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セ弱パ強、シーズン途中の監督解任、
オーナーの現場介入、選手兼任監督、
プレミア12準決勝敗退……。
問題や課題の多い今のプロ野球界に言えることは、
監督の人材不足である。
そもそも監督を育てるような環境が整っておらず、
負けが込むと安易に監督を変えるようでは、
いつまでたっても強いチーム作りは行えない。
このような「監督受難」の時代に
監督として必要な資質を、
南海、ヤクルト、阪神、楽天など
数々の球団で監督としての実績を築き、
勝負と人間の機微を熟知した智将・野村克也が語る。
◎負けてはいけない試合で、小久保監督の采配のまずさが露呈した
◎谷繁元信がプレイングマネージャーとして通用しなかった理由
◎サングラスをかけて指揮を執る監督にモノ申す
◎組織の力量は、リーダーの力量以上にはならない
◎試合で奇襲ばかり考えている監督はヘボである
◎球団は優秀な選手の獲得よりも、監督の質の向上に努めよ
◎指導者として松井には期待するが、イチローには期待しない
◎金本の責任感の強さを、阪神の選手に植えつけてほしい
ほか
<著者コメント>
2016年、本物の野球を期待してます。