Ulasan baru

ああやっぱり、って感じでしたね
ついにあとからユウが追いついてきて、アギトは…

風神雷神くんは強キャラって感じだったのに、結局いいところはまったくなかったですね
まぁ、高難易度迷宮を超スピードで踏破できるくらいには強かったようなので、どちらかというとユウとその配下の仮面の男が強すぎたんでしょうね

一方、大地たちはなにもいない広い部屋で途方に暮れていましたが、テレポートで移動した先で、大地には存在しない「小説版の誰かの記憶」らしきものがフラッシュバックします
やはり、リミットブレイクのリスクとは、大地のダイチ化なのだろうか…?

リミットブレイクのリスク、湧き上がる暗い衝動石碑の奥でスキルを授けてくれる謎の存在のシルエット、ちさの「大地が大地でなくなっていく気がする」という言葉、大地のことをダイチと呼んだグアドロ、そして大地とダイチの回想が重なっていくイメージ

これはもしかして、リミットブレイクのリスクとは、「大地が小説の主人公であるダイチになっていく」というものだろうか?

ここまでそんな事を考えながら読んでいましたが、果たして…?

奇策を用いて、強敵アギトを下した大地
しかも、アギトのスキルをイミテーションして仮死状態に留めるという、大地的に理想的な内容で

でも、彼のパーティは誰も知りませんが、アギトに勝るとも劣らないクソ野郎となったユウが、彼らを追っているんですよねぇ…
そして、今までのパターンで行くと、大地に負けた悪党は、直後に酷い目に合うんですよねぇ…

もう大地の足は引っ張りたくないと、悲壮な決意を固めるちさ
大地は大地で、なかなか戦闘センスが磨かれてきたのか、いい具合の"ブラフ"を仕込んでいたのですが、ちさにはそんなことはわからないですしね…

しかし、そんな彼女の気迫が奇跡を呼んだのか、ここに来てまさかのサプライズが

それにしても、アギトは本当に動揺していたんですねぇ
冷静であれば、大地の仕掛けたブラフに気づいたかもしれないのに…

心の氷に決着をつけた前回から、このサブタイトルですよ…
まぁ、前回も書きましたが、全部アギトの自業自得ですし、今まで遊び半分とか、イラッとしたとかで殺しまくっていたわけですから、今更お友達もないもんですよね

自分に従えば万事問題ないというアギトに対して、大地は内心、「ウソだ…!人殺しまがいのことをしておいて…」なんて思っていますが、そいつは"まがい"なんて生易しいやつじゃないんですよねぇ…

宿敵グアドロの剣でやつの首をはね、因縁に決着をつけた大地
ちさはそんな彼の背中に、小説の主人公であるダイチの姿を見ますが、このシンクロはいったい…?

戦勝ムードの中、大地とアギトもハイタッチをするなどいい雰囲気でしたが、そんな中で大地は、ちさの背中に「いざという時の」アイシクルボムが仕掛けられていることに気づいてしまいます

アギトの内心を見えてしまう読者という立場で、この決裂劇を見るのはなかなかつらいものがありますが、まぁ、アギトは完全に身から出た錆ですから、仕方ないですよね

それにしても、銀バングルのハズのアギトが、金スキルを使えたのはなぜだろうか…?
銀バングルというのがすでにブラフだったのかな…?

復活したグアドロの腕を次々落とし、追い詰めていく大地
しかし、グアドロは何度も何度も「ダイチ」と繰り返します

…ダイチは小説の主人公の名前で、本編の主人公は大地(りく)のはず…?
これはいったいどういうことなのか?

グアドロの首をはねた大地の背中が、小説の主人公ダイチに重なる展開は胸熱でしたが、なんだか嫌な予感がするのはなぜだろう…?

倒したかに見えたカラーリーパーが立ち上がり、戦慄する大地たち
しかし、そこに突如現れたのは、ダンジョンが出現したあの日に撃破したはずのグアドロで…

死んだはずの仇敵その2を見て激高した大地は、一気呵成に責め立てますが、5日のジュエラーのように強化され、"五本目の腕"を備えたグアドロの攻撃を受けてしまいます

やはり裏にいるのは、ジュエラーの言う「あの方」なのか?
アギトもふっとばされ、ちさに凶刃が迫るとき、あのときにはなかった大地の力が炸裂するのでした

かつてアギトたちのパーティを半壊させ、返り討ちにした不死の敵
その正体は、色に対応する属性攻撃しか通用しないモンスターでした
モンスターと言うより、ほぼほぼダンジョンのギミックですね

このモンスター"カラーリーパー"は、構想だけはあったが小説に登場しないボツキャラクターだったようで、どうりで小説やプロットを簒奪しただけのユウには攻略法が分からなかったわけですね

しかし、ジュエラーといいこいつといい、人間を「下等種族」と呼ぶのはなにか意味があるのだろうか?

ちさがテントから抜け出していたのは、特訓のためだったようですね
努力は素晴らしいですが、しかし、そのために回復役を消費しまくっていたのはいただけない…(自分で買った範囲内だとしても)

ともあれ、そうして訓練いれば、もしかしたら彼女もグレードアップがあるかもですし、それ自体は無駄ではないですよね

そして、アギトの言う「不死の敵」の存在
大地にも覚えがない敵のようですが、その特徴を聞いて何かを思い出した様子…
いったい、不死の敵の秘密とは…?