レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「いちまいの赤い紙」 へのレビュー

時が答えを導き出してくれる。しかし、それが望むものかどうかは

2022年08月21日   ユーリンゲン さん

このレビューは参考になった x 0人

2022年も後半に入ったこの時に触れると、非常に重く現実味のある短編作品なのだなと感じました。
半分はフィクションとして、もう半分は作者さんのエッセーとして書かれてる随想的な形式だとお見受けします。
世界を取り巻く武力による弱肉強食の理は変わることなく、私たちは仮初めの"平和憲法"によってそれら
戦争の現実を遠ざけて暮らしていたに過ぎないという事を痛感させられました。

国会のシーンで憲法改正や徴兵制の話など、混然とする様子が非常にリアリティがあります。
皮肉も込めた強いメッセージ性の裏に、作者さんの平和への想いを胸に同じくすることができました。

* は必須項目です)

理由*