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足がつる、むくむは、下肢静脈瘤のサイン。早期発見で治療の選択肢が広がります。自己チェックや検査、手術法までを詳しく解説。
下肢静脈瘤は、静脈の血液が逆流しないように働く弁が
うまく働かなくなり、血液が逆流し滞って起こる病気。
ひどくなると血管が膨らみ、ボコボコと浮き上がって見えます。
これは、自然に治るものではなく、足がだるい、むくむなどさまざまな不快症状を引き起こします。
一昔前までは、治療には何日も入院が必要な手術が必要でしたが、
現在ではレーザーを使って原因血管を閉じてしまう日帰り手術が可能になり、痛みも体の負担も少なくなっています。
レーザー治療の大部分が保険適用になったこともあり、以前とは比べものにならないほど治療が受けやすくなりました。
本書では、レーザー治療をはじめ、ストリッピング手術など、治療法について図や症例写真、
体験談を交えて、わかりやすく解説しています。
下肢静脈瘤は、早期発見で治療の選択肢が広がります。
本書のチェック欄を参照し、症状があればまずは検査を受けてみましょう。
保坂 純郎(ほさかじゅんろう):四谷・血管クリニック院長。医学博士(日本医科大学、オスロ大学)。
1986年、日本医科大学医学部卒業。日本医科大学付属病院放射線科医局長、講師を歴任。
ニューヨークのコーネル大学Vascular Center(血管治療センター)にて、米国静脈学会会長、Min教授より血管内レーザー治療の指導を受ける。
2009年に四谷・血管クリニックを開院し、現職。レーザー手技により、皮膚を切らずに下肢静脈瘤を治療するスペシャリスト。
脈管専門医。放射線専門医。下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の実施基準による指導医。日本静脈学会評議員。弾力ストッキングコンダクター。