Lista de reseña de Tikuwabu
Rango del reseñador | 69Rango | (Reseñas útiles:39obras) |
---|---|---|
Clasificación de Contribuciónes | 81Rango | (Reseñas Totales:77obras) |
|
|
本作は、前作「そ+ならなきゃよかった」から続く物語であり、三部作で制作された最後の作品に当たります。
ですので、この作品から読み始めるのはあまりお勧めできません。無理ではないですが、二作揃えて読むことをお勧めしておきます。
先生と生徒、ただの幼馴染であったはずの二人がそんな関係に移り変わり、そのせいで互いに互いの距離を計れないでいる。
そんな二人が文化祭準備の一幕を皮切りに関係を動かし、紆余曲折を経て一つの結論にたどり着く物語になっていますね。
高校生とはいえまだまだ精神的に幼い結と、高校生と付き合うのはどう考えても不味い樹は、当分はこの微妙な距離でいちゃいちゃしていくんだろうなあと思わせる、そんな素敵なエンディングです。
少女漫画テイストで展開されるじれじれの物語、三部作まとめて読むと彼らの一歩一歩が楽しく読むことができます。
前作「そ+ならなきゃよかった」と合わせての購入をお勧めいたしますが、とても健やかな青春模様が楽しめますよ。お勧めです。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
|
|
05/23/2019
本作は、お帰りを言う相手が居ないのを虚しく思った大学生のカオルが、ペットショップで見かけたなんかでっかいウサギを飼ってみた話です。
掌編と言うべき16Pの作品で、返品され続けて傷ついたウサギと主人公の出会い+αくらいの感覚でしょうか。
物語の持つコンテクストはちょっと難しい部分もあって、まさしく擬人化されたウサギ(女の子じゃなくて、リアルは普通に中型犬サイズのウサギ)の言葉に主人公が反応している。
おそらく外観は擬人化されているだけなんですけど、たぶん会話はできてるっぽいんですよね。ウサギがナチュラルにしゃべる世界、メルヘンです。
だいたい連載の一話分くらいの内容ですので、その短さだけは注意をば。
あと、女の子目当てだと思ったよりウサギの出演が多いと思うので(笑)、そちらもご注意くださいな。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
|
|
本作は健気で可愛らしい大淀さんと、言葉少なで不愛想な風の提督の幸せなケッコン生活を描いた短編集的漫画作品です。
大淀さんのすてきな若奥様感は強烈なものがありましたねー。
健気な大淀さんが寄り添ってくれるような、そんな良質なほのぼの生活が描かれた作品です。
なんでもないような日常風景をそっと描きながら、二人の幸せを克明に描いている。
これぞ二次創作だなあと。本当に心温まる掌編の数々です。
例えば二人で床を共にする「その3」は、性的なニュアンスを一切排除した若夫婦の会話そのもの。
甘く、それでいて甘ったるさはなく。イチャイチャというほど密着感はなく、ただただ心癒されるような素っ気ない描写が本当に素晴らしい。
大淀さんの良質な描写もさることながら、提督の人物描写もスマートでいてよく踏み込んだものになっています。
であればこそ、二人の会話はより一層味わい深い。
きわめて良質な二次創作作品です。
原作を楽しんでいる方も、あるいはそうでない方に対してもお勧めできる作品ですね。
現に私は艦〇れ未プレイなのにおすすめできるくらい楽しめましたからねー。お勧めです!
Palabras clave que seleccionó el reseñador
|
|
05/03/2019
本作は、大正時代の華族の少女と、そんな少女に仕えることになった従者の青年の物語のプロローグ的一話です。
本当にプロローグで、侯爵家当主にして別邸で軟禁される少女と、半ば騙されるような形で仕えることになった青年が会話が交わし、その中で謎が散りばめられていく内容になっています。
描写はまさしく説明にあるように、
>璋子が脱いだり着たり脱いだり風呂に入ったりします。
といった形で進行し、璋子(たまこ)の幼気な肢体がフェティッシュに描かれている感じです。
ロリババア的な余裕さから垣間見える彼女の不気味さや、そのことを不審に思いながらあくまで従者に徹している彼の振る舞いなど、ここでは二人の関係はある一点でしか交わらない形。
あくまでプロローグ、これからの物語がどう動いていくか見ていきたい内容になっています。
そんな意味でこの一話単体での評価は少し難しいのですが、以降の物語を追いたいと思わせる独特の雰囲気があるのも確かです。
大正ロマンの空気や細やかな少女の描出に関心が深い方にはお勧めしておきたい作品です。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
|
|
05/03/2019
|
|
05/26/2018
|
|
05/26/2018
|
|
|
|
本作は、地霊殿のアレンジを中心にしたミニアルバムです。
型番ではHACW-TA1036、36枚目のアルバムになるようですが、全八曲、33分ほどの収録内容を元曲も付記して書き出してみますとこんな感じになっています。
1. 地霊殿音楽堂へようこそ/ハルトマンの妖怪少女
2. 天空の花の都 トランペット協奏曲/天空の花の都
3. 千年幻想郷/千年幻想郷 ~ History of the Moon -
4. 廃獄の幻想四獣奏/廃獄ララバイ
5. 地獄は燃えているか/ハートフェルトファンシー
6. 臨海ピアノ/霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion -
7. 姉妹のための弦葬曲/少女さとり ~ 3rd eye -
8. 幻想への扉/神々が恋した幻想郷
帯には「Strings Arrange」とありまして、特に弦楽の美しさにこだわってアレンジされたのだそうですが、全体の編成はおおむねオケのそれです。
純粋な弦楽アレンジは「廃獄の幻想四獣奏」と「姉妹のための弦葬曲」の二曲のみであり、まず始まりの「地霊殿音楽堂へようこそ」からしてクロノトリガーのOPを彷彿とさせるような柱時計の音と、バロック調のハープシコードが音楽を開幕させています。
トランペットのメロディが哀調を施す「天空の花の都 トランペット協奏曲」や、堂々たるオケアレンジの「千年幻想郷」などの合間に挟まって、絡みつくようなメロディの曲線を描くノンストップのピアノが耳を惹く「臨海ピアノ」が良いアクセントになっていますね。
どこか和の色調を感じる「地獄は燃えているか」や、ボーナストラック的な要素の強い「幻想への扉」も含めて、それぞれの曲のカラーが明瞭な、バラエティに富んだ一枚になっています。
基調はクラシカルな美しさに置きながらも、耳に楽しい一枚でした。お勧めしておきます。
|
|
本作は、レミリアのメインテーマである「亡き王女の為のセプテット」を交響曲としてアレンジした大作です。
アルバムとしては20分のミニアルバムですが、この時間分の交響曲アレンジというのは実に力作。
このアルバムの編曲でレミリアの曲のアレンジも16回目だそうですが、この新シリーズである幻想交響曲シリーズでの編曲が決定打と言えるアレンジとなるのでしょう。
ジャケットでのコメントに「傑作」を明記してあるのが印象的です。
コーラスをメインに据えた序曲はチューブラベルの音も高らかに、荘厳な始まりを見せます。
彼女の誕生を象った序曲は、徐々にメインをコーラスからオケに移しながら勇壮な物語を紡ぎ、彼女の波乱に満ちた人生を活写します。
そして中間部、転調して長調で展開される弦楽アンサンブルの音は非常に美しい。
この辺は彼女の、静かながらもどこか物悲しい、物語の本編が始まる直前を暗喩しているのかなと感じる部分ですが、それは次なる展開への幕間に他なりません。
圧巻なのは後半も半ばに入ってから展開されるシンフォニックメタル。
エレキギターがメインメロディを牽引し、オケが華やかに装飾するその音楽は実に趣味工房にんじんわいんさんらしいクールさと熱狂を兼ね備えています。
彼女の物語が本当の意味で始まる、紅魔郷以降の物語はおそらくここで表現されている。
80小節近くのできあがった譜面を犠牲にして挿入した一幕とのことですが、こうした贅沢な展開ができるのは打ち込みならではでしょう。
そして音楽は女声ソロと弦楽によりしめやかに閉じられる。
この辺は解釈がわかれるでしょうが、その壮大な音楽の結末として、ここでのピュアなクラシカルさ・美しさはひどく印象的です。
実に壮大なスケールでのアレンジです。
オケアレンジに抵抗のない方には、是非にとお勧めしたいアレンジアルバムですね。