作品内容
翻訳家の尚幸はバーで、ミュウという女を拾う。彼女を自宅に誘い、そのまま同棲がはじまった。だが、ふたりは主従関係、すなわちご主人様と奴○という関係性で結ばれていた。尚幸はミュウを支配し、彼女もそこに悦びを見出すようになる。ところが、ミュウがなにげなく口にした言葉が癪に障り、尚幸はプレイをこえて感情をぶつけてしまい……。あきれるほど従順なミュウが、黙ってその胸にしまいつづけたものとは。そして、彼女がいつも見ていた世界とは――。美しくも残酷な珠玉の青春官能小説!
佐伯香也子(さえき かやこ)2008年より「マニア倶楽部」(三和出版)にコラムを連載しはじめ、2014年に発表された『美人秘書監禁! 甘美な○問』(マドンナメイト文庫)が商業出版として初の小説となる。