รายการรีวิวทั้งหมดของ あるて。

痩せてて筋肉質で貧乳で男と間違えるようなハスキーボイスで豪快な女性…今の自分にとってどストライクなキャラの一つです(他にも幾つかストライクゾーンがあるのですが)。
相棒から男だと思われてたのが女だと分かって相棒の方が興奮して最初恥じらうんだけどそれをどうってことないといなしてしまう豪胆さも、すごい好き。
そして、サカッていく流れにつながる辺り含めて、もう、完璧すぎて…。

一生そばに置いておきたいので紙まで買うという暴挙に出させてしまった。そういう大好きな一冊です。

ふたなり物の巨匠?ラヂヲヘッド氏がメインの一冊。

とにかく、いろんな事を抜きにして、わ○モテ同人作品でも思ってることなんですけど、原作の読み込みっぷりと消化しぶりが半端ないです。
そして、それを爆笑できるようなどエロ快楽堕ちやなんやのラヂヲヘッドワールドとして再構成してしまった上で、最早原作世界とふたなり世界の境界線をなくしてしまうような、熟練の技。おそるべし。

※このくらいなら、ネタバレ扱いにしないでもいいと思うのですがどうでしょうね?

完璧超人の男性に前から惚れてるヤリマン女子(しかし、いくらセックスしても満たされることがなかった)が、勢いで告って受け止めてもらえて、セックスしたら凄く良くてお付き合いを始めていく中で、完璧超人の男性の本当の姿・裸の自分をお互いに曝け出し合うことで、本当の自分を見つけ出して愛を育むお話。

今まで何人もの男と寝てきたけど、身体も心も満たされる事がない主人公が、前から好きだったピアニストが社会人入学してきてそばに来たので接近して、告ってすぐにセックスしようとしたけども…相手は「完璧超人」なのに、シチュエーションプレイでしか勃たなくなってる・イケなくなってると言われて、それに対して一切臆することなく応じるのは、恋は盲目ではあるんだけど、それだけ直感が凄く働いてこの男のために頑張ろうってなってる主人公も、健気どころか凄く格好良くて、惚れます。

そして、シチュエーションプレイを繰り返す中でお互いを少しづつ曝け出し、水が沢山入ってパンパンになり破裂するかのように全てを告白する「完璧超人」と、それを完全に癒やして裸の自分によって受け止めて「完璧超人」を心まですっぱだかにしてしまう流れが、素晴らしい。尊すぎる。

長編だけど、それに相応しいくらいに濃密な「愛の育み」を見せて頂きました。
読んだ後、「この二人が永遠に幸せにやってほしい」という爽やかな読後感を持ちました。

お気に入りの裏アカ女子が、実は自分の部活の部長だったら…と言うお話なんだけど、裏アカ女子な部長さんが、もう、どうしょうもないところまでドスケベ妄想こじらせてて、こんなのいねー。とこういうのたまにいるよね。の境界線上の微妙なラインを突いてきてる「こじらせ方」してて、すごくよきかなでした。

リアルなセックスとかしたことがなかったんでエロをこじらせまくってる部長さんが、近くの誰かに身バレして襲ってほしくて裏アカ女子してた。とか、もう、むちゃくちゃっちゃむちゃくちゃなんだけど、たまにいそうだよなぁ…とか、色々人間観察してたの振り返って思ってしまうくらいには、微妙なリアリティがあるキャラ作りが素晴らしかったです。

そして、まぁ、オチはあっさりしてる気がしなくもないですが、でも、この後二人がどう「成長」してくんだろうか?とか色々考えが捗る終わり方でもあるんで、良かったです。

とあのことを小学生の頃から気になり恋心が目覚め、中学生で恋心が発展し、とあが間違えてお酒のんで寝込んだ時に衝動的に襲いかけ、卒業式でとあが告白された後に睡眠薬使って強引に犯し始めて、最早暴走して行くみうの恋心。
って、あらすじとしてまとめて書いてみると、前半十数ページのいかにも少女漫画チックな純愛路線から、どんどんどす黒くなっていくみうの欲望。と言う部分で、最早ホラーにすら感じてくるんですよね。

元々、とあもみうの事を大好きだから、卒業式の直後に睡眠薬でねこまされてる間に処女を奪われた事自体、薄々感づいてても自分の中に抑え込んでおいて、それでもみうと付き合い続けてたのでしょうけど…純愛とかそういうのではなく、いつ壊れてしまってもおかしくない、(日本的なのではなく西洋菓子の方の)透明な飴細工のような、ガラスよりも脆くて危うい「愛情関係」なのだなぁ。と思いました。

この二人、どこかで一度は破綻しないととんでもない結末になっていきそうな危うさというか「闇」を二人ともそれぞれ深刻に抱えてる感じするんで、次のお話にも期待してます。

どっちかが調教される作品って、大抵、受けと攻めが固定しちゃってるじゃないですか。
AVでも漫画でも、どこかに投稿されるような素人動画でも。

でも、今作品、アナル調教されてる男性が、仕事中プラグ入れられて帰宅した後、調教してる女性に煽られたら限界超えて襲っちゃって、受けと攻めがぐちゃぐちゃに入れ替わるんですよね。
そこに漂って溜まりに溜まってるエロス、二人の関係性がドンドン濃密になっていく様、本当に、すごい。

こういう風な関係で自分もやれたらなぁ…というくらい羨ましいしお互いに愛し合って慈しみ合う中に、自然に調教が入ってると言うのが、本当に「そこからしか取れない養分がある」。

それに、セリフの一つ一つがウイットとユーモアに富んでるし、ちょっと、永野のりこの「GOD SAVE THEすげこまくん」みもあったりして、そういう辺り全部含め凄くいい。

この二人の出産や子育てを描いた作品もあるので、そちらもおすすめですし、出来たら、続編的な感じで、子供が小学校に入った辺りとか中学校の辺りとか…二人が歳を重ねて少しづつ老いていく中で関係を深めたり新しい境地を開いたりするのを見続けたいなと、希望します!

仕事中に派手にやらかしちゃったレヴ○へのおしおきで、姉御がレヴ○にで直腸に袋詰めにしたお薬を運ばせるのですが…と言うお話。

街中を歩いてブツを運ぶ、ボテ腹レヴ○の悶えぶりにロッ○の理性が弾け飛んでしまってビル陰で後ろから犯すし、運んだ先に着いたら着いたで、いきなしSMショーに参加させられるし(それも、ブツを引き渡す前に)、お客さんたちにまわされるしで…

でも、レヴ○もロッ○も愛が却って深まってるし、そもそもこの「おしおき」自体が半分茶番だったと最後にはっきりわかって、おいっ!!とツッコミました。いい意味で。

ヤ○トになんであんな人数が乗ってるのか?と言うのは、「2199」でのツッコミどころの一つだったのですが、船内で子作りが暗黙で推奨されてる。というこの二次創作での設定、本家の裏設定で本当にありそうだよねー。って思いながら楽しんで読みました。

そして、2199の最後の方で妊娠したことが描かれてた真琴と加藤のプレイを中心にねっとりねっちょり描かれていきますが、これもまた本当に読んでて楽しくなる。

ただ、古代と雪のプレイは、ちょっと収まりが悪かったなぁと思いました。取ってつけたような感じが強かった。

売り出された直後、5ちゃ○ねるの某嫌儲板に宣伝スレが投下されて、なにこれ!?ってちょっとだけ騒ぎになってからずっと気になってましたが、やっと買えました。

ネタバレしちゃうのは惜しいので、是非読んでみてほしいのですが、主人公が単にわんちゃんとやっちゃうだけじゃなくて、わんちゃんと主人公がやっちゃうに至る過程をものすごく繊細に・細やかに、そしてリリカルに?描いてるのが素晴らしい。

そして、そのわんちゃんが色んな意味で重要な役割になってて、最後落ち着くところに落ち着いていく感じの心地よさと、でも、これで本当にいいのか?という納まりの悪さとを一緒に感じて、微妙な読後感を持ちました。

でも、わんちゃんと結ばれたりとか破滅したりとか、そういうのでは全く無いし、その心地よさと納まりの悪さがセットになってると言う部分、私が期待してた感覚でもあったので。

シチュエーションがシチュエーションなので読むのを迷われてる方、騙されたと思って読んでみてください。

陰キャっぽいおさななじみ女の子が水泳の授業サボってたらとうとう強制参加させられることになってムダ毛どうしようと水着着ながら鏡を見て悩んでる所に、運悪く男の子が来た。

結局お悩み相談からの煽りあいで、お風呂で女の子の下の毛と腋毛を処理する羽目になる男の子の、本当は彼女とセックスやりたいけど我慢しなきゃ我慢しなきゃ。って葛藤が凄くいい。

そして、二人の間の会話が凄くテンポよくて引き込まれますね。

最終的に、二人とも好きあってたから我慢してたのを超えて、中に入れないまでも脇ズリ・ぶっかけでやっちゃうんですけど、もうね、その溜まりに溜まってきてた想いと気持ちのぶつけ合いが素晴らしくてね…挿入ないのに。

挿入になる前に親バレするけど「節度を持ったお付き合いをしなさい」ってお説教喰らってどうやら、親公認のカップルになれたっぽいと言うオチも、凄く良かったです。