●近藤 イサミ (CV:桜川未央)
学園の治安を守る新選組の局長。
温厚で懐が広い人物であり、癖のある隊士たちを一つにまとめている(?)新選組の大黒柱。
……なのだがかなり天然が入っている、のんびり屋。
特につき合いが長い土方を親友として、そして沖田を妹のように慕っている。
実家は剣術道場で、こう見えて剣の腕は相当なもの。
稀代の名刀・虎徹ちゃんを振るうも、すっぽ抜けて飛んでってしまう事がよくある。
また甘いものに目が無く、彼女の前で体重の話はタブーとされている。
「今宵の虎徹はぁ、血に飢えておるぞぉ~……なぁんちゃってぇ~♪」
作品内容
■ストーリー
時代は ー 現代 ー
杏都(きょうと)の街にある全寮制の女子校、
「私立愛津女学園」(あいづじょがくえん)は伝統ある名門校として知られていた
しかし、少子化や社会経済状況等の影響により年々生徒数は減少し、学園の大きな問題となっていた。
そこで学園教頭は、かねてから構想にあった愛津女学園の「共学化」を提言。
これに対し、歴史と伝統を重んじる学園長・「松平並盛」(まつだいら なみもり)は
学園の共学化を良しとはせず、現体制を維持することを強調。
これにより学園の女子生徒たちも、自由な校風や男子生徒との恋愛を望む者は共学化に賛成、
伝統と学園の秩序を重視する者は共学化に反対と、学園が真っ二つに分かれる形となった。
いつしか現体制を維持する生徒のことを「佐学派」(さがくは)
現体制を排除して共学化を望む生徒のことを「討学派」(とうがくは)
と呼ぶようになり、学園では二つの勢力が小競り合いを続ける事態となる。
討学派を指示し、まとめあげる生徒たちも現れ、学園の秩序が乱されていく事に危機感を覚えた並盛は、
学園の治安維持を目的とする風紀生徒たちの選抜を行う。
そうして選び抜かれた学園の治安を守る女性剣客集団。
浅葱色のダンダラ模様の羽織に身を包んだ彼女達は、畏敬と羨望の眼差しでこう呼ばれる。
―――『新選組』と。
そして、風雲急を告げるその愛津女学園に、一人の編入生がやって来るところから物語は始まる。
彼の名前は「松原 悠」(まつばら ゆう)。
愛津女学園と共学化の話が出ている、「佐都間男子校」の理事長の一人息子である。
共学化実現の前に試験的に男子生徒数十名が編入する予定だったが、
並盛はそんな大勢の編入は認めないと突っぱねたため、理事長の息子である悠だけが編入する事となった。
当然、討学派の生徒達は共学化のアドバンテージを得るために悠を自分達の陣営に引き込もうとし、
それに対し佐学派の生徒達は悠を討学派に渡さぬようにその身を拘束しようとする。
かくして女だらけの学園で、一人の男子生徒を奪い合う一大争奪戦の幕が切って落とされたのだった!
登場キャラクター
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●土方 歳緒 (CV:かわしまりの)
学園の治安維持を任された、新選組の副長。
“オニの副長”と呼ばれるほどの厳しい女性であり、彼女の発案した「局中法度」と呼ばれる厳格な規律を全ての隊士に順守させている。
男嫌いの気があり、若干百合っ気があるらしい。
なので男子の悠を新選組に迎えることを快く思っていない……というかジャマだと思っている。
剣術は実戦でのみ本領を発揮するタイプで、戦いの際には彼女が陣頭指揮を執る。
ちなみに趣味は俳句を詠むことだが、ぶっちゃけ下手である。
「新選組副長、土方歳緒見参!抵抗は……無意味と知れっ!」 -
●沖田 総詩 (CV:草柳順子)
新選組一番隊組長。
剣術に関して天賦の才を持っており、一年生でありながら新選組最強の剣士と呼ばれている。
が、普段の彼女は猫と戯れたり、ぼけーっと日向ぼっこをしている事が多く、天才剣士の面影はあまり無い。
近藤と土方とはつき合いが長く、彼女達を姉のように慕っているが、土方にはよく悪戯をして怒られている。
また、都合が悪くなると病弱を装い、咳き込んで誤魔化してしまうのが得意。
沖田率いる一番隊は新選組の誇る精鋭で構成され、重要な任務につくことも多い遊撃部隊となっている。
「ボク病弱なんでぇ、今日も屋上で日向ぼっこしてますねぇ。」 -
●永倉 やち (CV:青葉りんご)
新選組二番隊組長。
近藤と同じ三年生で、「粋」や「風流」を愛する通人。
パッと見は遊び人に見えるが実際は仲間思いで、剣術も相当の腕前を持っている。
風流を理解しない十番隊の原田とは口喧嘩をすることも多いが、何気にウマは合うらしい。
永倉率いる二番隊は防衛戦が最も上手く、新選組の守りの要となっている。
共学化には反対の佐学派にいるものの、「恋愛とは風流なものなのでは?」という考えも抱いており、自分の立場に少し悩んでいる。
「学園一の風流人、永倉やちとはあたしのことだよ!」 -
●斉藤 初音 (CV:榎津まお)
新選組三番隊組長。
口数が少ない上に表情の変化もほとんど無いため、何を考えているか分かりにくい子。
隠密行動などが得意なため、突然背後に現れて周りの人間をビックリさせるのが好きらしい。
斉藤率いる三番隊は追撃戦のエキスパートで構成され、その勢いは学内屈指の突破力を誇っている。
……しかし斉藤が方向オンチなため、あさっての方向に突き進んでいくことも多い。
ちなみに頭にかぶっている生き物のような帽子は「みきぽん」。
帽子だが隠密部隊である九番隊の組長であり、斉藤の感情表現の手助けもしているナイスガイである。
「……コメント? めんどい……。」 -
●藤堂 芹栖 (CV:成瀬未亜)
新選組八番隊組長。
性格は明るく礼儀正しく、曲者揃いの新選組内では最も良識のある優等生。
ただ、真面目な性格が災いして騙されやすく、少々先走りし過ぎてドジを踏む事も多い。
藤堂を組長とする八番隊は魁部隊とも呼ばれ、戦いの際には先陣を切って飛び出していく。
その為、勇猛果敢に向かっていく藤堂のことを「魁先生」と呼ぶ者も多いが、先走りし過ぎて失敗することが多々ある。
共学化反対の佐学派に属してはいるものの、内心では少女漫画のような恋愛に憧れており、たまに脳内で妄想が暴発してしまうらしい。
ちなみに耳年増。
「と、藤堂芹栖と申します!せ、精一杯一杯頑張りますので!」 -
●原田 紗乃 (CV:金田まひる)
新選組十番隊組長。
長身の女丈夫で、戦が何より好きな根っからの喧嘩好き。
男勝りだが姉御肌であり、隊士達からの信頼は厚い。
本人はあまり自覚していないが抜群のプロポーションを誇っている。
ちなみにかなりの健啖家(大喰い)で、新選組の台所事情を圧迫している張本人である。
原田率いる十番隊はその組長に似た戦好きが数多く揃っており、新選組の突撃部隊として大暴れする。
また、一年上の永倉とは口喧嘩をしつつもつるむ事が多く、凸凹コンビと呼ばれている。
「喧嘩ならあたしに任せときな! あ、でも腹減ったなぁ…。」 -
●坂本 涼華 (CV:榎津まお)
新選組の対抗勢力のひとつ、「徒沙班」の筆頭。
一つのものに固執するのでなく、合理的で柔軟な考え方を持つ学園きっての革命児。
普段は飄々として、どこか掴みどころのない楽天家である。
学園の伝統を守ろうとする新選組とは別のやり方で次代を描き、学園を変えていこうとしている。
戦の際には剣術の腕も相当なものだが、最近手に入れた二丁の拳銃を好んで使っている。
土佐弁と標準語が混ざったようなアヤしい言葉遣いと、八重歯がチャームポイント……と、自分で勝手に思っている。
「この八重歯と土佐弁が、あちのトレードマークじゃき。」 -
●岡田 伊織 (CV:金田まひる)
最近学園にやって来た、一年の転校生。
独特の雰囲気を纏っており、前の学園では“人斬り伊織”と恐れられるほどに人を斬ってきたという凄腕の剣士。
……という話なのだが、割とコミカルな性格をしていて憎めない。
坂本に好物の焼きそばパンでつられて徒沙班に入り、過激派の「徒沙勤能党」の筆頭として人斬りを受け持っている(一斬りにつき焼きそばパン一個らしい)。
学園一の天才剣士と呼ばれる沖田に多少の興味を持っている。
「人斬り一回につき焼きそばパン一個だ。……忘れるなよ。」 -
●桂 心 (CV:成瀬未亜)
新選組の対抗勢力のひとつ、「超秀班」筆頭の風雲児。
成績は学園トップで実家は資産家、才色兼備を地で行く完全無欠のお嬢様。
彼女の率いる超秀班は、学園の優秀な生徒ばかりで構成されるエリート部隊となっており、
文武両道で統率のとれた超秀班には新選組も手を焼いている。
男女の交際というものに憧れている一面があり、学園にやって来た悠を自分達の陣営に引き込もうと画策している。
また、彼女は「逃げの心」とも呼ばれるが、それは臆病なのではなく戦局に応じた「撤退」の重要性を理解している故である。
「愛津女学園の未来のために戦いますわ。ああ、悠様ぁ……。」 -
●松原 悠
この物語の主人公で、新選組四番隊組長。
「佐都間男子校」二年に在籍する、学園の理事長・松原忠三の一人息子。
共学化のテスト編入のため愛津女学園にやって来たのだが、色々あって何故か共学化反対勢力である新選組の組長の一人にされてしまう。
性格はわりと流されやすいが、剣術と柔術に関してはそれなりの腕前を持っている。
女だらけの学園に男が自分一人だけという状況に不安半分、そして期待半分といった感じである。
また新選組副長である土方に目のカタキにされており、何度も涙目にされる。
「俺、共学化を進めるために来たんだけどなぁ……。」
作品情報/動作環境
- ファイル容量
- 総計 1.54GB
- CPU
- PentiumIII 800Mhz以上 / Pentium4 1.4Ghz以上
- メモリ
- 256MB以上 / 384MB以上
- 必要解像度
- 800*600 フルカラー
- DirectX
- DirectX 8.1以上