青眼さんのレビュー一覧

タイトルを勘違いして読んでました!
女性部下の彼氏と主従関係の浮気ものかと思ったら、彼氏が部下なんですね(読解力なし)
いつもは上司であるヒロインと高坂亮くんとの合意の上でのペット関係です。

私は温度差と高低差を愛する淑女なのでがっつり刺さりました!
お耳の恋人さんはこの方向性めちゃくちゃ上手ですよね。
ちょっと弱気で気遣いながら話してたのに週末のご主人様モードになると一気にオラオラ強気で攻めてきます。
そして事が終わるとまた優しい年下男子に戻る…しかもそれが全編に渡って何度かあるので温度差高低差マニアとしてはたまらんかったです。
乱暴な扱いも言葉も全部が全部二人の性癖の合致ゆえなので安心安全。
途中から楽しそうだなおい、と達観して見てました(笑)

普通のセックスをしよう!となって結局全然普通のじゃなくなったあたりはさすが。
お二人共楽しそうで何よりです。
もうずっとこのプレイで行ったらいいんじゃないかな。

最後の台詞。亮くん今でも十分ご主人様レベルと切り替えのレベルが高いのにこれからさらなる進化を予感させますね。
ありがとうございました!

前作のアダムが良すぎてなかなか次に進めなかったのですがようやく聴きました。
どんな悪い皇太子なんだよって思ってたんですが。
愛でした。愛しかなかったです。

魔王打倒の暁には元の世界に帰ることができる。
本当はそんなことはなく聖女であるヒロインは利用されるわけですが、告げなかった皇太子に非が一切ないとは言えません。
けれど実際国の上に立つ者として大局的な視点で見れば、世界を救い得る存在が側にいたら騙して利用するという方法を取るのは酷く自然なことなのかなと思いました。
もちろん他にやり方はなかったのかとか、あそこまで心を通わせたなら1ミクロンくらい示唆してもいいだろ、とかヒロインの視点に立てば色々納得できないことも多いです。
でも王の手の者の監視もありましたしね…
どうにもならないことはどうにもなりません。

事実を明かしてからも、軟禁してからも、全部悪いのは自分だと。恨んでくれて構わない、こっちが勝手に愛するだけ、と総ての業を背負う覚悟に国のトップの器とヒロインへの愛を感じました。

分岐のバドエンは本気でバドエンです。
流れ的にそうなるだろうとは思ってましたが、ヒロインのところに来る前に成し遂げてきた『あること』には驚愕。
ここまでするのね。愛だね。

バドエンは本気でバドエン。
ならばハピエンはそれを超えるハッピーエンドです。
裏切りの皇太子…なるほど。ここにも掛かってくるのかーとすっきりします。
二人でこの間違った世界を正すんですね。
これもまた究極の愛です。

アダムに引き続き大変質の良い壮大な物語でした。
ありがとうございました!

もうイラストからおかしいのです。
新郎の格好をして『はじめまして花嫁さん』と手を取っている男がどうかしてないわけないのです。

ハイスペック御曹司のすべてを以てヒロインは籠絡されるわけですが、言ってることもやってることも何もかもがおかしいのに榊さんの甘い王子様ボイスが脳をバグらせて正しいのだと誤認させてきます。
さすが自身でどうかしている自覚のある男は違います。

奏さん、どうかしてるんですけどサイコとはまた少し違うように感じました。
鍵を渡したのに出て行かなかったヒロインに対しての反応が本当に嬉しそうで、愛故にどうかしてたんだなぁと。

致すところを(元)婚約者の日下部に見せつけたりそこそこ酷いことをしてきますが、こやつがそこまで良い人じゃないので寝取られ苦手な方もわりと抵抗なく受け入れられると思います。
日下部は良い人じゃないですけど良いキャラしてます。
小者感すごくてこの物語の素晴らしいスパイス役を担ってました。
とくに最後の冷静な感じがあたふたしてた時とのギャップあり過ぎで、お前そんな話し方できたんか…と笑いと呆気にとられました。

榊さんといえば唾液腺がカンストしているキス音の貴公子ですが、受けキスでもその能力を遺憾なく発揮していて大変素晴らしかったです。

最初は見知らぬ人だったのにここまで甘いハピエンに持っていける脚本と説得力のある演技。
とても楽しませていただきました。
ありがとうございました!

なんでも完璧な夫の優一さんの妻であるヒロインちゃんは自分に自信がなく、いつも私なんて…と言ってますが。
本当に自信がないのは優一さんだと感じました。
ヒロインちゃんを繋ぎ止めるためにでき得る限りのスパダリやってたのかな、と。
でなければ結婚して5年も夫婦なのに盗聴器をしかけるという手段にはなかなかならないですし。

後輩にまだ迫られたわけでもない、彼氏がいるかを訊ねられた段階でこうなるということは本当に絶妙なバランスで成り立ってた夫婦関係。
本編で均衡が崩れたとは言えないが、少し支点が変わってまた違う絶妙なバランスに変化しました。
再度似たようなことがあったら今度はどうなるのか少し気になります。

めちゃくちゃ不穏なイラストだったので恐る恐る聴いたのですがなんやかんやうまく纏まってたのでよかったです!
ヤンデレとか執着重めのシ彼を相手にするにはヒロインちゃんの広すぎる心と少し鈍い勘が必要なのかなと勝手にプロファイリングしました(笑)
ありがとうございました!

完全に配信日からタイミングを外して聴きました。
すでに沢山のレビューがあるので宣伝にはなりえないですが考えるの楽しかったのでパイ投げのようにぶん投げていきます!

シリーズのあきらくん、を履修済みでしたのでビクビクしながらだったんですが。
初手から乱交パーティー云々言ってるくらいの遊び放題なのに処女のヒロインちゃんの扱いがとっても優しい。
まぁ不法侵入だし脅迫からの強制性交なのは事実ですけど。

そして来ましたひごずいき。
予告が出た時に界隈がにわかにざわついた記憶があります。
山芋と漆でかぶれたことがあるし、そもそもアレルギー体質なので掻痒感の解消に伴う快感はとてつもないくらい共感できました。
痒さを我慢するのはほぼ不可能なのでホントえげつないこと思いつきますよ、かけるくん。
身体さえ堕とせば気持ちはあとからついてくる、という考えはとてもリアリストだなと思いました。事実、ヒロインちゃんは心まで堕ちてないですし。

『おじゃまします』『ご両親』ちゃんとノックする…等々。
良家のボンボンで育ちがいいと言ってもやれば出来るのと自然に出来るかは別だと思うんですよね。
ヒロインちゃんに対しても出来たら褒めるを徹底してるのでそのように育てられてきたのかな。

優秀な遺伝子を沢山残そうとしていた父。愛されない母。弟と、母親違いのきょうだいが複数。
最後に明かされるかけるくんの闇ですね。
序盤のお金『は』持ってるの台詞からも垣間見えてましたね。
父に愛されない母を持ったから、自分は抱いてるときはその子が好きだと錯覚してたのかな。
ステータス度外視で接してくるヒロインちゃんは、かけるくんじゃなくても稀有な存在だと思います。
普通そこまであからさまじゃなくてもかけるくんの持つものを見てしまうのに、ここまでされても堕ちないのはアッパレ。
でもいつか、心が通ったら二人とも幸せになれますね。
そんな日は来ないでしょうけど、少し願っておきます!

カウントダウンボイスからもう面白い。
報酬が振り込みとかポイント払いとか現代風にも限度があるだろって突っ込みながら聴いてました。

身も言動も全てが軽い職業忍者の福太郎くん。
お姫様を拐かそうとして間違えて侍女のヒロインちゃんを連れ去ってしまう話です。生来のうっかり屋さんです。
あー、でもなー、とか言葉ではないつい口にしてしまう感じがとても自然です。
間違いに気付いて愚痴るのも重くないし、なんならすぐジョブチェンジに舵をきるのはもはや才能。
この軽さと緩さが合わさった暖かさに救われます。
なんなら会話をずっと聴いていたい。
軽率に契りたくなります。

そんなうっかり屋で軽い福太郎くんですが、まぁしっかりがっつりえっちです。
でもお互いに一目惚れに近いから完全同意の安心設計です。
ゆるーい感じから雄み出してくるのは違法レベル。
致したあとに精子こぼれないようにしたり奥にやろうとするのにギャップも相俟って艶がえぐいです。
三橋さんの口からこちょこちょ言われました。
オノマトペ大好き侍なので頭に稲妻が走りました。
私は成仏しますがそれだけの5分程度のトラックを作っていただきたいです。後生です(n回目)
フリー、OK、とか言うのに口吸いはキスって言わないの地味にツボでした。ちゅーとは言ってましたけどね(笑)

最後の言葉に胸がキューーッとなりました。
幸せにする、とかの根拠のない言葉がなく苦労はかけるけど一緒に暮らして生きようねって…最高過ぎる。
さっき軽率に契りたいって言いましたけど真剣に契りたいです
軽さと緩さに目が行きますが、その中にたしかにヒロインちゃんに対しての揺るぎない想いを感じました。
日々に疲れる度に会いたくなる素敵な人でした。
ありがとうございました!

SSもとても良き。どちらが正解か?どっちでも正解です!

何も考えず概要も読まずに期間限定のお得なキャンペーンに釣られて購入しました。
とんでもない作品に出会いました。
地雷が多い方…というか少ない方でもトラックリストを確認してから楽しみましょう。

結構痛い目みます。
最初は普通と油断させての乳首噛みです。
今までの作品ならちょっと強めにつまむか甘噛み程度ですが、血が出るくらいやられます。
しかもそれも愛情表現だと開き直られます(笑)
片方だけだと不公平だから、と謎理論を展開されて両方を痛めつけられます。とんでもない奴だ。

しかしここまでは維さんにとっては児戯にも等しい行為です。
真骨頂はトラック4。
自分以外に本命がいるのかも、と不安になったヒロインちゃんにお仕置きするんですが。
腸内洗浄、アナルバイブ、ニップルクリップ、マロンクリップ、スパンキング…とまるで数え役満。
凄まじいラインナップです。
遠慮は要らなかったみたいだねって言ってもさすがにしなさすぎ問題。
腸内洗浄は詳細には描かれてないですが、しっかり示唆されてます。女性向け音声作品で便意って言葉初めて聴きました。
今まではゴムしてくれたのが最後は生で殺精子剤のフィルムを使用していて、これに関しては男性向け女性向け音声漫画関係なく初めてです。物凄く新鮮でした。
これに加えて最後はアフターピルまで完備。
かなりハードな加虐をしていて、避妊はしっかりすることにこだわりを感じました。

クリップは男性向けの傾向、腸内洗浄はどちらかといえばBLの範疇、しかし避妊描写はしっかり…とかなりいろんな要素が詰まった楽しい作品でした。
女性向けだと痛くない行為が大半を占めるなかで一線を画してると思います。
聴いてから気付いたんですがイラストもよく見たら傷だらけ…
我こそはドMである!という淑女の方向けです。
ありがとうございました!

死にたいヒロインと、それを愛する鷹司将の10年間のお話です。
シリーズ全部聴いてから臨みました。
鷹司将は愛情深い男だという文言に偽りなしでした。

希死念慮の強すぎるヒロインの意思を拒んで生を押し付けて『僕のために君を幸せにしたい』と言うその言葉は鷹司将のエゴでもある、けど自分のためだからと理由付けをする優しさもあるのかな。
理由もないし理屈もない愛を信じられないヒロインはきっと、愛されるため、何かをしてもらうために理由が必要な人生だったと思うので。
家族計画も根拠のないことは絶対に言わずにどうしたいかをきちんと聞いてて紛れもない愛情を向けてます。

避妊なしセックスの多幸感やばいです。
やめないやめないやめないが鬼のように刺さりました。
ここから進みたくないくらいに幸せでした。
この時にいつも吸ってる煙草も別にいいってなるの、好き。

二人の男児に恵まれて、将が嫉妬するほどに愛したのにそれでもヒロインの希死観念が変わることがなかったのが悲しかったです。

『僕を恨んでるかい』の声の震えと揺らぎが涙腺にきます。
今ここで終わらせようかって言ってたのに、死んだらとんでもなく動揺して、誰か!って呼んで、なのに入るなって。
この二転三転するのが妙に真に迫ってました。
慟哭はさらに。心に刺さります。
喉の鳴り、声の裏返り、泣いた時特有の発音の潰れ。リアルを越えたリアルでした。涙と鼻水が止まりません。
もう亡骸になってるのに煙草いいかなって聞くのホント…来るものがあります。
将がヒロインを生に縛りつけたから、今度はヒロインが将を生に縛りつけるんですね。
出会ってくれたことに感謝し失った苦しみを抱えながら生きると誓うその姿に、確かに深すぎる愛を感じました。

茶介さんのフリートークがホントにとても良かったです。
今生きづらいと思ってる人に響くんじゃないかな。
そう!奇跡なんです!みんな生きてるだけで!えらい!
ありがとうございました!

安心安全の寝取られ。
というなんだか矛盾してるキャッチコピーに惹かれて購入。

夫の寝取られ性癖を拒みきれず、大学時代の友人匡輝くんにお願いをする形で事に及んで…というお話です。
笑ってちょっとおちょくりながら話す八神さんの演技がめちゃくちゃ好きです。
激しすぎない言葉での煽りをしてるうちにどんどん二人とも盛り上がって感じ過ぎてるのがとにかくえろい。
そのために買ったカメラでのハメ撮りがスパイスになってます。

実は何となくオチは読めてました。
展開が分かってても物語としてとても良質で楽しめました!
ネタバレなしでレビュー書くのがとても難しいんですが、ホントに安全なのでまだ聴いてない方は是非!
ラストは八神さんの演技が光りますよ!
ありがとうございました!

彼氏とのセックスレスに悩むヒロインの相談を受ける好青年、槙島くん。
二人とも大好きだから力になりたい、練習しよう、心が好きなら浮気じゃないよ…そんなわけあるかい!って普通なるんですけど。槙島くんの落ち着いた低音と雰囲気が説得力を持たせてしまったんでしょうね。
実際穏やかに大丈夫って言われたらホントに大丈夫な気がしてくるんですよね。悪い男だよ!

と思ったら槙島くんは昔隣に住んでいた結婚の約束をした男の子だった、と。
大学で再開したヒロインは思い出す素振りも全くなかったと。
悪い男といったのは謝らなければならないです。
ただただ一途なんですよね。
槙島は母親の姓で父親とは離婚で別離。ヒロインとの約束だけを楽しみに生きてきた…ここで槙島くん、いや伊織くんのこれまでの人生が少し見えてきますね。
引っ越し先でも苦労したのかもしれないし、母親とうまくいってなかったのかもしれない。
結婚の約束に対しての認識に、悲しくなるほどヒロインとの温度差があります。

女友達をけしかけて彼氏と微妙にさせてから相談の名目で落としにかかるという搦め手から攻め入った理由は、真っ向から行って拒否されるのが怖かったからかなぁ…
考え出すとだんだん愛しく思えてきます槙島伊織。
浮気寝取りと少しインモラルな要素がありますが、じっくりと罠に追い込まれる感覚がとても良かったです。
素敵なお話をありがとうございました!