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第三の刺客とのバトルが熱いです。
これまでの二人は良くも悪くも力こそパワーで攻め、その派手な破壊力と圧倒的な体格差にはインパクトがありました。
裏を返せば分かりやすい真っ向勝負なので、まだ良かったとも言えます。
今回の敵は良く言えば姑息、悪く言えば知能的です。
戦力配置によって主人公を翻弄し、人命を盾にするような蛮行もいとわない姿勢に苦戦を強いられます。
作品と言う意味では、1,2巻での乱打戦とはまた違った疾走感のあるバトルが見られ、機動力に飛んだアクション作画が冴えわたっていました。
また、強敵に際して少ないながらも味方のありがたさを痛感するとともに、心強い友に感謝感激雨霰です。
普通は「サンプルの通りです」なんてレビューとして職務放棄に類する愚考ですが、本作はサンプル通りなのが逆に驚きの内容でした。
「絵が綺麗」なのもサンプルを見ての通りです。
本編になったら画力ガタ落ちするなんて事はありませんので安心していいです。
エッチにトロけた顔はもちろん、おっぱいの丸みも見応えがあります。
「え?これ全年齢扱いでいいの?」って心配になるような展開もサンプルの通りです。
釣りみたいに作中で最も際どいシーンを無料公開に投入したわけではなく、一冊丸ごとこんな感じです。
流石に下半身のデリケートゾーンは隠されているものの、おっぱいは頻繁に丸出しです。
なんならスライム娘なんてデフォルトで服着てません。全裸!全裸です。
最たるものは表2にもフルカラーで描かれた黒髪のロリです。
何もかもが厳しくなる一方のこのご時世にあって清々しいほどの脱がせっぷりです。
平坦なまな板に生意気そうなTKBがツンと立った姿を数ページにわたって見せてくれただけでもアッパレなのに、それが悶え喘いだ痴態は下手なR18よりも攻めていました。
唯一サンプルと違うと言いたくなったのは表紙を飾るメインヒロインくらいです。
サンプルの冒頭で主人公と一騎打ちするシーンがあり、硬い表情と冷淡な口調からクールな女騎士系かと、本編を見るまでは思っていました。
ある意味で前フリとしては完璧で、良い意味で裏切られた驚きを味わえました。
そして、彼女は美少女を【テイム】する醍醐味を端的に実感させてくれる存在として立派に機能し、他のヒロインとの違いを際立たせる役割も果たしています。
とにかく、女の子を強制脱衣させるのは愉快痛快だし、女の子を打ち負かすのも爽快って言う感覚を全編通して感じるための作品でした。
あと、おねショタぱふぱふの続きが見たい。
これは万人にお勧めできる楽しみ方ではないかもしれませんが、「ヘッドホンで音量爆上げ」で聴いてみてください。
サンプルの部分でも言いたいことは伝わると思います。
息遣いが聴こえるのです。
吸って吐いて吸って吐いて吸って吐いて吸って吐いて吸って吐いての繰り返しが聴こえます。
もちろん、耳かきや川の水音もASMRの醍醐味だとは思います。
しかし、有名声優を起用した本シリーズにおいてはむしろ蛇足に類する添え物です。
本作はあの「女になっちゃうフザケた体質の変態の許嫁」の息遣いを間近に、本当に至近距離で感じることができるのが最大の聴きどころだと断言します。
一方で、それは上記はあくまで代表作であって、本作は見た目の上こそロリっぽい容姿ではあるものの、女将(おかみ)さんと呼びたくなるような包容力がある大人びた落ち着きが感じられる演技です。
おかげでTrack09の安眠導入はママに寝かしつけられているような童心に帰らせていただける心地良いものでした。
こりゃもしかしてラブコメなのではないのでしょうか。
遠距離片思いなのかもしれません。
まだ断言はできません。
彼女の真意も彼がどっちの女を選ぶのかも、まだこの巻では不確定です。
でも、分かりにくい片言の端々に、時折見せる寂しそうな顔色に、過去に出会った頃の満面の笑顔に、彼女のツンデレが見え隠れしている気がします。
特に、この単行本では6巻(BJ117738)での謎行動の種明かしが描かれ、本当に「それ口で言ってくれよ」って叫びたくなる難解な可愛さを知れたのはポイントが高いです。
そして、再会を約束しながらも待てども待てども戻らぬ彼に想いを馳せ、慟哭する哀愁の顔は必見です。
まず7話分40ページでこの値段なので概ね妥当な価格設定だと思います。
高身長な後輩女子は低身長の先輩男子を馬鹿にしたような態度でいじってきます。
と言ってもサンプルを見ればわかる通り、ギャルっぽく嘲笑するとかドSっぽく罵倒するとかではなく、クールな無表情を崩さずに愛玩動物を愛でるように可愛がる一風変わった愛情表現です。
これはジト目フェチにとってクリティカルヒットであると同時に、ギャップ萌えの前振りでもあります。
つまり、低身長な先輩の反撃が上手く隙を突き、彼女の乙女回路を刺激した時に無表情にほころびが生じ、恋する少女の顔が気持ち良いくらいの意外性を見せてくれるのです。
特に、デートの時の焦った顔ったらまぁ奥さん、可愛くって可愛くって必見です。
本作の主人公は平凡な学生生活をしているけど、実家がらみになると一気に「良家のお嬢様」を痛感させられるのがバイト編でした。
委員長の家の末っ子ちゃんがヒヤリと危機が迫る話が2話もあってドキドキしました。
庇護欲をかき立てられると言うか、ちょっとしたハプニングでも凄くハラハラしてしまいます。
「朱に交われば赤くなる」を実例で提示してくれた弟君の成長が楽しみでもあり、怖くもありました。
闇に墜ちない事を願うばかりです。
何度見てもメイドさんのおっぱいが素晴らしくて眼福です。
あと、本作の人馬は全身同じ体色が多いですが、下半身から毛色が違うのもまた良きです。
この1巻に収録で個人的に最も好きなのは「最強の鎧」の話です。
なるほど、確かに彼女のセールストーク「重量感を感じさせず、硬さと俊敏さを兼ね備えた」に嘘偽りは無いかも知れません。
そりゃ軽くて当たり前です。
ビキニよりも面積が少ないんだから重かったら逆に不自然です。
俗に言うスリングショット水着のビキニアーマーをショタ主人公に着せようと嬉々として押し付けてくる彼女の、悪戯心を隠そうともしない顔は小悪魔と言うべきか馬鹿丸出しと言うべきか審議中です。
そんな挑発的な態度で迫っておきながら結局は彼女自身が着る羽目になり、おまけに脱げない呪いの装備でドツボにハマり、結果的に豊満な女体にスリングショットが食い込んで羞恥心が燃え盛る醜態には何とも萌えポイントでした。
特に、普段はピンと立っているケモ耳がシュンと下がって涙目になった惨状は可愛すぎて必見です。
そんな感じの少しエッチで、自業自得な自縄自縛の自爆をするドジっ子ポンコツ娘とショタのドタバタ劇が満載です。
「Track08聴けば茅野さんと一緒に寝れる。寝息を堪能できる」以上終了。
勝利確定。
で紹介としては充分な作品です。
以下はそれで足りなかった人のための蛇足です。
なるほど、そっちで来たかが第一印象です。
まずはサンプルを聴いてください。
この音程・この会話速度です。
溌溂とした活発少女も、凛々しい女騎士も、変態ドMな女騎士も、たおやかなお姉さんも、母性的なママも演じることができる役幅の広さに定評のある声優様です。
本作では色気ムンムンに漂わせた大人のお姉さん、と言うよりは若く可愛い路線の声色を使用している印象でした。
これは猫らしい愛らしさを重視した結果かと感じました。
一方で、演技プランは包容力高めです。
とろ~んと切迫感が無い話し方で、感触を確かめながらマッサージしリラックスに導いてくれます。
つまりはバブみが強いです。
可愛いさと艶っぽさが適度にブレンドされた味わいでした。
見落としがあるかもしれませんが、18でした。
本作の中で「ストッキング越しのパンツ」が見れた数です。
良いですよね、ストッキング越しのパンツ。
なんなら直のパンチラよりもセクシーの度合いは上ではないかと個人的には考えています。
よし男先生が描いたようなセーラー服のスカートから見える白と黒のコントラストも、見てはいけない物を見れた背徳感が倍増している感覚です。
一方で、りんく先生が描いたOLのタイトスカートから見える紫の下着は黒ストとのコントラストによって大人っぽさが増した印象です。
そして、よむ総帥が描いたパンチラはタイツ学の名誉教授らしい高度にアカデミックな逸品でした。
ランガードのカーブによってお尻から太腿の曲線を強調し、センターシームの確かな線がタイツの存在感をアピールしつつ女性の恥部にターゲットマークを付け、そこに浮き出た白い下着が目を釘付けにする強力な催眠波を放つと同時に、お尻全体にも太陽フレアのような光沢が弧を描いて丸く美しい一皿に完成させています。
それ以外も名作ぞろいではあるものの、キリが無いので他は実食でお確かめください。
昨今は「異世界転生もの」が乱立し、飽和状態の中で各々が個性を際立たせようと創意工夫しています。
食事に特化した作品だけでも数多く存在しますし、政界の権謀術数にリアリティを追求した名作もあります。
そんな中で本作は体臭です。
現実的に考えてください。
ファンタジーである必要すらありません。
中世ヨーロッパ程度の文化レベルで、なおかつ冒険の旅をしているとなれば、定期的に風呂に入るのは難しいですし、衣類の洗濯もままなりません。
臭くない訳が無いのです。
本作はその無慈悲なリアリティを時に考察し、時にハーレムで彩り、時に濃厚なフェチで塗りつぶした作品です。
そこ、寄りにもよって主人公以外は美少女のハーレムパーティなのが肝です。
本来なら嬉しいはずのイチャイチャスキンシップも臭さで全然楽しめないし、現代の衛生常識からは考えられない少女らのお粗末な実態を目の当たりにして幻滅がストップ高です。
ギャグに分類すべきかもしれないシュールさでありつつも、本質はRPGの臭い環境に対しての真摯な姿勢なので、余計にタチが悪いです。
つまりは美少女の臭い、いや美少女の悪臭を思いっきり堪能した剛の者向けの怪作でした。