集のような豪華版です。
前から5作品は受けがツンツンしているのでつん受けが好きな方は豪華版をおすすめします。
各タイトルと内容や結末に若干差異がある気がするので、ハッピーエンド主義な方、二人が幸せならOKです!な方は気にならないかも知れません。
最後の「教師が…」は受けが大人しくて諦め体質というか、儚い雰囲気もあって個人的には別で買っても良かったなと思いました。

商業読み切り作品読んだかな?と思うレベルで良いまとまり方してます。

そしてつくもんの健気っぷりも可愛いし、雄大(攻め)が道具なら激しめが好きだけど、人相手はラブあまが好きってところにスパダリみを感じる。

もちろんエロメインですが、エロよりも話の展開やストーリーを重視したい方にもオススメです。

他の作品も見てみようと思いました。

単行本で言う導入部分な感じです。
本番はないですが精子提供という目的もあって展開もいい感じ。
そしてクール系美人な攻めとの邂逅…
チョロくてアホなだけあって「オレ才能ある?」とポジティブに捉えるシーンは笑えます。
寝てる間の浣腸シーンとかがあったら☆5だったなぁと個人的な願望が入ってしまいます。

指でお尻開発のオマケ(1ページ)があるので1日目はこれで終了な感じでしょうか。2日目、3日目と、続きでこのちょろい受けがドンドン開発される過程が見てみたい(笑)
続きモノならぜひオススメです。

無自覚攻め(であって欲しい)×一途な健気受けの、振られた先輩が慰めてもらいに後輩の家に会いに行くんですが、まだ真っ暗ななトンネルの中って感じの話です。
切ないエロと萌えがギュッと詰まってて片想いの切なさを摂取できる。

続編で攻め目線からの当て馬鉢合わせして自覚後ハピエンとかがあったら是非読みたくなる作品です。

BSSな「いたいのはこころです」やハピエンだけど解釈によってはメリバともとれる「零れ落ちる白い華」など、古のBLというか成人向けというか、エロというよりもポルノというか。
ただエロいだけじゃないのは確かです。
別作品も読んだことがありますが、この作家さんは「好き」とか「愛してる」という言葉を使わないので、受けが「もっと」という場面がよりエモく見えるのかも知れません。
今作はそれが一層濃い印象があります。

絵柄は青年向け漫画の用な感じなので好みは別れるかもしれませんが、耽美な話が好きな方、古のBL作品に回帰したい方にはぜひオススメです。