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Recensione per BLUE GIANT SUPREME 7

    • シュプリーム7巻は濃い一巻になっています。
      前半でホルストでのジャズフェス(2days)を描いています。
      シンプルな内容ですが、これがまた熱くて良い。

      後半は話が一変して大が身内の急病で離脱し、フェスで知り合ったプロモーターのアーサーが代役を送り込んでいます。
      前巻のブルーノ(トップピアニストとの連弾で有名になり、外部からの誘いが増えた)もそうでしたが、バンドとして揺れる展開が描かれていますね。
      送り込まれた英国人サックスプレイヤーのアーネスト・ハーグリーブスは、それだけ力強く魅力的なプレイヤーだった。

      バンドとしての関係も良好。
      客の反応も目覚ましい。
      彼自身もバンドへの参加に乗り気で、彼自身は容姿にも演奏にも華がある。

      だからこそ、巻末で取り乱す彼は、やっぱりちょっと笑っちゃいますよね。(笑)
      スマートな彼だからこそ、その姿は素敵です。


      この巻は後半で大が居なくなる、ちょっとイレギュラーな巻。
      大の一人称に近い形で描かれてきたヨーロッパ編の、箸休めに近い展開でしょうか。

      裏を返せば、そうしてバンドメンバーを主役に据えられるくらい物語が充実してきたということでもあって。
      読者の側も、違和感なく楽しめるようになっていますね。
      まあ、どうしても寝取られ感の類は感じるのですが(笑)、それも含めて味わい深い展開でした。


      今巻も面白かったです。

      なお、前半のジャズフェスでは高校生バンドが特に楽しかったですねー。
      上手くいったり、いかなかったり。確かに、そういうものですよね、舞台って。
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