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一回目と二回目の人生は笑わせてもらいました。
一回目は両親の雰囲気が面白過ぎです。薔薇色の人生を過ごせているのは息子のおかげである、そう言いたそうな雰囲気が笑えます。
二回目の方は、妻に抱かれている息子の態度が面白かったです。全て知っているのでしょう。父親が後ろで立っているイケメンであることも。気の毒なのはわかるのですが、見ていると笑ってしまいます。

三回目はフィリアが登場するシーンがよかったです。
あの子達は、世間の評価だけで判断してしまっていて、彼女の本質を全く理解していません。
それだけでなく、主人公のことを最良の結婚相手としか見ていないです。
それらを覆す展開になっていたので、面白いストーリーだなって思いました。

恋に落ちたと言っていました。
運命の出会いとはこういうものなのではないかと。
幸せになってくれることを期待したいです。

始まってすぐの所に全員で食事を摂るシーンがあります。
そこが印象に残っています。

捜査のプロは、食事を終えた後に本題に入っていました。
食べている時に話せるような内容ではなかったです。
こうなるのが自然かなって思いました。

と同時に全てを物語っていると感じました。
全員に疑いの目を向けていると言っていたからです。
空気が一気に冷え込んだのが手に取るようにわかります。
こういう演出は読んでいて面白いです。

真相の方は謎です。
どんどん深まっていく気がします。

ストーリーは事件が起こるまでと、起こった後の流れが描かれていました。

彼は祠の前で全部語る予定だったとか。
直前のSNSへの投稿には、本当の彼を知らないと書いている人がいました。
それから事件が起こっているので、何か裏がありそうだなって思いました。

あそこで振り返って戻っていたとしたら、巻き添えになっていた可能性が高いです。
主人公は運がよかった気がします。

容疑者は主人公を除いた4人です。
仲良しグループを形成していますが、真司のように別の考えを持っている人もいます。
他のメンバーも表向きは普通でも、裏では何を考えているのかちょっとわからないです。
そこが怖いなって感じます。

ミヤモトがゴブリンと死闘を演じています。
自身のことを聖剣の担い手だと自画自賛しながら。

一番弱い敵に大苦戦しているといったところ。
最強の武器を持ちながらなので、おかしくて笑ってしまいました。

大きいゴブリンを王様だと誤解しているのもじわじわきました。
ただ単に太っているだけです。
やっていることが脇役の彼らしいって感じます。

主人公の方は国を救ったことを隠そうとしていました。
手柄を立てて出世するよりも、平穏な暮らしの方が性に合っているとか。
相変わらず格好良いなって思いました。

ユースティア・ライメルという名の新キャラが出てきました。
王国に所属している児童保護監査官らしいです。

彼女が台風の目になっていて面白かったです。
色々とおかしなことも起きていました。
特によかったのがイカスミを浴びてしまった所です。
あそこは真面目な性格がかえって災いしたって感じ、それがおかしかったので笑わせてもらいました。

国家転覆罪という話が出てきたシーンは驚きました。
物証がなくても証言があれば罪を問えるなど、中世のヨーロッパのような雰囲気に包まれていました。
完全に悪人扱いです。
彼女が味方にならないと勝てない気がします。

RPG内で流れている音楽といった印象を受けました。
一昔前のゲームで使われてそうな雰囲気です。
どことなく懐かしさも感じます。

終わったら最初に戻すという動作を繰り返しながら楽しませてもらいました。
結構いい曲なので、何度でも聴きたくなります。

町の中とか、村の中で流れるとピッタリ合いそうです。
ゆったりとした音楽が、訪れたプレイヤーを歓迎している気がするので。

スク水を普段着に利用して生活している。
主人公が謎の水着を大事に持っていた。
敵キャラが萌えを使って強大になっていく。
など、設定がとんでもないことになっていました。
どれも面白い場面になっていたので、何度か笑わせてもらいました。

一番強烈だったのは、主人公の部屋を掃除したシーンです。
水の力を使って綺麗にしようとしているのがおかしくて吹きました。
アレってただ濡れているだけです。
乾かせば元通りになります。
そのことに考えが及んでいないので、これも文化の違いかなって思いました。

異世界は現代社会のような流通ルートがないことから、商品を入荷させるのが難しいです。
この点をどうするのだろうと思っていたら、近くの店で材料を買ったり、魔獣の肉を利用したりして補っていました。
なかなかやるものだなと感心しました。

しかしジュースや飲み物、本や雑貨などの入荷が厳しいのには変わらないです。
公共料金の支払い、郵送を含めた各種サービスも厳しいです。
このままではコンビニが弁当屋になっていく気がします。
その悩みを解決するという展開を期待しています。

酷いことは色々あったものの、アルガと和解して仲良くなれるなど、良いことも結構ありました。
今では娼婦であることを誇りに思って行動しているみたいです。
なんだかんだでこの世界を楽しんでいる気がします。

主人公の今の姿は、容姿端麗の美少女といったところ。前世の知識を持っていますし、頭はかなりいい方だと思います。
娼婦になっていますが、待遇は悪いものではないです。
冷静に分析すると、勝ち組に見えてくるから面白いです。

姫騎士となったのは現代社会で政治家の秘書だった男性です。
で、姫騎士の魂の方は、謎の女性が禁断の魔術を使って回収していました。

外見は容姿端麗な姫騎士ですが、中身は政治家の秘書です。
中年男性が百合娼館で働いていることになります。
面白い設定だなって思いました。

ことあるごとに前世の記憶が浮かび上がるのも面白いです。
当時の方が地獄だった、と言わんばかりの内容なので読んでいると笑えます。