詳細を表示しない的鑒賞一覽

激怒したアナルドがとんでもない発言をしていました。
堤防を直す作業に従事させるのもいいが、主人公とゲイルが味わったことと同じことをさせるのも悪くない、と。
前者は想像したら笑ってしまいました。王侯貴族が労働者になるなんて、シュール過ぎて面白いです。自業自得って感じもしました。
後者の方もなかなかでした。新しい趣味に目覚めるきっかけになるんじゃないでしょうか。自分たちがしたことの意味がわかっていないので、個人的にはそうなってほしいです。

一番得をしたのは主人公だったようです。
彼女をライバル視している彼が知ったら、かなり悔しがる気がします。

王族にあるはずのアルレヒトが、自身よりも身分が下の者達に謝っています。
しかも床に頭をこすりつけるなど、土下座に近い形です。
何度も謝っているのがおかしくて笑ってしまいました。

誰の意見も聞かない。という横柄な態度が従順な姿勢に変わっているのも面白いです。
身分が高いだけ、ただそれだけであることを彼は知っているのかもしれません。
そう考えると可哀想だなって感じます。

傭兵王の娘の容姿がちょっと気になります。
主人公のように噂は全くのデタラメかもしれないので。

媚薬という単語が出てきたのを見てやっぱりなって思いました。
そうとしか言いようがないので。

香りを嗅いだだけで前後不覚にさせてしまうタイプです。
主人公の状況から察するに、かなり強力なものと見て間違いないです。
そんな状況にもかかわらず、ゲイルは冷静さを保ち続けていました。
耐えなければいけない状況だったとはいえ、凄いことではないかと。
この人も只者じゃないなって感じます。

一番得をしたのがゲイルではなく、アナルドだったという。
このオチで笑ってしまいました。
ツンデレが素直になった瞬間です。
気持ちはわかります。

ゲイルと主人公が言うには、熟れた果実のような甘い香りがするとか。
暑さも感じると言っていました。

主人公が自分自身を完全に手放してしまっています。
まるで理性がどこかにいってしまったかのよう。
誘惑の香りだなって思いました。

ゲーム風に書くと、誘いに乗った時点でゲームオーバーです。
耐えるしかないので、頑張れと応援したくなりました。

屋敷の中に罠を設置するには、余程の権力がなければ不可能です。
犯人は彼で間違いないでしょう。
知っていても身分が高すぎて何もできないのが悔しいところです。

ゲイルと主人公が書斎に閉じ込められてしまったようです。

恐らく、バルバリアンとアルレヒトが何かやったのではないかと。
ゲイルと主人公が二人っきりでいる場面を夫に目撃させて、仲違いをさせるのが狙いのような気がします。

で、肝心の二人の方は、書斎の中で昔話を楽しんでいるって感じでした。
学生時代に似たようなことが何度かあったらしく、先生に助けてもらっていたとか。
夫が助けに来てくれることを、心のどこかで待ち望んでいるのかなって思いました。

この状況が続いているのは流石にマズイです。
誰かが助けに来てくれることを期待したいです。

バルバリアンの策略が出てくるのはラスト間際です。
端的に言うと、夫の悪い部分を妻に教えているって感じでした。
前の方でアルレヒトと話していたことを、ここでやっていたみたいです。

普通の女性なら、そんなまさかとショックを受けます。
しかし主人公の場合はそうではないです。
毒に対して毒で返すなど、鮮やかな返し方をしていました。
やり方が主人公らしくて面白かったです。

主人公の能力について調べるのも狙いだった気がします。
即座に返していますし、頭脳明晰だということがわかったのではないかと。

女子高生は二人出てきます。
どちらもとんでもない役回りになっていました。
一人は人間離れしていると言われていて、涙で川を作れるほどの能力持ちです。
もう片方に至っては、かなりの大食いをやっていました。川の水を全部飲めるほどですし、尋常ではないです。
二人は神様みたいな扱いになっているなって思いました。

神様も出てくるのですが、牛丼を食べているなど至って普通でした。
どちらかというとこちらの方が人間にみえます。
役回りが逆になっているのが面白いです。

ゲイルは今回も間男扱いでした。
扱いはアレですが、妻の要望通りに働いているなど、能力は認めているって感じです。
いつも通りだなって思いました。

思考時間が長かったのはアルレヒトの方です。
王族らしい態度が目についていて、権力を行使することに全くためらいがない。怒りが頂点に達することも何度かあった、といった風に考えていたみたいです。
あの時は妻を気遣う場面が結構ありました。
アルレヒトよりも妻を優先している場面もあったと記憶しています。
妻を取られたくないという想いの表れだったんだなって思いました。

子供ができれば勝ったことの証明になるのではないかと。
応援しているので頑張ってほしいです。

アルレヒトがバルバリアンにこう言っていました。
あの商人の助言に従ってここまで来た、と。
大柄な男だったらしいです。
主人公をライバル視している彼で間違いないなって思いました。

引きずり落とすことができなくても、ある程度のダメージは与えられる。それで十分と考えたのではないかと。かなりの人数を巻き込んでいるのは確かなので、頭の良さが窺える話だなって感じます。

計画の方は吹きました。
噂が正しいと信じて行動していたのが面白過ぎでした。
噂というものは大体が真実からずれています。
そのことがよくわかったんじゃないでしょうか。

バルバリアンが主人公についてこんな評価をしていました。
外見は妖艶そのもので、何人もの男を手のひらで転がしてそうな雰囲気、と。
全くその通りだったせいか、盛大に笑ってしまいました。

彼女は全く気付いていないです。
かなりの数の男を虜にしていることに。
この点も笑えます。

アルレヒトについて身も蓋もないことを言っているのも面白いです。
確かに彼は、見かけが極上で中身はコメントしようがないです。
よく見ているなと感心しました。