さいの目さんのレビュー一覧
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投稿数ランキング | 83位 | (総レビュー数:137件) |
2023年12月11日
義妹物の13冊目の単行本になるそうです。
自分としては志乃武先生の本は初めてになります。
大きく分けて三つのお話に分けられますが、
どれも繋がりが無いので、単体として楽しむ事が
出来ます。割りとノーマルな単話と、ぶっ飛んだ
中編二話。ぶっ飛んでいるので、好みは分かれる
と思います。義兄を調教する義妹の話と異世界から
来る義姉にも義妹にもなるサキュバスと猫耳有する
獣人の話。どれかの単語に引っ掛かりを覚えたら
満足出来るのでは無いかと思います。
2023年12月01日
タイトルに「びっちーず」とあったり、
表紙にキャラが二人いるので、この二人が
びっちーずなのかと思うかもしれませんが
それはありませんでした。ビッチと言うと
乱交を思い浮かべる方もいるかと思いますが、
この単行本に収録されている話の多くは
パートナーとの行為を描いた物で、個人的には
ビッチ感をあまり感じることが出来ませんでした。
複数人での行為を描いた物もありますが、
汚ヤジとのカラミでしたので人を選びます。
書名で損をしている気がします。
2023年12月01日
くまのとおる先生、四冊目となる単行本も
初期の頃から変わらず、女性側が積極的な
物語が多く、とは言えごく自然な流れで進行
するので素直に受け止められます。
自然な感じと言うと、年末年始とバレンタインを
過ごす、少々口の荒い彼女と飄々と受け流す彼氏の
カップルの物語がそれを極めた感があります。
事前、事中、事後の会話の流れが完璧です。
この先もなんだかんだで上手くやっていくの
だろうな、と思わさせてくれます。
今回も、くまの先生が紡ぎ出す物語の幸福感に
浸って下さい。
2023年11月30日
くまのとおる先生、三冊目の単行本です。
行為に至るまでの過程がごく自然過ぎて、
女性が枕をクッション代わりにしている描写や
男性がゴムを付けるのを暗示するコマなど、
自然な描写に更に磨きが掛かっています。
今回の単行本の中で目を引いたのは、最初の行為に
失敗してしまった若いカップルの物語です。
モノローグで付き合ってから3年で初めての
行為に及んだが…と始まるのですが、この3年と
いう時間の経過が成年コミックにありがちな
出会って即行為!とは違い、物語に深みを与える
良いエッセンスになっています。そして読者に
感情移入させる力を持ったパワーワードに
なっていて、それを自然に描ける先生の力量たるや
と舌を巻きました。
静かな甘い物語がお好みでしたら必ず肌に合うと
思います。
2023年11月29日
ビッチ校生を描いたらピカ一のたまごろー先生の
三冊目になる単行本です。一冊目や二冊目に出て
きたキャラが再び登場したり、数話をかけて展開
する物語など、やっていることはビッチそのもの
であるけれど、そこに説得力が付随し、一冊目に
あったただひたすらな淫乱で猥雑な感じが影を潜め
ている印象を受けました。
個人的嗜好に他ならないのですが、この変化は
大歓迎です。数話をかける事によりキャラへの
理解が深まり、感情移入が出来る様になります。
ひょっとしたら、オジサンに優しいビッチギャルも
いるのでは無かろうかと。
進化し続けるたまごろー先生のビッチ表現が
この先どうなって行くのか楽しみです。
……ところで、きららちゃんはバレー部を
辞めてしまったんでしょうかね??
2023年11月29日
女性がほんの少し積極的なお話を得意とする
くまのとおる先生の二冊目の単行本です。
安心の安定感でした。
中でも目を引いたのは「トクベツな私」でした。
ほぼ彼女になるキャラの独白で構成されている
話で、くまのとおる先生には珍しく男子キャラが
リードを取り行為に及ぶのですが、成年コミックに
ありがちなオーバーな表現は一切なく、リアリティ
を持って進んでいく前向きな物語で、こういう表現も
出来るんだ、と目から鱗が落ちる感じでした。
他に収録されている話も静かに話が進んでいく
タイプの物がほとんどなのですが、二編ほど
どうしたんだ、先生!と思ってしまった話が
ありました。しかしそれが全くマイナスにならず、
良いスパイスとして機能していて、実力の高さを
伺うことが出来るかと思います。
2023年11月27日
ビッチと設定するだけで、次のページから
即カラませることが出来るのかと思わされます。
成年コミックの中には、その行為に至るまでの
機微や行動に重きを置くものもありますが、
とりあえずそんなモノは置いといて、キャラ達の
乱れっぷりを堪能しやがれ!と言われてるが如く、
今回の収録作もあらゆるキャラが乱れまくります。
たまごろー先生の二冊目の単行本になります。
ビッチ度で言うと前作よりも少々落ち着いた感は
ありますが、連作だったり、男性キャラの
モノローグがついたり、物語の見せ方に関しては
かなりパワーアップされてる印象を受けました。
たまごろー先生特有のマシュマロ感ある
女性キャラが大いに乱れまくる、色んな意味で
納得の一冊になっています。
2023年11月27日
20ページ弱の限られた中で、成年コミックで
ある事を考えると、構成はテンプレート的に
なってしまうのは致し方のないこと。
なのですが、くまのとおる先生は初の単行本
であるにも関わらず、様々なシチュエーションを
もって、飽きること無くしかもどの話も
ハッビーエンドになっており、読者に幸福感を
与えてくれる構成力の妙を見せてくれます。
特段突き抜けていたり、どんでん返しが炸裂する、
等の事は無く、成年コミックのテンプレートに
沿って話は進んで行くのですが、丁寧に進んで
いくお話や先生の絵柄により、安定感が抜群で、
「お前ら、幸せになりやがれ!」と感情移入
出来る事請け合いです。
2023年11月27日
後腐れも何もなく、ただひたすらセックスに
興ずるヒロイン達のオンパレードでした。
タイトルに冠するベリービッチの文言に嘘偽り
ありません。また複数人でのプレイが多く、
画面の密度が非常に濃いものになっています。
それなのにとても見やすいのは、たまごろー
先生の画力、構成力のたまものだと感じました。
残念ながら成年コミックにある「情緒」は
どこか置き去りになっていますが、「ノリ」と
「勢い」は十二分ですので、ヒロイン達の
乱れっぷりを流れに任せて堪能するのが
正しい読み方なのかもしれません。
きょくちょ先生の三冊目になる単行本の
全話下描き付き特装版になります。
なので通常版よりは少々値段が高いですが、
滅多に見ることが出来ないマンガの下描きが
見られるのですから満足度は高いです。
こういう制作過程に興味がある読者なら、
迷わずこちらを購入される事をオススメします。
当たり前なのですが、下描きの段階で十分エロく、
完成された原稿は更にエロくなっているという。
これがプロの仕事なんだと思わずにいられません。
内容についてですが、前作から登場するキャラや
初登場するキャラもいます。そのどのキャラも
本当に柔らかそうで、見ているだけなのに、なぜ
二次元のキャラの柔らかな「感触」を感じることが
出来るんだ、と少々衝撃を受けてしまいました。
感覚がバグってしまったのか?と。
柔らかさの表現に更に磨きが掛かっている
きょくちょ先生から今後も目を離すことは
出来ません。