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王位継承権が回ってくるまでは主人公にとって全く縁のない話で、場合によってはそれが理由でいじめられてしまうマイナスの要素しかない存在だったのが一つの出来事で一変するのが良いですね
先生が教師という立場を維持してくれてるように思ったら明らかに自分のことしか考えない行動とっちゃうのも欲に塗れていて良いですね
いじめっ子が急に態度急変して媚び売るけどどう考えても無理だろって思えて笑えます

妹に恋人を奪われ死んでしまった真面目でバカをみてきたヒロインエレナ。
悪魔フォルカスの選んだ4人のイケメンの誰かと恋に落ちれば生き返らせてくれる2ヶ月のデスゲームで奮闘中。
悪役令嬢ベアトリスの催す4人とのデート権をお金で買うオークションに異を唱える良い子なエリーに冷ややかな視線と悪口を言う女子達。
良い子を辞めろと諭すフォルカスと邪魔をするなとエリーに厳しく当たるパトリックに責められたエリーは?
エリーの批判は最もだと思いますが、デートオークションにどんな意味があるんでしょうか。

秀の妹が出てきました。
名前は徳井才華、少女漫画が大好きな中学1年生です。

眼鏡をかけた子が出てくるのは新鮮だなって思いました。
眼鏡系美少女といった感じがします。
結構可愛い子なので、出番が増えてくれると嬉しいです。

性格があまりにも強気だからか、主人公よりも年上に見えるという。
先生役がはまっているのも面白かったです。言っていることに妙に説得力があります。
何となく変な感じがするせいか、何度か笑ってしまいました。

前巻に引き続き、死滅回遊での戦いが描かれます。
羂索によって覚醒した、現代の術師と虎杖が戦い。受肉した過去の術師と伏黒が戦います。
虎杖の相手である日車の能力かこれまでの呪術廻戦では無かった裁判をモチーフにした特殊な能力で新鮮な刺激がありました。
また、現れたのは敵だけでなく、恐らく味方のつまらない芸人も出てきており、波乱が予想でき、次が早く気になります

羂索によって仕込まれたバトロワ、死滅回遊に備え、協力者を求めて高専の秤先輩の元に訪れた虎杖達が勧誘する話です。後、死滅回遊ご始まり、少しだけ戦いが描かれます。
秤先輩の勧誘は一筋縄ではいかず、秤先輩の友達?と術式を用いたバトルを行います。今までの術式とは違い、理解に少し頭を使うような能力で、頭脳戦が見れたのがよかったです。

前巻に続き、乙骨先輩と虎杖間での話。次に禪院家での話といった流れです。
特に禪院家での真希先輩と真衣との話がメインです。なんやかんやあって、真希先輩は完璧なフィジカルギフテッドとしての覚醒を果たし、禪院家をぶっ潰そうとします。
そこで衝突する、投射呪法の使い手、禪院直哉との壮絶な戦いが結構面白かったです

「お前が好きだ」という律の告白を受けた実椿。
しかしその感情は律本人のものではなく、前世の渉の気持ちかもしれないと考える実椿は、
律の気持ちに応えることが出来ません。
律にしてみれば、実椿に何故拒否されるのか分からず困惑してしまうのですが、
後半でようやく実椿が前世の記憶の事を律に打ち明けます。

生真面目な性格の実椿らしいエピソードですが、あまり深く考えずに自分の気持ちに素直になっていいのではと思った。

武術の達人ヒロイン玉兎。
後宮宮女になるはずが武術の腕を買われ皇后の身代わりを演じることになります。
宮女仲間との肝試しで皇后のライバル徳妃の遺体が発見されますが仮死状態だと見抜いた玉兎は点穴で助けます。
お金持ち高飛車な徳妃の過剰な御礼にビビる田舎者玉兎。
徳妃は玉兎をいじめる為に潜んでいた所を襲われ、犯人は女性ではないかと言いますが全く読めない事件に賢い皇后もお手上げか?

好きな女性をあだ名で呼ぶ先輩が登場しました。
先輩の名は青井といい、入部希望者と言っている所から察するに部長かもしれません。

あだ名はめいめいです。
戸崎さんの名前を二回呼ぶって感じです。
それだけでなく、にこやかに会話するなど親しそうな雰囲気を醸し出していました。
意外過ぎるといったところ、気になって仕方ないだろうなって思いました。

ため息をついてしまうのも当然です。
嫉妬するのもわかります。
人によって態度を変えるのは自然なこと、そう割り切るしかないです。

主人公と秀の会話シーンが面白かったです。
そこに出てくる戸崎さんに対するイメージが強烈でした。
まるで雪女が冷たい言葉を放っているかのよう。周囲の気温が氷点下になっている気がします。
完全に誤解しているのがおかしくて盛大に吹きました。

実際は正反対なのですが、彼は全く気付いていません。
見ていると笑ってしまいます。

勇気を出すしかないです。
戸崎さんもそれを望んでいます。