作品内容
部下の安奈を、女神と信仰している健人は、平穏なオタク人生を歩んでいた。ある日、同じジムに通う梨子が現れ、歯車は狂い始める。仄暗いネットの世界。投稿動画に嵌りだす健人。男に翻弄され、妖しく乱れる女たちの空間から抜けられなくなって…安奈と梨子の狭間で揺れながら、深く堕ちていく、官能サスペンス!
深志美由紀(みゆき みゆき)神奈川県出身。2001年集英社コバルトノベル大賞佳作受賞。2010年『花鳥籠』で第一回団鬼六賞優秀作受賞。官能小説を中心にティーンズラブ、恋愛小説、エッセイ、漫画原作など幅広く活躍。人の暗部を抉る作品群に、多くの読者が魅了されている。