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オーゼンが戻らない旅に出た二人を見送っていました。
その去り際にこんなことを言っていました。
全く度し難い、度し難いと。
レグがたまに言っているセリフです。この言い方をする人は滅多にいないです。
何か知っていることも併せて気になる場面だなって思いました。

レグはオーゼンの娘だったとか、とんでもない秘密でもあるのではないかと。
何ともわからないので、この謎が解き明かされる展開を期待しています。

ナナチは主人公とレグの仲間になるような気がします。
あの子の心を救う方法は、一緒に冒険するくらいしか思い浮かばないです。
あのまま自然消滅するのは悲し過ぎるので、そうなって欲しいです。

白笛はそれぞれを体現した異名で呼ばれていると書かれていました。
主人公の母親は殲滅卿で、殲滅のライザと呼ばれているとのこと。
他のメンバーは、一癖も二癖もありそうな雰囲気です。それでいてかなり強そうに見えました。
敵か味方なのかわからない、そこが怖いなって思いました。

意外だったのが、オーゼンが倒されたシーンがあったことです。
ライザが単独で何者かに挑み、勝利したみたいです。
色々な意味で凄い場面でした。

今後も白笛と対決する場面が出てくるんじゃないでしょうか。
暗にそう語っている気がします。

アビスの呪いについて語っているシーンが印象に残っています。
探索する者が人である以上、この呪いから逃れるのは不可能とのこと。
人では戻れないとされている深界7層のことも詳細に書かれています。
よく調べたものだなと感心しました。

人力で上がれなくても、風船か何かで上へ飛ばすことならできます。
機械を使った可能性もありそうです。
人間の知恵というものが窺える話だなって感じます。

この呪いをものともせずに、下から上がってきた人が二人います。
一人はレグという名の少年です。機械でできた少年って感じがするので、呪いが効かないのもわかる気がします。
二人目が主人公です。呪い除けの遺物のおかげで、下から戻ることができたと書かれていました。感動的な話になっていたせいか、読んでいるうちにジーンときました。と同時に、権力者の冷酷な態度に腹が立ちました。

レプリカは、本体の体の状態もコピーしてしまうみたいです。
熱が出れば熱が出て、お腹が痛ければお腹が痛くなる。
可哀想な設定だなって思いました。

もっと気の毒だと感じたのは、素直がレプリカの仕様について知らなかったことです。
知ったのはアキが勝負に勝った時でした。
優しい性格なら、真実に耐えられないかもしれません。
駅でいなくなってしまったという真実に。
そのことを考えると悲しいなって感じます。

彼に罪の意識があるかどうか。
この点も気になるところです。
何らかの手段で罪を償うことを期待したいです。

いなくなるかもしれない。と言われてショックを受けていた主人公。
消えてしまったのは主人公の方だったという。
急展開を迎えたなって思いました。

アキと入れ替わるのは読めなかったです。
運命のいたずらとはいえ、この結末は悲しいなって感じます。

アキの背中を押した人物もわからずじまいです。
あのタイミングで背中を押せるのは、彼か素直くらいのものだと思います。
このままでは主人公が可哀想なので、犯人が捕まるという展開になってほしいです。

やられたらやり返す、ラストはこの言葉が似合う場面になっていました。
両腕しか見えていませんが、やったのはまず間違いなく彼でしょう。
おそらく、体育館で負けたことを根に持ってやったのではないかと。
怖いなって感じます。色々な意味で。

主人公の手がギリギリ間に合っているようにみえます。
あれなら落ちずに済むはずです。
ここまでやっておきながら、平然としていられる展開は好きではないです。
彼に強烈な反撃を加えるという展開を期待しています。

アキが文芸部に入部したのは、学校生活は自由に過ごしていいと言われた結果だとか。
私も主人公と同じで、自分だけの居場所がほしかったんだなって思いました。

家に戻れば怪我で挫折気味になった本物と向き合うことになります。
本物の代わりに勉強しないといけないなど、自由がないです。
自分だけの居場所が欲しかったのもわかります。

フラグだなと思ったシーンがあります。
ダブルとか、ドッペルゲンガーとか言っているシーンです。
外で見られてしまうフラグのような気がします。

痛いと言っているシーンで驚きました。
レプリカはあくまで偽物であり、本物ではないです。
にもかかわらず、彼は足が痛いのを我慢しながら戦っていたそうです。

主人公も体調について語っていました。
素直が頭痛をする時は同じように痛くなり、お腹が痛いならやっぱり痛くなると。
何かがおかしいなって思いました。

レプリカにはまだ何か秘密があるのではないかと。
魔法の力が使われているような気もします。

彼は足の件できちんと謝っていました。
あれはただの事故、でも悪かった、と。
体育館の周囲に学校の生徒が集まっていて、二人の勝負を見守っていました。
あれでは何かしようと思ってもできないです。
レプリカ達の作戦勝ちだなって思いました。

これで本人も気持ちがスッキリしたはずです。
やったとか言って大喜びしている可能性もありそうです。
これを機に自信を取り戻してくれるといいのですが。

怪我を心配している風を装いながら、相手の心理を揺さぶる攻撃を仕掛けています。
それだけでなく、痛めた足の真横をドリブルしながら通り過ぎていました。
本物だったとしたら、反応するのは無理だったはずです。
やっぱり性格が悪いなって思いました。

これで勝利確定です。
しかし彼の性格を考えると、何か言ってくる気がしてならないです。
それが新たな事件を生み出す可能性もあります。
何も起こらなければいいのですが。