手島史詞 他
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「ヴォルフさんは、また誰かを愛したりできるんですか?」
「ジブリルこそ、そういう相手はいなかったのか?」
敵対する「グシャラボラス工房」のクロウリーとの対決を経て、ヴォルフとジブリルは絆を強めていった。
そして、アーティファクト回収の日々を送る2人に転機が訪れる。
―とある田舎にある屋敷を訪れ、幽霊現象を起す原因を突き止めてほしい―
そこは、かつてジブリルが暮らし、魔術の修行した屋敷だった。
怪しげな依頼に危機感を募らせながらも調査を進めるヴォルフとジブリルの前に、倒したはずのクロウリーが現われる。
「くかかかかか、ミルシエル嬢の仇討ちは、もう諦めたのかね?」
「魔導書」「幽霊船」「象牙天球」「サーカスの帳」「隠された肖像画」新たなアーティファクトが2人を破滅へと誘う。そしてジブリルの秘密が明らかに……。
「自分の肖像画を取り戻したいんです。わたしの体も元に戻るかもしれませんから」