詳細を表示しない的赏析一览

情報漏洩源のラストが一番印象に残っています。
ゴルゴ13が警告の一弾を放っていたからです。
しかも当たった場所が正三角形の複合体です。
何を意味しているのか丸わかりなので、凄まじいなって思いました。

ハイド氏はゴルゴ13を軽く見ていて、自身の手の上で踊っていると言わんばかりの態度でした。
銃撃を受けた後は恐怖で固まっていました。
彼には悪いですが、態度が一変しているのがおかしくて笑ってしまいました。
当然の結果のような気もします。

安全地帯の亡霊は、ある意味ではホラーだなって思いました。
自身である証拠を壊すために、ゴルゴ13が歯を撃ち抜いていたからです。
他の人から見たら、ホラーとしか言いようがないです。

孫まで生まれてしまったのなら、最後まで他人を演じるしかないです。
気の毒な話だなって感じます。


虎の尾を踏んだ男たちは、日本人の持つ欠点を浮かび上がらせていました。
お金のためとはいえ、あれはちょっとやり過ぎです。
しかも儲かる者は上に立つ人間のみです。
天罰が下って当然だなって思いました。


圧巻だったのが円い村です。
ダミーを大量に仕掛けておきながら、最後に利用したのは中継地点でした。
超超遠距離からの射撃を実現しているのが凄過ぎです。
神業に近い気がします。

クラウン夫妻の死に彼が出てきました。
ゴルゴ13の御用達になっている業者のことです。
もうレギュラーになっているなって思いました。

今回は彼に、特殊な弾丸を二つ作ってくれと依頼していました。
普通の銃ではなく、エアライフルを使わないと撃てないと書かれていました。

この時点で噴火することを予想していたのでしょう。
学者並みの知識を持っていることになるので、凄い話だなって感じます。

ゴルゴ13が噴火から逃げているシーンもよかったです。
後ろから迫りくる火砕流から、全力で逃げているといったところ。
映画のワンシーンみたいでした。

石油分解微生物が出てくるのは、Kデー・カウントダウンです。
微生物増殖補助剤を流し込み実験した結果、爆発しませんでした。

研究を進めている人が身をもって証明したことになります。
勇気のある人だなと褒め称えたい気分です。

この技術を世界各地の石油施設に利用すれば、世界経済が大混乱になることは必定。
しかも研究者がいる国は、それをやり遂げる覚悟を持っています。
スケールの大きい話だなって思いました。

西と東のトップが手を組んで、この技術をなかったことにしようと動いていました。
パニックが起こるだけなので、当然のような気がします。

平凡な心臓麻痺、まともに受けたらかなりやばかったとか言っています。
とんでもないことを冷静に述べているのがおかしくて、つい笑ってしまいました。

ダメージが深ければ何も言えないのが普通です。
割と元気そうに見えるので、これなら大丈夫だなって思いました。

お姫様抱っこを提案しているシーンもよかったです。
もしやってくれたら、爆笑していた自信があります。
次はそうしてくれることを期待しています。

東亜共同体は最初から最後まで凄い内容でした。
決して手を握るはずのない者達が、日本が提携することによって手を握り、新しい経済ブロックを作るという内容です。
仮にできたとすれば、欧州とアメリカを越えること間違いないです。
凄い話だなって思いました。

オチで驚きました。
この話が全て罠だったからです。
ピエロ役もゴルゴ13が倒したあの人ではなく、依頼者でもある彼だったことになります。
大局的にモノを見ることの大切さ、それがわかる話になっていました。
読んでいて何かを学んだ気がします。

黄色い害虫の後半に、ゴルゴ13が依頼した内容通りに行動するシーンがあります。
はっきりとわかるやり方ではなく、事故に見せかけてほしい。これが依頼の内容でした。

あそこの床は結構硬いです。
あれなら石鹸で足を滑らせて転んだように見えます。
見事なやり方だなって思いました。

面白かったのがその後です。
立ち去る寸前に、一発ドカンとやってしまったのでした。
ミスしたとしか思えないので、盛大に笑ってしまいました。

200年の輪廻が現在に続いています。
その輪廻の輪は当時以上に、欲望の渦が大きくなっていました。
何かを所有したいという気持ちは、誰しもが持っている願望です。
この気持ちに変化がないのは仕方ない気もします。

オルレアン公の絵は正面ではなく、右の方を見ていました。
無表情なのですが、どことなく悲しげでした。
そっとしておいてほしいと、暗に言いたそうな感じもしました。

絵の気持ちがわかっていたら、ゴルゴ13が現れることもなかったでしょう。
絵に興味が湧いたのもわかるので、何とも言えないなって思いました。

ゴルゴ13がやったのは跳弾という手法だと思います。
そのまま狙撃したのでは、橋の上にいる誰かに当たってしまう状況です。
橋の下を狙って撃ち、水面の跳弾を利用して角度をつけてターゲットの所へ。というやり方だったのではないかと。
これを一回でやってのけるのは普通の人には無理です。ゴルゴ13だけです。

とある大統領がAIの計算通りに動くという展開が面白かったです
そのAIを彼のもとへ送ったのは日本とアメリカです。
奇抜なストーリーになっているなって思いました。

途中までは完璧だったのですが、ゴルゴ13が登場したことで崩されることに。
習慣を利用して攻撃したシーンが凄かったです。あれは避けられないです。
人工知能AIが誤算したのもわかります。
もう怪物としか言いようがないので。


原油価格について分析を進めているシーンもなかなかでした。
一バーレル十三ドルが三十二ドルまで高騰していて、場合によっては七十ドルを超える可能性があると書かれていました。
現代社会は既にその域に達しています。
苦戦している状況を値上げで凌いでいるので、分析をした彼の言い分は間違っているなって思いました。

餓狼おどる海は、印象に残るシーンが多くて面白かったです。

魚雷を小型潜水艦に変えて乗り込むという展開が一番よかったです。
あの魚雷の裏話は私も知っています。
当時の上層部は、アレを使えば負け戦を挽回できると本気で考えていました。老技師が言うように狂気だなって感じます。

ゴルゴ13はその潜水艦を巧みに利用して、海賊たちに強烈なダメージを与えていました。
海の底から急浮上して奇襲をかけているので、一溜りもないなって思いました。

それだけでなく、彼は海賊たちの本拠地に単独で乗り込み、殲滅戦を敢行していました。
無言で次々に倒していく姿が格好よかったです。

正義の使者として戦っていたからか、読んでいて胸がすっとしました。
ゴルゴ13を怪物と言っていますが、彼らの方が怪物に相応しいです。