作品内容
前畑敦史は各地の酒蔵をめぐる一人旅に出た。
すると、最初の目的地で高校時代のマドンナ・秋子と再会する。なんと彼女は、めあての蔵元に嫁いでいたのだ。
ところが、蔵元の当主・瀬戸から「妻を抱いてほしい」と頼まれる。
彼は深刻な勃起障害で、秋子が不憫でならないらしい。
前畑はとまどいながらも瀬戸の依頼を引き受け、この僥倖に欲望を剝き出しにして……。
酒蔵と女体をめぐる気ままな一人旅!
庵乃音人(あんのおとひと)2003年、作家デビュー。2014年『とろける兄嫁』(竹書房ラブロマン文庫)で「21世紀最強の官能小説大賞」優秀賞を受賞。人気、実力ともに備わった俊英作家である。