穂積さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 1位 | (役に立った数:1,071件) |
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投稿数ランキング | 35位 | (総レビュー数:262件) |
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本作を読み始めた時に予感と最後まで読み終えた感想は同じでした。
「お疲れさまでした!」です。
まるで最終回を迎えた労をねぎらうかのようなテンションではあるものの、そうではありません。
サンプルにも出ているページで言えば第60話と書かれた扉絵でその兆候が表れています。
電子書籍だと帯が付いていませんが、そこに書かれた衝撃の宣伝文句は「ラミア祭り のべ1778体のラミアが登場!!」です。
大袈裟じゃない?と思ったなら本作を侮っています。
路面を埋め尽くすラミアが見渡す限り続き、床が見えなくなるほど折り重なったラミアが主人公に襲い掛かる、数の暴力を地で行っています。
しかも、その多くがおっぱい丸出しで、まさに蛇のように縦横無尽に絡みつき、一人の男の体に二桁以上の乳房が密着している感覚が超高濃度のハーレムを完成させています。
画面いっぱいを埋め尽くす女体の濁流が全部発情している、ある意味で恐ろしい女まみれです。
そして、見終わって「この数の美ラミアを描き分けて作画するなんてすごすぎる!お疲れさまでした!」と感服せずにはいられませんでした。
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身長3m以上あるメイドが背筋を伸ばして歩ける広さなんて、まずその豪邸が羨ましいってのは本筋とは関係ないので置いておきます。
本作のヒロインは三重の意味で安らぎを与えてくれる女性だと思います。
第一に毛です。
犬にせよ、猫にせよ、長毛種のモフモフとしたクッション性は無条件に人を癒してくれる効力があります。
その点、彼女は全身がモフモフなのは言うまでもなく、尻尾もフサフサで、髪も人ひとり遭難できる密度なので折り紙付きです。
次にメイドです。
うやうやしくも礼儀正しい古き良きメイド像が全てを任せたくなる安心感を与えてくれます。
最後に巨体です。
常人の倍もある身長は言うに及ばず、重量級そのものの豊満さも母性的な安らぎに直結しています。
特に、その巨体に比しても特大のおっぱいは群を抜いて魅力的で、体ごと挟んでいただければ幸福感で昇天しそうな印象を受けました。
もちろん、全くの予備知識なしで見ても面白い作品だと思います。
ぐるぐる目が回るような疾走感のあるアクション、流石はスプラッターに造詣の深い作者様(BJ172326)だけあって迫力ある戦闘描写、ハードボイルドな犯罪捜査、個性豊かなメンバー、作りこまれた設定の数々どこを取っても単体だけで看板が張れる熱さです。
その一方で、読む側のSF知識に応じて、味の濃さが増す効能を持っているとも感じました。
登場人物の名前は言うに及ばず、随所に小ネタや引用が見受けられ、何を履修しているのか訴えかけられる感覚です。
最終的には「SF読んでるつもりだったけど自分まだまだだったな」と猛省し、買っただけでまだ読んでなかったあの小説読もうと変な使命感にかられました。
それはそれとして、こちらの作者様が描く女子高生は素晴らしいです。
制服の着こなし方とか、同級生同士のスキンシップ具合とか大好きです。
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[作品内容]に表記された話数を見ればわかる通り今回は女科学者、女スパイもどき、女職人、女探偵、女ディーラー、女農家の計6ヒロインが登場します。
言い換えれば、六十九からのお口とか、ラバースーツからの初体験とか、無防備からの原点回帰とか、高圧的な女からの声我慢とか、バニーガールからのポロリとか、ラッキースケベからの触手とか多種多様なシチュエーションを満載した内容となっています。
一方で、本作の持ち味であるバカなギャグ展開は健在で、パロディ的な小ネタを挟みつつ、喜劇以外の何物でもないハプニングによって主人公のキノコがすっぽり入ってしまうアホさ加減は小気味良い感覚です。
また、作画の面でも整った作画力は衰え知らずに、フルカラーの光沢表現も相まって素晴らしいとしか言いようがありません。
おまけに、個人的な感覚では本シリーズの序盤に比べ、登場するヒロインの胸が大きさを増しているように思え、その重力と弾力が調和した曲線美は画面に頭ぶつけるほど吸い付きたくなります。
特に、指が食い込む描写は全幅の信頼をもってお勧めできるおっぱいでした。
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※特典「柚木だらけ」の感想のみ書きます。
あれ?これ本気のやつですやん。
尺の短さを除けば本気の音声作品が出来上がってますやん。
twitter担当様ありがとうございます。
素晴らしい台本でした。
尺を伸ばして、この3人娘に囲まれるハーレムラブラブ系音声作品を2時間くらい聴きたい衝動が爆発寸前です。
しかも、ページをめくる音や噛んで慌てる反応など生収録の臨場感たっぷりなのも、良さ倍増させています。
それはさておき、フリートーク部分も大変興味深い内容でした。
柚木の由来は三者三様なのに、柚木あるあるは共感する部分もあったりして、その姦しい笑い声も含めて、聴けて良かったと思える時間でした。
なお、朱莉さんが宣伝なさっていたヤンデレ作品は示し合わせたように本商品と同日に発売です(RJ251469)。
また、桃香さんが宣伝なさっていたW柚木(RJ226694)(RJ246242)はすでに2つとも発売になっています。
レビュアーが選んだジャンル
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本作と言うか本シリーズは日常の中に潜むちょっとしたエロを題材にしています。
胸の谷間が見えたとか、尻の割れ目が見えたとか、パンチラしたとか、その程度の些細なものです。
それらが実態以上にありがたく眼福なものに思えるのは想定外のプレミア感に他なりません。
綺麗な弧を描いたお手本のようなホームランもそれはそれで爽快です。
しかし、てっきり内野ゴロだと思っていたのに、どんな奇天烈な風が吹いたのか急上昇してホームランになっていたら大興奮間違いなしです。
本作はその意外性、言い換えれば女性の隙を執拗に追及してきます。
作者様はその意外な隙を見つけるのが恐ろしく上手くていらっしゃいます。
個人的な偏見かもしれませんが、女性ならではの視点も少なからず含まれているように思えます。
例えば、ワンピースと胸のサイズの関係性はその筆頭かもしれません。
男でも知識として、突出した胸部に合わせると胴まで太く見えてしまう弊害くらい知っています。
反面、着る側ではないのでコーディネートのセオリーまでは及ばないし、何より生じやすいウイークポイントは想像もつきません。
今度からそこ注目して見てみようと思いました。
あと、原口さんの今後の成長が見れないのは残念でなりません。
でも、今巻では普段ヤンチャで奔放な彼女の違った一面が見れたので爆萌えできて満足です。
相変わらず一冊の中で話が世界各地に飛んでいるので、抜粋形式の箇条書きで行きます。
ep140:作者様が人馬と言う形態をいかに深く考察しているか、この1話だけでもよく分かります。
歩くと言う運動一つ取っても二足歩行の人間とは違うのです。
あと、ロリ人馬かわいい。
ep142:翼人のスクール水着を見れたのは新鮮で、構造の興味深さもさることながら、羽の可動域の都合が作り出す露出度はセクシーでもありつつ、羽毛を持った種族が水に入る現実が目から鱗でもありました。
ep143:人馬形態と二足歩行形態が一緒にサッカーやるのは無理ゲーじゃない?って実感する話でした。
ep146:本当に、現人間は概ね同じ体格で良かったと実感する話です。
体育祭では公平性を考慮しつつも、設備の限界もあり、差別にも配慮した運営を強いられるのは実行委員の生徒の苦労がしのばれます。
あと、応援合戦が眼福でした。
ep150:本作の真骨頂を再確認する一話です。
日本で平和な学生生活が進行する一方で、地球儀の裏側ではキナ臭い世界で生活する人々が居るリアリティを皮肉たっぷりに見せ、形態の違いが生む差別や井の中の蛙の馬鹿馬鹿しさを織り込む、味の濃い話です。
同時に、仕事を選べない若手タレントの苦しさ、陸上生活に適さない体なのに悪路を同行するタフさ、半ば近未来的ですらある支援機器の手厚さがモンスター娘フェチに特大ホームランをかます内容でもありました。
2019年02月22日
なぜ悪の女幹部は魅力的に映るのか?
だいぶ昔の戦隊のそれはAV女優が演じることが多かったから、にじみ出るエロさに大きなお友達が惹かれたって言うのは否めません。
ただ、それが無かったとしても彼女らは奥深い魅力を持っています。
まず、悪の女って事は黒を基調にしたコーディネートが定番で、そのボンテージじみたコスチュームは女の色気を増幅させる最強装備です。
しかし、それが無かったとしても彼女らには伝家の宝刀があります。
ギャップ萌えです。
あれです、乱暴で喧嘩っ早いヤンキーが捨て猫拾ったら、すげぇ良い事しているように見えて、なおかつ普段からは想像もつかないデレデレに甘やかした表情が飛び出すので傍観者がトゥンクしてしまう現象です。
本作はその点を最大限に活用した内容と言えます。
サンプルにも表れているように、まさに黒魔女って感じのおっぱい、じゃなくて格好がエロ格好良いです。
その上で、愛娘の一挙手一投足にトキめいて親バカ丸出しの顔は可愛すぎて萌えつきます。
これさ、DLsiteさん誤解を招きそうだけど、「有料版はこちらから!」でリンクを貼ってあってあたかも無料サンプルみたいですが、単行本(BJ181325)には本作は収録されていません。
まあ、でも単行本の方向性を示す意味では間違っていないし、この1話自体が単行本の宣伝に特化しているので、こっちを見た上で単行本を手に取ってみたら、大体こんな感じって内容です。
そして、これだけは言いたい。
銃をケツにしまって「撃たれるのを鮮やかに回避した」みたいな顔してるけど、それ肛内(と書いてナカと読む)で引き金引かれたら終わりじゃね?
結局、銃弾が腸内貫通して腹から出てくるだけじゃね?
なぜそれを作中の誰もツッコまない。
単行本も含めそんな感じの内容です。
これ作品側のタグについている「処女」どこを指しているんだろうと本気で探してしまいました。
はて、キモい中年オヤジのケツの純潔がとうの昔に散り去った話ならあるけど、女の子が初めてを云々する内容なんて収録されてたかなぁ?と首をかしげました。
そして、やっと「魔法非処女プリティビッチ」だと気づきました。
いえ、タイトルにも入っているんだから当然だろ、目節穴か?ちゃんと読んだか?っと罵られるかもしれません。
ただ、声を大にして言いたい。
超展開過ぎて頭からすっ飛んだし、ネコメイカ格好良すぎるし、妙に良い話みたいだし、もう訳わかんないけど大爆笑したから処女なんてどうでもよくなってたんだよ。
確かに、プリティで心がキュアされそうな女の子に迫られたら漢として奮い立つのは当然です。
この話を押すのは単によく出来たストーリーだけではありません。
エロ漫画雑誌に掲載されていた漫画を12話も収録しておいて、JKが脱がされた下着姿を拝めるのはこの1話をおいて他には無いのです。
いや、ビキニアーマーみたいなエロい格好の魔女やエロマンガの擬人化を自称するエロエロな美少女など出てきた気がしないでもありません。
でも、本筋と関係ないし、顔芸に押し流されるし、すぐにコマ外にフレームアウトしたし、何より笑っててそれどころじゃありませんでした。
って言うか、改めて見ても画力高い上に、伏線の回収能力も凄くて感動的なストーリーも書けそうな作家性を持っているのに、そのスキルを全てギャグに投入しているのだから勿体ないと言っていいのか、超面白いと絶賛していいのか分からなくなってしまう内容でした。