穂積さんのレビュー一覧

  • レビュアーランキング: 1位
    (役に立った数:1,079件)

  • 投稿数ランキング: 35位
    (総レビュー数:263件)

投稿レビュー一覧

  • ルーツビア 1 [アース・スター エンターテイメント]
    単行本
    ルーツビア 1
    ルーツ
    660
    / 18pt(3%)
    読むビール、いっしょに一杯のもうず!
    (7)
    販売日 : 2017年06月16日
    • レビュアーオススメ!

    2017年06月17日

    主人公はビール党の呑兵衛です。
    主人公の友人もビール党の呑兵衛です。
    主人公の友人の後輩はビール苦手舌だけど呑兵衛に付き合ってくれる良い子です。
    描き下ろしも含めて全16話収録されていますが、モブを除いた主要登場人物はこの3人だけです。
    つまりは仲の良いOLが飲む話です。
    個人的には呑兵衛でもないし、コミュ障をこじらせて外食すら気が進まないくらいなのですが、本作を読んでいると凄くビールが飲みたくなります。
    ビール嫌い舌の自分ですら、この感染力なので普段から飲む人にとっては準備万端で酒を用意しておかないと禁断症状が出るレベルかもしれません。
    飯テロならぬビールテロ漫画と言っても過言ではありません。
    それと言うのも、主人公達の飲みっぷりが旨そうだから以外の何物でもありません。
    初めて入った怪しげな店の感想を言い合い、馴染みの店では安らぎを感じ、酔いが回ったら変なテンションではしゃいで、チープなつまみでも興奮するリアルな飲みの姿がここにあります。
    そして、女子3人に違った可愛さがあります。
    旨い喉越しのためなら浮いた行動もグイグイ行っちゃうボケ担当、明るい髪色とは裏腹に一番の常識人なツッコみ担当、呑兵衛のハイペースに付いて行く苦労人の遊撃手、性別はともかく誰しも思い当る友人が居るのではないでしょうか。
    一方で、女3人だからと言って安易に萌えを求めず、むしろ仕事終わりのOLの疲労感がぐったりと伝わってきます。
    しかし、だからこそビールが旨そうだし、あてが美味そうなのです。
    余談ですが、個人的には4話過ぎたあたりでイメージCVがほぼ決定し、脳内再生しながら読んでいました。

  • 白雪姫と黒タイツ (1) [eBookJapan Plus]
    単行本
    白雪姫と黒タイツ (1)
    御影石材
    495
    / 13pt(3%)
    黒川美玲(くろかわみれい)が転入した女子高の人気者は「白雪姫」と呼ばれる美人で清楚なお嬢サマ。
    (20)
    販売日 : 2017年06月04日
    • レビュアーオススメ!

    2017年06月04日

    予想以上に面白いと言うと失礼ですが、嬉しい誤算だったのは確かです。
    予想外その一:熱過ぎる黒タイツ愛
    あとがき曰く「黒タイツはかせる話描けば黒タイツいっぱい描けて色々幸せなのでは?」という欲望で出来上がった作品らしいです。
    なので、黒タイツひいては長身美少女の美脚が大好きなら、条件反射で大好物間違いなしの作品です。

    予想外その二:黒髪ロング眼鏡コミュ障が主人公でありメインヒロイン
    表紙の左の少女が主人公視点で進行します。
    反面、物語の性質上、攻略ヒロインのポジションでもあります。
    背が高くて、目つきが鋭くて、黒髪が暗い印象の少女、おまけに人見知りまで揃ったら数え役満です。
    由緒正しい女子校では怖がられて、同級生女子から敬遠されてしまいます。
    ただ、このステータスはMな野郎が求める踏んでいただきたい女性像とも合致しているのです。
    黒タイツを穿いたその足に踏んでいただくシーンは羨ましいだけでなく、そこに至るまでの難攻不落の城を攻略する過程にも感情移入して達成感に心躍りました。

    予想外その三:白雪姫の凄さ
    清楚で可憐で白雪姫の名に恥じない深窓の令嬢に「普段は」見えます。
    しかし、本性が凄いです。
    凄すぎてギャグです。
    近寄り難いほどの高嶺の花からは想像もつかない一面にギャップで萌えると同時に、親しみ易さが感じられて良い意味で手の届くヒロインに落ちた印象です。

  • 高岡さんの妄想経理メモ 1 [コアミックス]
    単行本
    高岡さんの妄想経理メモ 1
    pikomaro
    297
    594
    / 8pt(3%)
    50%OFF ~11/14 23時59分
    とある総合出版社の経理部に勤務する高岡さん。勤続1年目のちょっと地味系女子。いつも通り、真面目にテキ…
    販売日 : 2017年05月21日
    • レビュアーオススメ!

    2017年05月23日

    サンプルにほぼ1話分掲載されている(と言うかオチを含む残り5ページ足せば完全に収録1話目なのですが)ので、それを見ればだいたい分かると思います。
    要するに、経理課の眼鏡美人OLが領収書から自社社員の行動を推察し、間違った方向に妄想を全力疾走させてしまう話なのです。
    ここまで酷いかどうかはさて置き、こういう思い込みが激しい人いる気がします。
    それも含めて非常に現実的です。
    いえ、主人公OLの妄想シーンはぶっ飛び過ぎているので例外として、経理のお仕事とか、ちょっと男女関係の話をしただけでセクハラ扱してくる女性社員がいたりとか、中小企業でも部署間は断絶していて何をやっているのか知り得ないとか、同じサラリーマンとして納得する部分が多々あります。
    特に、経理の勘定科目の仕訳は簿記を知っている身から見ても間違いがなくて、感心するくらいリアル志向です。
    もっとも、実際の私の会社にはこんな美人社員は居ないどころか、業種的に男女比すら偏っていて、かなり羨ましい職場環境です。
    そう考えると、作者様の経歴が気になってきます。
    作者様は本作以前からイラストレーターとして実績がある方で、その画力の高さは一目瞭然です。
    反面、この現実味は一時的にでも経理課で勤務していたとしか思えないレベルです。
    そのリアルの中で、OLが眼鏡を外すと方向音痴な妄想が炸裂するのは斬新で面白いです。
    深夜帯のショートドラマ枠で実写化したら成功しそうだと思ってしまうタイプの作品です。
    一方で、美麗な絵柄は本作の写実的なストーリーと親和性が高くて、この絵でもっと見てみたいとも強く希望します。

  • シンデレラゲーム(2) [竹書房]
    単行本
    シンデレラゲーム(2)
    安達拓実
    693
    / 18pt(3%)
    『クソ生ぬるいッ!』の一喝とともに やってきた闖入者の、下衆沼 その正体は、プライドと羞恥心を賭…
    (40)
    販売日 : 2017年05月21日

    タイトルはシンデレラゲーム2巻としか書いてありませんが、副題で「追い剥ぎポーカー編」と付けても良い内容です。
    1巻は主人公の人物背景からゲーム番組の1~3回戦を描いて来たのから一転、この巻では一冊通して4回戦目の濃厚な心理戦です。
    あとがきで作者様ご自身も「自分もこれ…どこまでゲームを理解してもらえる(中略)必死にわかりやすく描いたつもりですが」と不安交じりに書いている通り、難解です。
    いや、ルール自体は簡単で、聞けばすぐにプレイできる種類の物です。
    しかし、本家のポーカー然り4人の参加者の手の内を読み、顔色を窺い、選択肢を考えつくすと途端に難しくなっていきます。
    語弊を承知で端的に表すなら「人狼ゲーム」に似ているかもしれません。
    ゲームの戦略だけでも難しいのに、参加者は獲得賞金の増加に気を取られ、罰ゲームに恐怖して、さらに追い詰められます。
    なお、その罰とは脱衣です。
    サンプルにも出ている通り4人の参加者は主人公の他に、新体操、チアガール、チャイナドレスとあって元から薄着です。
    しかも、衣服のパーツ分類の関係上、3回で一糸まとわぬ姿になってしまいます。
    美女達は戦略性に目元を険しくし、脱衣を強要されて胸を手で隠しながら羞恥に頬を染め、大敗を喫して恐怖を叫ぶのです。
    心理戦の部分は実を言うと付いて行けませんでした。
    ところが、面白くないかと言うと違います。
    テレビのスポーツ中継を見ていて、詳しいルールは知らなくても熱狂に引き込まれるのと同じ原理だと思います。
    自信たっぷりにカードを伏せ、前半は優位に立ち回っていた美女が思いがけない反撃にあい、焦りに顔をゆがめる一方で、別の美女は勝ち誇ったように漁夫の利をかっさらう、リアクションの数々は見応えがありました。
    そこに美麗な女体美が花を添えて、手に汗握るバトルとエロさが共存しているのです。

  • 大きい女の子は好きですか?(4) [竹書房]
    単行本
    大きい女の子は好きですか?(4)
    愛染五郎
    693
    / 18pt(3%)
    女子寮長兼女子バレー部監督としての日々を送る草太。奔放な大柄女性ばかりに囲まれての暮らしは色っぽいハプニング連続!?
    (199)
    販売日 : 2017年05月21日
    • レビュアーオススメ!

    2017年05月23日

    よくバトル漫画であのキャラを倒せば世界は救われて一件落着なんだけど、本当に倒すと作品が終わらざるを得ないから、倒す寸前で足踏みを延々と繰り返したりしますよね。
    この4巻では同様のジレンマを感じます。
    主人公と某キャラが結ばれてしまえば全てが丸く収まるのに、片方は自分の真意に気づいていないし、片方は遠慮しているしで一向に前に進みません。
    ただ、本作の上手い所はその足踏みを利用したストーリーです。
    言うまでもなく、本作はバトル漫画ではなくラブコメ漫画なので、そこには男女の恋の力学が存在します。
    くっつきそうだけど寸前でくっつかない関係は恋多きハーレム女子寮に危険みたいで、火薬庫の中心でキャンプファイヤーしてるような印象です。
    ある女の子はストレスで激太りしてしまったり、女同士でディープに突っ込んだ話をしてみたり、あちこちでバタフライエフェクトが起こっています。
    一方で、本当に本筋に関係ない外伝的短編も入っていて、主軸を無視したからこそできる自由なエロに踏み込んでみたりもしています。
    つまり結論は私も大きい女の子のおっぱいを吸いたいです。

    1人 が役に立ったと答えています
  • ふたつのラセン 中編 [GOT]
    単話
    ふたつのラセン 中編
    match
    330
    / 9pt(3%)
    深感覚ガールズラブストーリー激動の最新話!!
    (33)
    販売日 : 2017年05月20日
    • レビュアーオススメ!

    2017年05月20日

    ともかく、極貧の少女が金持ちに人並みならぬ嫌悪感を抱いているのは分かりました。
    もう一つ、富裕の少女が家庭環境に何か問題を抱えている事は分かりました。
    しかし、それ以外何もわかりません。
    ネタバレに配慮しているとかじゃなくて、パズルのピースがあらかた揃っているのに、重要な数個が足らなくて全体像が見えない感じです。
    だからこそ、続きが気になります。
    鬼神のごとく怒る少女がどう落ち着くのか、美しく歪んだ少女が何を語るのか、すごく気になります。
    あと、百合百合しながらも絵的には健全な事に定評のある同作者様にしては珍しく、惜しげもない裸ボディが拝めたのは嬉しい誤算でした。

    1人 が役に立ったと答えています
  • 江口くんは見逃さない 1 [コアミックス]
    単行本
    江口くんは見逃さない 1
    野澤ゆき子
    594
    / 16pt(3%)
    江口一、10歳、小学五年生、早生まれ。寡黙な彼の視線は、どんな時でもちょっとエッチな瞬間「ちょいエロ」を見逃さない!
    (27)
    販売日 : 2017年04月22日
    • レビュアーオススメ!

    2017年04月23日

    男に女心は分からないし、女性に男のロマンは理解できないとか言ったりしますが、本作はそれを否定してくれる作品だと思います。
    主人公は常に敏感なアンテナを張っていて、日常に潜む微エロの瞬間を逃しません。
    それは小学生だからこそだったり、運の良さだったりが少なからず作用していると言えなくもないものの、大人であってもチャンスはあるはずの些細なアングルです。
    要はその近未来に気づいて行動できるか否かの違いでしかないのです。
    些細過ぎるがゆえに並みの男では見逃してしまいがちな女の隙を主人公は目ざとく察知します。
    それは裏を返すと、作者様が「この体勢だと隙ができる」と分かっているからです。
    作者様が女性だから知っている極わずかな気の緩みを小学生の視点として上手く切り取っているのです。
    かといって、女のだらしない部分ではなく、絶妙に色気を感じる画角を選び、無自覚ゆえの無防備なエロを表現してくれています。
    つまり、男が求める上質なエロと女性しか知り得ない隙の数々を良い塩梅で配合して、短編の形で連射した作品です。
    個人的には体育教師がすごく好きです。
    一見ボーイッシュな短髪美人が稀に見せる恥じらいの表情がたまらなく萌えポイントです。

    1人 が役に立ったと答えています
  • 女子高生のつれづれ 1 [コアミックス]
    単行本
    女子高生のつれづれ 1
    三本コヨリ
    594
    / 16pt(3%)
    「おしっこをガマンすると気持ちいいらしい?」「ブラ紐が見えてるのはアウト? セーフ?」「女子更衣室で…
    (7)
    販売日 : 2017年04月20日

    男からはわからない女子校生あるあるを詰め込んだような作品です。
    表紙右の黒髪の娘が一応の主人公で、同じく表紙に出ている友達2人が準主役級のメイン登場人物として進行します。
    酷い暴言を承知で言うと、大して面白くないし、鬼気迫るクライマックスもありません。
    しかし、男子校育ちがそのまま大人になったような身からすると、こういった女子の視点からの他愛ない日常だけでも新鮮で、充分以上に興味深いです。
    [作品内容]に3種の例が書いてありますが、その他に10話、計13話が収録されています。
    「アイスは舐める派?かじる派?しゃぶる派?」
    「ストローの口径は女性のとある部位と同じサイズらしい?」
    「更衣室でのパンツ談義からの年相応な下着とは?」
    「女にとっての腋の重要性について?」
    「主人公が初体験した、痛いけど慣れちゃえば気持ち良い事とは?」
    「三者三様のスカートの長さとおしゃれ意識?」
    「大きいことの利点とは?」
    「壁ドンはそんなに良いものか?」
    「粉薬が苦手な娘と応援団?」
    「斜め掛けの鞄の紐のベストポジションは?」
    個人的には「女子更衣室で流行っている遊び」が初耳で、やってみたい衝動に駆られました。
    まあ、男がやったら確実にアウトでしょうが、触る事は無くても見えている事はたまにあるので、凄く羨ましいです。

    1人 が役に立ったと答えています
  • 童貞のボクが美乳お姉さんとHできた理由 [竹書房]
    単行本
    童貞のボクが美乳お姉さんとHできた理由
    きじとらぬこぢ
    638
    / 17pt(3%)
    たっぷりナメて…ずっぽり包んで…シゴいてあげる♪
    (25)
    販売日 : 2017年04月16日

    竹書房様では2冊の単行本を1冊に纏めて廉価版として発売する事がままあります。
    本作もその内のひとつで、「弟の彼女とその妹(BJ057668)」と「見つめOUT(BJ034905)」がほぼ丸ごと収録されています。
    なお、完全に丸ごとではありません。
    両単行本のページ数を足して、本作のページ数と比べれば、本作の方が47ページ分少ないのが分かるはずです。
    これは両単行本の描き下ろし分が未収録なので1短編ずつのページ数が減少しているのです。
    元になった単行本を個々に買う意義は残しつつも、描き下ろし分を切り捨てる覚悟があるなら、こっちを買った方が断然お得と言う寸法です。

    「弟の彼女とその妹」
    双子の弟の彼女を主人公(双子の兄)が寝取る話です。
    寝取るっていうか、事実上そうなっただけで、むしろ女性側の押しが強く、主人公の童貞気質の高さもあって、性欲と倫理観の狭間で葛藤する男の顔芸が光っています。
    一方で、サンプルからも明白な画力の高さが黒髪清楚系美人の麗しさ、妹のブルマ尻の魅力を存分に堪能できる良作です。

    「見つめOUT」
    目が合った女性と問答無用でHできる特殊能力を得た男の話です。
    能力を取得する過程が唐突過ぎて自分でも使いこなす事ができず、翻弄される姿がコメディ的で気持ちよく見られます。
    能力にかかった女性の淫行衝動が強すぎるため、半ば逆レイプみたいになってしまうので、美女に迫られたい願望を持っている人にお勧めです。

    1人 が役に立ったと答えています
  • 魔王の秘書 1 [アース・スター エンターテイメント]
    単行本
    魔王の秘書 1
    鴨鍋かもつ
    660
    / 18pt(3%)
    Twitterで話題を呼んだ魔王と秘書のJRPG風ファンタジーギャグ、ついに登場!!
    (1,029)
    販売日 : 2017年04月15日

    作品側はもちろん、私もジャンルタグに[ギャグ]を入れています。
    確かにギャグなんですけど、すごい真面目に綿密に考えています。
    あれです、数学ではお馴染みのマイナスにマイナス掛けるとプラスになるみたいなものです。
    RPG世界の魔王および魔物達がそもそも非合理で破綻した存在であるがゆえに、そこに合理的すぎて狂気な存在(人間族の秘書)が入り込んで、一つ一つ丁寧に「そこがおかしい」って真顔で指摘していくと結果的にギャグになっているのです。
    魔王軍に現代日本みたいな雇用形態を提唱し、労災だの残業だの求人募集だの言い出すせいで、魔王様は戸惑いまくってはいるものの、一理ある論理のせいで鮮やかに論破される流れがシュールさを際立てています。
    また、異形の魔族だらけの城の中で、事あるごとに睨まれているにもかかわらず、顔色一つ変えない秘書のスルースキルはヤンキー集団に放り込まれた優等生みたいで、どうにかして堕としてやりたい衝動に駆られます。
    一方で、終盤に行くと、秘書が何故そこまで冷徹に人類を裏切って魔物側に献策できるのかバックボーンが明らかになり、今までもギャグが嘘のようなシリアスな雰囲気が垣間見え、狂気の裏にある哀愁を感じ、やはり彼女は真剣なんだと再確認させられます。
    ただ、地味に最大の見所だと思うのは秘書の上目遣いです。
    魔王と秘書は倍以上の身長差があるので、見上げる構図が頻発し、理知的で冷ややかな態度の眼鏡美人がロリのように遥か上の相手に話す感覚が一種のギャップ萌えです。

    33人 が役に立ったと答えています
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