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番契約の項目について教えなかったのは、主人公が怖気づくのを恐れたからだとか。
直前で事実を教えたら、怖くなってやめていた可能性が高いです。
主人公はルディを嫌っていますし、ほぼ間違いないでしょう。
ベンガルも友人を助けるために必死でした。
それを考えると許すしかないなって思いました。

ベンガルは主人公がルディの番だと薄々ながら察知していました。
匂いについて話している所で気になったとか。
頭は悪くない気がします。

やり逃げという単語が次々に出てくるシーンが面白かったです。
セイナ、ベンガル、マリーの順番で出てきました。
この流れがおかしくて笑ってしまいました。

本人の意志を確認せずに番にしてしまいました。
もし私がルディだったとしたら、この場に顔を出すなんて無理です。こっそりと逃げてしまう自信があります。

この後は屋敷に住むって流れになるのではないかと。
玉の輿に乗ったようなものです。
生活も一気に豪華になっていく気がします。

ルディの父親が出てきたシーンで驚きました。
既にいなくなっていると思っていたので。
色々あって疲れているって感じもしました。

彼が登場した後、マーキングの話が出てきました。
ルディが主人公の首筋にやったのが、マーキングらしいです。
あれは番契約を成立させる儀式のようなものだとか。
終わった後に説明するという流れでちょっと吹きました。

ベンガルの計画通りと言いたそうな雰囲気も面白かったです。
お笑い芸人みたいな感じがして笑えます。

主人公が初めてのキスを無理矢理奪われたと怒っています。
あの野郎など発言内容が男勝りといったところ。
普段の彼女とは全く違っているので、面白くてつい笑ってしまいました。

面白かったと同時に、意外だなって思いました。
獣の本能が表面化していたにもかかわらず、最後の一線は守っていたので。
部屋の中で使っていた魔法が、理性を残してくれたのでしょうか?
ルディならそのくらいできそうな気がします。

ルディがセイナのことを考えているシーンが面白かったです。
考えている内容は全て、彼女を独占したいという気持ちでした。
まるでコップに水を入れ過ぎて溢れかえったかのよう。
独占欲がそんな感じなので、凄いことになっているなって思いました。

と同時に、父が母にやったことの意味もわかったみたいです。
二人はもういなくなっています。
そうなった背景を考えたら、気持ちがしんみりしました。

ルディとセイナにも似たような現象が起こるのではないかと。
どうすればいいのか、ちょっとわからないです。
番というシステムそのものに原因があるので。

あんなに綺麗な子は初めて見た。
平民だから結ばれるのは難しい。
クラスの大半があの子を狙っているなどなど。

これらが当てはまる人物を考えてみると、最初に出てくるのがセイナ・アイリソンです。
その通りになったので、やっぱりなって思いました。

ルディは彼女を好きになってしまったことを、認めたくなかったみたいです。
この感情が新たな誤解を生むきっかけになってしまいました。(あり得ないと言っているアレと、プレゼントのことです)
全てはトラウマが原因なので、気の毒だなって感じます。

ルディがセイナを助けた背景の話が出てきました。
どれも立派としか言いようがない内容なので、偉いと褒めてあげたくなりました。
同情ではなく、彼女のことをよく考えての行動です。
貴族らしい行動だなって感じます。

とはいえ、吹き出しそうになった所は笑ってしまいますが。
笑いとは無縁な人が笑いそうになるのって、面白過ぎて困ります。

あと、匂いについて述べているシーンで吹きました。別の意味で考えたらそうなってしまいました。

ルディはセイナ・アイリソンに出会ってすぐにこんな印象を持ったようです。
美しい、とてもいい匂いがする女性、と。
彼が異性のことを褒め称えたのは、母親、家庭教師と続けて三人目です。
今度も間違えていたら、そう感じて緊張するのもわかる気がします。

その後の展開は可哀想だなって思いました。
初めて好きになった女性に、あんなことを言われてしまったからです。
読んでいるうちに同情したくなりました。

嫌われている女性の気持ちを振り向かせるのは難しいです。
それでも頑張るしかないです。

私も彼女がされていることは軟禁としか思えなかったです。
独占欲があるにしても、外で出歩くことすらできないのはおかしいので。
女性しか友達がいないのも変だなと感じる理由でした。

何度か読み返してみると、番の秘密がだんだんとわかってきました。
ずっと離れたくない、異性の側に置きたくない、などの気持ちが番を持つと一気に膨れ上がるのではないかと。
息子に対する態度も変でした。取られてたまるものかって言いたそうな雰囲気がありました。
番に原因があるので、可哀想だなって感じます。

ルディは全く悪くないです。
悪いのは、彼の持っている魅力的な容姿です。
自身ではどうにもできないのが悲しいところだなって感じます。

色々なことがあったにもかかわらず、やって来た家庭教師は女性でした。
母親の話し相手も欲しかったのでしょう。
こっちの面でも悲しいなって思いました。

この件が人間に対するトラウマになったようです。
大人からあんなことを言われたら、ショックを受けるのが普通です。
そうなるのもわかります。