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耳かきに始まり、洗浄や産毛剃りなどのASMRを重視した耳撫屋シリーズ最初の作品。
この時点で耳撫屋の方針「基本は丁寧かつシンプル」が完成されてると言っても過言ではない。
重視されているというだけあって各サービスの音質は今でも色あせていません。
どう洗われているか、どう触られているか、どう掛かれているかといったことが音だけで把握できるとはそういうこと。
そうしたサービスにかの仔さんの声もマッチングして癒やしの相乗効果があります。
お店ということなのであまり喋りすぎず、これからすることをぽつぽつとしゃべる感じ。
その分、吐息と衣擦れの音が断続的に聞こえてきます。
そうした絶え間ない息遣い、膝枕をすると聞こえる衣擦れの音があるからこそ、臨場感が膨らんできます。
そして追加メニューの耳なめ。
昨今のASMRものでは定番のものですが、そんな今のものと比べても遜色ないクオリティ。
これでシンプルってどういうことなの…
耳かき音声もの定番のパターンを煮詰めに煮詰めて出来上がったともいえる不朽の名作。
音フェチ系初心者も上級者も、一度は聞いといで。
耳かき音声を思い浮かべると、多くの人は和風な雰囲気を思い浮かべるかもしれません。
だが今回は一変して西洋モチーフ。そういう点でも珍しいのかも。(軽く調べても耳かき作品で西洋的な雰囲気のは少なめでした)
10歳、というだけあってマリアは純真無垢です。いやらしは一切合切ございません。
礼儀正しい聖女でありますが年相応な面もあり、普通の女の子なところも見られます。
しかし10歳…10歳の聖女かぁ…純粋存在という点では紛れもなく聖女ですねうん。
もう一人のヒロインのミカエルはマリアとは違ってちょっと俗っぽい感じな子。
猫ですが、デレ後な感じであってほほずっとじゃれてきてくれます。
同じ柚萌さんの声ではありますが、キャラが対比の存在であるため、雰囲気の違いがしっかり表れていていいですね。
幼き聖女と猫少女にほっこりさせてもらえる、という点では割と新境地な気がしでもない本作。
プラシーボなのは否めなくとも、モチーフが違うと作品内の雰囲気が変わるもんですなと唸りました。
乙女屋敷や林檎神社とも違う空気がございますので、シリーズを追っている方はぜひ。
寒いので
一緒におふとん
だんだらり
句の通りです。幼馴染の由紀ちゃんが寒いので布団の中に招待してくれたので一緒にだらだらごろごろします。
手を擦り合わせたり、添い寝しながら綿棒で耳かきされたり、そのまま寝ちゃいます。
本作は横になりながらのんびり聞くのに最適な一作とも言えるでしょう。
結崎有理さんの脱力ボイスの呟きと吐息が徐々に眠気を誘ってきます。
耳かき音、息の吹きかけ、衣擦れやベッドの軋みなどの効果音も非常にリアルで耳の肥えたユーザーにも安心。
安眠音声として申し分のない出来ですが、個人的に今作で特に良いと感じたのが、由紀ちゃんとの距離感です。
まず布団の中に誘うという割りと大胆なことをやってくれるのですが、ふと冷静になった途端に恥ずかしがったりするわでまぁ可愛らしいこと。
こういったナンとも言い難い付かず離れずの距離感に魅力を感じる方なら、買って損はない作品だといえるでしょう。
Vol.1とありますが、果たして続編はまた由紀ちゃんなのか…その辺りも今後が楽しみな作品でした。
クオリティはそのまま且つ向上、それでもってなんだか違う雰囲気。
だからこそ新鮮な体験がそこにあった。
「鈴の音シリーズ」が耳かきを重視した作品であるなら、こちらは様々な音フェチを重視している傾向でしょうか。
前のレビューでも書かれている通り、作品の流れとしては、過去作である「お家でゆっくり~シリーズ」に近いものがあり、その直系の作品とも言えるでしょう。
また、様々な音源な用意されているため、「音フェチ研究室」の遺伝子も組み込まれているともとれますね。
だからこそ、レビュータイトル通りに「詰め合わせセット」という印象を受けました。
年末にこれはありがたい…
やはり真夜さんのキャラクター性が今作の雰囲気の違いを醸し出していると思います。
とみみさんの作風というと、まったりのんびしりした雰囲気を抱いていたのですが、今回は打って変わってミステリアス。
とはいっても不穏な空気は一切なく、怪しくも温かい癒しといったところでしょうか。
とみみ流ミステリアスってだけでもこれまで聞いてたファンにとっては中々新鮮な体験がありました。
だからこそ、これまで追っていた人に聞いてもらいたい一作。
作りこそ過去作の踏襲があるとはいえ、雰囲気だけでもかなり違ってきます。
単発っぽい感じですが、また来れるなら新しい体験を期待してしまいますね。
まず始めに。本作は百合ものです。即ち、相手も聞き手(自分)も女性という前提があります。
とはいっても、意識しすぎなければあまり問題にはなりませんので、男性でも滞りなく聞けるのでご安心下さい。
でも一応「自分は美少女だ!」って暗示は軽く掛けといたほうが楽しめる…かも。
今作は死神ユリちゃんの毒針耳かきの続編です。続編と言っても、聞き手は前回と変わって別人なので前作を聞いていなくても大丈夫です。
さて、本編ですが…まず「こっち(聞き手)が耳かきをします」。
そうです、こっちが「する側」なのです。といっても、耳かき音自体は自分の耳に聞こえるのですが…
そこはまぁ三途の川の不思議現象ということで、細かいことは考えずに。
耳かき中にぽつぽつとユリちゃんが喋りますがトラックごとに接し方が違います。
やはりこのか細い声があるからこそ、この作品の魅力が際立つと思います。
加えて、前作からのアンビエントBGMと時折聞こえる木船の軋む音や川の音が雰囲気を形作っていることで没入感がものすごい。
生殺与奪の権を握り握られ、綿を巻いた毒針を耳の穴の中で揺さぶりながら語りかけられている…
そういう点から、耳かき音声というよりはボイスドラマに近い印象を受けました。
何よりも、後半でユリちゃんから語られる内容が結構心に来ます。詳しくは実際の視聴で。
もーホントに色々と尖りに尖ってます。作中の毒針もこれくらい尖っているのだろうか。
状況が不穏なのに何故か安らぐ、物騒なことをしたりされたり言われたりしてるのに穏やかになる。
従来の耳かき音声の枠に当て嵌まらない稀有な作品ではないでしょうか。そういう意味では他の音声とは違った癒しが得れるのは間違い無し。
あと何故か不思議なくらい寝落ち率が高いです。大体ユリちゃんの声が眠気を誘ってる原因だと思います。
本作の特徴は何と言っても「毒針耳かき」にあるでしょう。
致死毒が含まれているデカい毒針の先端に綿を巻いただけの簡素な綿棒で、身体を動けなくされた状態の耳孔という人体の急所を弄くられる体験…
つまり、「耳かきなのに何故か生殺与奪の権をがっつり握られている」という本来なら安心できる状況なはずなのに、真逆な緊張を強いられるという尖った状況が本作のシチュエーションです。
「え?それ安眠できるの?」と疑問を抱えるかもしれませんが、ご安心下さい。寝れます。
その理由は耳かきをしてくれる死神のユリちゃんのキャラにあります。
消え入るような声の毒舌で囁きながらも、時折見える気遣いがハマればなんとも癖になってきて眠気を促してくれます。
もう一つの理由は本作は耳かき・安眠ボイスとしては珍しくBGMが付いていること。
サークル様の説明にもあるように、安眠を促すものとして流されているものですが、聞いてる限りでは知らない間に効いてくる感じ。
そういう点でも遅効毒が仕込まれてるようにも思えて面白い。
また、一部百合要素…即ち「耳かきされている自分は女性」という設定がありますが、ほんのちょっぴりな程度で
気にする程ではありません
一応、「これ聞いてる自分は女の子のつもり」と考えておくと違和感は減るかも。
その際はできるだけ美少女にしておこう。その方が絵面的に美しい。だって状況を考えるに見つめ合いながら耳かきされているワケだし。
総じて、耳かき安眠音声作品としてかなり珍しい要素を取り揃えているなんとも尖りに尖った作品。
だからこそ、色々音声作品を聞いてきた身には中々面白い試みの作品でした。
それに毒が回ってるのか繰り返し聞いてしまうほど虜になってたり…
あと、まさかの続編が制作されることになりました。
毒針耳かきってだけでもパワーワードなのに、続編もまた尖った要素が見え隠れ。
非常に楽しみです。
ひげばこさんの寝具擬人化シリーズそのいち。使い馴染みのまくらが女の子になって癒してくれます。
何はともあれ、夏癒さんの演技が光ります。「あるじー」という声だけで寝れるほどに催眠作用がかかってるんじゃないかってレベル。
まくらさんは人懐っこい感じののんびりした子。多分、枕としてはふかふかな感じですかね。
加えて甘え上手。ところどころであるじに甘えてくる部分の破壊力が凄いこと凄いこと。
すいません頭撫でたいんですけど、この枕を撫でたらいいですか。
耳かき、耳舐め、添い寝と安眠ボイス定番の流れですが、えっちぃ感じは皆無。耳舐めについてもくすぐったい感じで湿り気はありません。
追加パートである「あーん」は「まくらさんかわいい!」用。
甘えん坊なまくらさんの甘えぢからが遺憾なく発揮されておりますし、メインとは違った一面が見れるかも…?
かれこれ何十回と聞いてますが、完走率が2割切る程度には眠らされます。
恐ろしやゆったりのったりしたまくらさんボイスの破壊力よ。
お聞きの際には、長年愛用の枕を是非ともご用意すべきかと。
あなたの枕がまくらさんです。
作中の我々が急に神社に行くかの如く、急に来た…?
そんなことはともかく、鈴の音シリーズ番外編でビャクちゃんメインの本作です。時系列的には鈴の音と共にの後ですね。
テン様が耳かきメインだったのに対して、ビャクちゃんは洗髪やマッサージといったものがメイン。流行りの炭酸ヘッドスパも完備。
まぁアレですかね、耳へのあれこれはテン様の領域なのでしょう。
お店で働いてるのもあってか、ご奉仕中に豆知識というかトリビアが多めなのが特徴。ぼんやりお話を聞くのも面白いです。
番外編ではありますが、テン様ももちろん登場。何時もの場所(ひざのうえ)でいつものお決まり(みみかき)は落ち着きますね。
といっても今回はビャクちゃんがメイン、何時もとは違う場所(ひざのうえ)もございまする。
夏にピッタリのすぱっと涼しくなれるおもてなしが満載です。
テン様が耳かきを突き詰めているのに対して、お店のサービスのような癒しのバリエーションを広げているのがビャクちゃんといったところでしょうか。
ぐにぐにとマッサージされている時にマジに触られてるのでは?と錯覚する等、音のリアルさは言わずもがな。
そして何より驚きのコスパ。
余談ですが、ビャクちゃんのお仕事先の名前が判明します。シリーズを追い続けている人には「知ってた」ってなりますが。
…爪…あの人何を教えてんですかッ?!
「好き」という二文字を、たとえ妹からでも真正面から受け付けるとどう思うか。
それは人それぞれだけど、これを聞けば一先ずは自分の中の答えが出てくるのではなかろうか。
本作は照れ隠しのツンとかまどろっこしい口ぶりもなく、「兄さん大好き」と妹からの全力ストレートラブが展開される作品です。
そういうわけで、今作の特徴は「妹からの純粋な好意」だと思います。
瑠璃子は自覚してるくらいにはブラコンですが、兄を男として好きとかそういうのではなく、あくまで兄として大好きと考えている妹。
なので、インモラルな傾向は全くのゼロ。加えて、「好き」という言葉もなんというか、爽やかで可愛らしいです。
浅見ゆいさんの声の妹から「好き」と言われて癒されたい兄さんには全力でオススメ。
加えて、可愛らしいできた妹から兄として尊敬されたい場合もオススメします。
この作品を聞く際に「俺、瑠璃子が思ってるほど立派な兄じゃないよ!」と思うのは一旦やめておきましょう。なんにせよ、あなたは瑠璃子が大好きな兄さんなのだから。
そんなこと思ったら瑠璃子が悲しむよ。
あわよくば、隣に撫でる頭が、私はほしい。