作品内容
妻の倫子に、感染防止を口実に拒まれ続けて一年の雄一は、ついに総務の花・彩奈に手を出した。不倫がバレないようお互い細心の注意を払いながらも久しぶりの人肌感触は溺れるほどに気持ちがいい。新型コロナ蔓延下での行為に味をしめた雄一は秘密を握る勝気な女課長、常務の愛人・季里子にも手を伸ばす。裸にマスクの艶姿、感染回避の濃厚な口唇愛撫、両手持ちバック…。が、ウィルスの魔手は思わぬ形で迫ってきて――
霧原一輝(きりはら かずき)1953年、愛知県生まれ。エロスを追求しながら様々な文筆業を続け、2006年『連鎖』(双葉文庫)で霧原一輝としてデビュー。『回春』官能の旗手として絶大な人気を得る。コロナ下の激情や旅情官能も精力的に手掛け、全国各地を取材する多忙な日々。