Liste des critiques de 青眼

好きな作家さんのサークル立ち上げ作品ということで楽しみにしていました。
しかもキャストは茶介さん。期待しないほうが無理というもの。

タイトル通り、デリヘル呼んだら淫魔の柚原さんが来てくれます。
ヒロインが明日用事があるのでもう寝たいと言えば、めちゃくちゃ消化不良でもその意思を尊重して切り上げてくれる、良い意味で業務に徹してくれます。
しかしアラームに負ける淫魔ってなかなかのインパクト(笑)

と思ったら柚原さん…意外とヒロインにずっぷり沼ってます。
言外に寂しいと不満そうにしたり、前みたいにスマートにいかないとか態度と言葉でハッキリ示してくれて心臓掴まれました。
やってることはすっっっごいえろいのに可愛さが限界突破。
縋るように懇願されたり、かと思えばよしよしされたり可愛いままなのに振り幅半端ねぇです。

茶介さんといえば『ん?』が凄まじい破壊力を持つことで知られていますが今回新たに代名詞として加えたくなったのが
『えい』
精子を奥に押し込む時に言うんですが。
え?えい?……えいって言った!?
時が止まったかと思う衝撃が走りました。
他にも『しもしもー』とか『クーリングオフ制度なんてないからね』とか好きな言葉はあるんですけど、やっぱり今作のベストオブ台詞は『えい』を推したいです(異論は認める)

人によっては引っかかるだろう箇所がひとつ。
これからもヒロイン以外ともセックスすると明言されてるところ。
作中でも説明してくれてますが淫魔にとってセックスは食事と同義。
人外の価値観を違和感なく受け入れられる人向け!
淫魔をして、前代未聞の性豪と言わしめるヒロインはさして疑問も持たず当然のように受け入れます。
もはやヒロインが人外説ある。

淫魔ものなのでエロ特化かと思いきや会話劇が面白くて引き込まれました!
それはそうとめちゃくちゃエロいので勿論そっち目的の人も是非。
素敵な作品をありがとうございました!

シェアハウスの管理人募集に応募したヒロイン。
オーナーである大学生兼社長のインフルエンサー(盛りすぎ設定)の藤村彩人さんに当然のように薬を盛られサクッといただかれます。
弟の瑠衣くんも途中参戦。
初日から流れるような3Pで振り落とされないように必死でした。

後日瑠衣くんにもがっつり抱かれて画像で報告された彩人さん。
思ってる倍くらい動揺して追い詰めてきてちょっとビックリしました。
玄関での行為は配達員に絶対バレてるので気まずいけど荷物は受け取ろう。
…結局受け取らずに帰っちゃったので再配達はこれからの時代有料にすべきですね。
他の男に触れられたのを消毒って表現はよく聞くけどお清めってなかなか無いので面白かったです。除霊かな(笑)

ヒロインに選ばれなかった方が出ていく少年漫画的展開は王道にしてベスト。
2人に耳元で『好きだよ』はあまりに良すぎて脳がフリーズしました。
愛され3Pで得られた栄養で明日も仕事頑張れます。
ありがとうございます。

彩人さんは実は甘いものが好きだったり、必死に縋ってきたり冒頭のイメージからかなり印象が変わった人でした。嫉妬深く激重執着の縋る男こそ至高。
キラキラのインフルエンサーとのギャップ狙いだとしたら策士もいいとこだけどどっちかな。
…天然の方がより質が悪いので結局同じですね!
個別ルート12:18の『いいよ』の言い方が可愛すぎて永遠リピ決定。あざと可愛い。

瑠衣くん、裸エプロンをチョイスするところがかなりの剛の者。
しかも朝ご飯よりヒロインほしいって…ダウナー系Z世代を装っていますが発想が昭和から平成初期感あります。
野菜を入れたら浮気発言は誰でも笑うからやめてください。
瑠衣くんも彩人さんと遜色ないくらいにヒロインに執着してるのとても良き。
掠れる声がエロすぎ。
でもやっぱり最後まで発言が昭和センスw
こっちも別の意味のギャップ。やはり兄弟。

素敵な作品でこのダブルキャスト。最高でした!

淡々とした語り口調と、できないことはできないと言い切るところになんとなくZ世代感ある車掌さん。
見た目も黒髪で前髪長め…異世界転生系主人公のようです。
異界に迷い込んだヒロインの質問に全部応えてくれるし入っちゃいけない森の存在も教えてくれる優しさに思わずニッコリ。

自棄になって森に入って案の定捉まって犯されてるヒロイン。
心配になってきてくれた車掌さんの面倒見の良さはZ世代どころか昭和です。昭和あんまり知りませんけど(話し方うつった)
木に犯されてるところを実況されるのは口調も相まって大変シュール。
助けてと頼んだらホントに助けてくれるし、しかも一瞬で木を倒してるので怪異としての強さがレベチ。
でもヒロイン、何でもするから助けて!はあまりにもテンプレ過ぎる(笑)

テンションが淡白で全然乱高下しないだけで、興奮してチンもイライラするしちゃんと気持ち良いって言ってくれます。
しかも意外と早漏気味なのが可愛い。早漏絶倫はフィクションにて最強!
私が浅学なだけかもしれませんが、ピストン時に喘がずに息だけなの珍しい気がしてリアル感にめちゃくちゃドキドキしました。

キスハメが好きそうだと察して手も握ってしてくれる。
抜かず6発のノルマをクリアできなくても頑張っていた過程を評価してくれる。
ヤリ捨てしない。
自分のことも話してくれる。
過去に何人か元の世界に戻してあげている。
ずっと一緒にいてくれる。
…えーと。これはもうスパダリですね。スパダリオブスパダリ。
ヒロインにだけ優しいのも好きなんですが、個人的には他人にも優しい人が性癖にぶっ刺さるのでホント最高です。

この異界で車掌さんをしている理由が、本当に誤って来てしまった人を帰してあげるためだったら泣く。
帰りたくないヒロインと車掌さんはずっと一緒だから寂しくないです。
異界エンドなのにどこか温かくなるお話でした。
途中異種姦あるのでそれだけ注意!
ありがとうございました!

鑑崎満くん、コンビニで向き合ってた時はオドオドしてたのに、不意打ちして縛ってからはものすごい態度も大きくなって口がよく回る。
ゴムの用途を言っても全然信じないし、事実じゃなくて自分の信じたいものだけ信じるタイプな気がします。
潮に対しての認識もまさにそんな感じ。
なんとなくネットで煽り合いとかしてそう。

首絞めの際は音が遠くなる珍しい演出があります。
絞めて緩めてを繰り返してなかなかハード。
バイブより自分の方がいいよね、とか、ヒロインが気絶した理由を首絞めによる失神とは微塵も考えないところ…すごく自己評価が高くて(・∀・)ｲｲﾈ!!

ハサミがどこにあるか分からなくて家引っかき回す探し物不慣れなところはちょっとかわいいです。が。
ん!?ちょっとちょっと全部ゴミに出すって…そんな。
絶対ちゃんと分別してないですよね。せめて可燃ごみと不燃ごみとプラは分けてほしいです。そういうとこやぞ。
怠ると自治体によっては持っていってくれないから重要事項です。

そこまで強くもないけど怒鳴りがあったり乱暴したりで激しかったのでハニー呼びが意外過ぎて思わず10秒バックしました。
そう呼ぶならもう少しハニーらしく扱ってくれても…

実家が太く山奥の地下室付きの家を持っていて、既に両親が他界している。
ここまで手札が揃ってるのでまぁやりたい放題です。
鑑崎くんの言うように、何かが違っていたらこの状況になってないのでヒロインはホントに運が悪い。
コンビニでもう少し普通に声をかけて距離を詰めていけばいい出会いになっていったかもしれないけれど。
それができたら最初からやってるので、ヒロインはどうあがいても詰みです。強く生きて。

作品としては短めに収まってるのでサクッと絶望を味わいたい時にぴったり。
怒鳴り、殺す発言、首絞め、緊縛などなどバイオレンス要素が沢山ありますので苦手な方は注意です。
ありがとうございました!

まず冒頭から紙を捲る音、ペンを走らせる音が聴けます。
これがすごく心地良い音でした。
ペーパーノイズはそこそこの頻度でお目にかかれるんですがペンは結構珍しくてASMR好きとしてはありがたかったです。

ヒロインちゃんが来年大学生ということですが、性知識が保健体育オンリーな女の子。
とは言ってもこの年齢で精子と卵子はどうやって繋がるかを知らないのは大問題だと…。受粉とかで止まってそうです。
まぁそれも幼馴染のお兄ちゃんのケイくんが、自分にとって不都合な知識を得るのを阻害してそうな感じですね。

赤ちゃんがどうやって出来るのか聞いただけなのにいつの間にかがっつり実践に誘導されてるし、あれよあれよと言う間に事が進められていきます。
あまりにもスルスル流されていくのでおそらくずっとこんな感じだったんでしょう。

『待って?待てないよ、どうしたの』が面白い。
聞いてくれるのか聞いてくれないのかどっちなんだい!(聞きません)
ケイくんこんなやり取りがとにかく多いです。
ヒロインの要望は全て諭すように退けて自分のやりたいようにコントロールしてます。とんでもねぇ男だ。
イクことを『大好き』って教え込んでるあたりガチのマインドコントロール感あります。
クリトリスも正確に教えないし潮吹きもおもらしと言ってるところに、大人になったねと言いつつ自立を阻んで自分の管理下に置いておきたいという意志を感じるような。
しかも生理周期をかなり正確に把握してるし…
こんな幼馴染がいたら無知になるのも無理はないんですが。
それでもピル飲んでるのに『赤ちゃんやだ』はアカンすよ。
保健体育の範囲なのでもうちょっと頑張りましょう。

久しぶりにとんでもない調教ものを浴びました!
ありがとうございました!

ヒロインの父である当主が亡くなったことで、従順だった執事に襲われる本作。
本性を現した、といっても何故こんなことをするのかの説明をかなりしっかりしてくれますし、若干無理のある設定な気もしますが一応筋は通ってるので紳士的と言っても差し支えないです。

開幕からお嬢様が『おぞぉthまぁ』に聴こえて強制的に笑顔にされ。
キモ太郎さんの圧巻の舐め技は今作でも健在ですが、アバババババ言いながら舐めるシーンはとにかく笑えます。
絶えず笑顔にさせてくれるキモ太郎さんに感謝したくなります。

無理矢理ではあるんですけど、いつも通りヒロインの容姿をめちゃくちゃ褒めてくれるしなんと愛液まで褒め倒してくれます。もちろん怒鳴りなんてないし基本の挨拶はきっちりです。
キモ隣人の時には無かった口内射精からのごっくんあるので苦手な方は注意。

ラストに語られるそこそこ込み入った過去話からの告白は感動します。ヒロインのための並々ならぬ努力が涙を誘います。これぞ純愛。
ありがとうございました!

PS.キモ太郎さんの『先代』が仙台のイントネーションなのがちょっと面白かったです。
またひとつ詳しくなれました。

オススメしてもらって聴きました。
タイトルから本当の神様かと思いましたが、神様として崇められている孤独な人間の男の子のお話でした。

田舎の定義は人によって様々ですが、旭くんとヒロインの住む村は時が止まっていると言わしめるくらいにはガチめな田舎です。
ヒロインは大学進学のために上京します。
その時に旭くんがお手製の御守りをくれるのですが。
元オカルトスレの住人だったのでこれがもう絶対良いものじゃないのが分かってゾワゾワしました。
結果は案の定です。

旭くん、村も村の人のこともかなり嫌悪しているようですが全て捨てて離れることはおそらく選択肢にもなかったのかなぁと感じました。
この辺が複雑な感情なのかな、と。
村人を利用して自分の都合の良いように動かすのは一見物凄く悪く見えますが、そもそもが旭くんを崇めて縋る対象として見て、対等な人間として接してないのでこうなるのも必然だったのかもしれないです。
両親を失って独りでこの状態…察するに余りあります。
『寂しくないようにずっと一緒にいる』という幼い頃の言葉がずっと救いだった旭くんと、それはもう遠い思い出になっているヒロイン。2人の認識の乖離が悲しい。
しかも他所から来た男によって反故にされるわけで。
愛憎渦巻くのも無理はないってもんです。

好きになっちゃってごめん、はさらに悲しい。
でも苦悩し葛藤し苦しむ男が大好物なので性癖にクリティカルヒットしました。どうもありがとうございます。

湯町さん、はじめましてだったんですが急に温度を失くす演技がとにかく素晴らしかったです。背筋凍りました。

過疎化が進む田舎の、どこか物悲しいノスタルジックな雰囲気が全体に出ていて情景が目に浮かんでとても良かったです。
ありがとうございました!

演者である彩さんが、以前関西出身なので関西弁の仕事あったらなと仰っていたので遂にキタ!と即購入。

ヒロインは旧家のお嬢様。
佳永ちゃんは年上のお兄さんでヒロインを『いとちゃん』と呼ぶ間柄。
名前かと思って聴いてたんですが概要読んだらお嬢さんの意味でした(笑)
二人称が君、お前、貴方じゃないものの数が少ないので嬉しいです。

ヒロインのことが可愛くて仕方ない物腰柔らかな年上関西弁話者とか普通落ちるに決まってます。
このお話だけだと婚約者のいいところが全く無いから余計に。
旧家というだけあって時代錯誤で、実際佳永ちゃんも怒ってくれてますが跡継ぎを産むのが必須ならブライダルチェックは自然なのかな、と。
ただ女だけに受けさせるんじゃなくて婚約者も受けろください。

処女をもらってほしいと請われてる側なのにずっとずーっと最後まで逃げ道を残してくれてるのがホントに…佳永ちゃん、あなたいい男だよ。
『処女卒業おめでとう』を一欠片の煽りもなく言われるのはシチュボでは珍しくて感動しました。

『浮気っていうのは気持ちが浮ついたら』
『身体を張って耐えた』
この辺の言葉なかなかキッツいです。
両親の言う事をずっと真面目に聞いてきたいとちゃんには、この婚約話を突っぱねるという発想もないんでしょうし。
こんな優しい佳永ちゃんにもヒロインに全てを捨てさせることなんて出来ないでしょうし。
だからタイトルが、にばんめ。
イラストの字が滲んでるのは身体を繋げた時に泣いてた涙のせいだったり…?
それとももうずっと前から泣いてたり…?切な過ぎる。
最後までヒロインが悪くない理由を与えて、自分の存在すら逃げ道として残す姿に、優しさを越えた献身を見ました。

切なくしっとり終わった…と思った瞬間にちょっと気の抜けるBGMと共に来襲するフリトのテンションで死ぬほどびっくりしました(n回目)

追記。お店より美味しいわらびもち食べたい。
ありがとうございました!

創世神とのバトルを終え、魔族からの絶大な信頼を利用して盤石な足場を築き上げていく今巻。
人々に魔族を良き隣人として認識してもらうためのミュージカル公演は、一度見てみたいくらいです。チケット当たらないかな。

そして前巻では鳴りを潜めていたピナの顔芸が多くて嬉しかったです。
何もないところからエミを陥れた手腕は見事。
実は本気を出せばかなりすごい人なんじゃないかと思ったり…

レミリアがエミの成長を見守っていたように、今のレミリアの勇姿をエミが見てくれていたらいいな、なんて思いました!
次巻ではどうやってピナ陣営に復讐するのか楽しみです。

予告から楽しみにしていたので上下巻ともに購入しました。
どちらも聴いた上でのレビューです。

死んだ兄の前で行われる情事はインモラル極まりすぎて最高でした。
喪服がえろいのは不謹慎ながら泰隆に完全同意。
浴びせられる罵声はヒロインへのものもあるんですけど、そのほとんどが兄へ向けられています。
ヒロインにとって男性不能のことなど既知なのに殊更強調して言うシーンはそれを象徴しているように思えました。
泰隆は終始苛烈なので勢いに押されてしまいますが、全て劣っていたはずの自分の方が上だと、亡骸にすら言わずにいられない強烈な劣等感を垣間見て、儘ならない悲しさを感じました。

公式ページのプレリュードSSは是非読んでください。
前奏曲の意味そのままの前日譚です。

兄の清流は、弟泰隆の責任もなく奔放に生きていることにコンプレックスを。
泰隆は全てを持っている兄にコンプレックスを持っている。
この2人のお互いへの想いと、ヒロインに対する想いはどっちが大きいんでしょうね。
泰隆は愛より憎しみのほうが大きく、長く続くものだと思っているので…つまりそういうことでしょう。
ヒロインにも憎しみを向けられたがっていますし。

壁の立場でもこの物語を聴くとしばらく色んな思いが悶々としてしまうので、現実にターゲットになってしまったヒロインが惑わされ囚われるのも無理ないです。ドンマイ。

魔羅、ほとはそこまで思わなかったんですが、お実が異様にえろく感じました。
普段使わない淫語って(・∀・)ｲｲﾈ!!

ドロドロの愛憎劇ととんでもない湿度が合わさった素晴らしい作品でした。
これからも何度も聴くと思います。
ありがとうございました!

追記。庭師さんあの場でお茶飲むの気まずかっただろうな。