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エミールは、主人公のことが気になって仕方がない様子。
顔を赤く染めているシーンがあるほどです。
好きになっていると見て間違いないでしょう。
小公爵は彼の気持ちを知っているらしく、権限を使って引き離そうとしていました。

主人公は、小公爵の気持ちは知っていますが、エミールが何を考えているのかについては知りません。
恋愛感情が自然消滅しそうな感じなので、ちょっと可哀想だなって思いました。

身分を考えると、エミールとくっついた方が自然です。
しかし運命は小公爵を好きになるように動いています。
まるでいばらの道を歩くことを望んでいるかのよう。
気の毒だなって感じます。

沢彦の雰囲気がどう見てもケンシロウです。
容姿もそっくりなので、彼が両手を鳴らすシーンを見ると笑ってしまいます。

信長が西洋人の衣服を身に着けたシーンも面白かったです。
これなら絶対バレないとか言っています。
しかし声を変えることはできないです。
間違いなくフラグだなって思いました。

前田慶次が信長が変装した姿を見ていました。
目がキラキラと輝いているって感じです。
傾奇者の頂点にいるのが信長、とか思ってそうな感じもして笑えます。

信長が自身の考え方を披露するシーンもなかなかでした。
千や万の鉄砲があれば、戦国最強の軍になれると語っています。
まだ相手に接近して戦いを挑む時代です。
軍隊を近代化させると言っているようなもの、革新的な考えだなと感心しました。

信長が海賊になっていました。
陸では今川が放った密偵が多いことから、自由に動くことができません。
それにうつけを演じ続けるのも結構疲れます。
海なら全てから解放されるので、上手いやり方だなって思いました。

前田慶次が出てきたシーンが面白かったです。
あの姿でかぶいているのがおかしくて笑ってしまいました。
何をやるのも命がけですし、傾奇者の彼らしいとも感じます。

大砲で攻撃するシーンも印象に残っています。
時期的に、フランキ砲を使ったとされる大友宗麟よりも前です。
この時の体験が、鉄甲船につながった気がします。

胡蝶とは、信長の正室濃姫のことです。
信秀が亡くなってショックを受けているのか、怖くて怯えていました。
自身の状況を胡蝶の夢にたとえるなど、見ていて可哀想です。
儚いって感じもするので、守ってあげて欲しいなって思いました。

池田勝三郎(池田恒興)が出てくるのはその後です。
彼は、犬丸を二回りほど大きくさせたような体格をしていました。
今は優れた人材が一人でもほしい場面です。
仲間になることを期待したいです。

信秀の体調が芳しくないということで、信長を早めに元服させることになりました。

信長の代わりに猿が元服するという流れが面白かったです。
着ている衣服の後ろに吉法師と書かれていて、髪はきちんと髷で整えられています。
しかも烏帽子を自分から被るなど、元服の儀式通りに行動していました。
この一連の流れが面白かったせいか、読みながら爆笑してしまいました。

元服の席に集まったのは、腹に一物を抱えた者達ばかりです。
実の母親すら、跡継ぎは勘十郎の方がいいと考えています。
味方と言えば、父親と平手政秀と沢彦くらいしかいません。
身を守るにはうつけを演じるしかないので、気の毒だなって思いました。

平手政秀が出てきたシーンが面白かったです。
幾多の死闘を経験してきた屈強のいくさ人、そんな言葉が似合う姿だったからです。
イメージとちょっと違っていたので、つい笑ってしまいました。

その彼が織田信長のことをこう評していました。
天下一の悪餓鬼、尾張の最終兵器、と。
言い方が凄いなって感じます。

気持ちはわかります。
今は戦国時代、凡庸な人物では今川義元に領地を奪われてしまうので。

そう言われた本人の方は、敵の親玉を倒すという快挙を成し遂げていました。
それだけでなく、南蛮船や鉄砲、将来有望な人材などもゲットしています。
悪餓鬼というより、風雲児の方が相応しいなって思いました。

チャプター1からチャプター7
主人公の思っていることと反対の選択肢を選ぶと、顔がガラリと変わります。
この演出が結構怖かったです。
性格も変化しているのも怖過ぎでした。

なんというか、ヤンデレの彼女にとことんまで愛されてるって感じです。
しかも愛のためなら何でもできる、と言わんばかりに行動していました。
この点が凄いなって思いました。

エンディングは、バッドエンドが一番普通に見えました。
トゥルーは人間関係がアレで怖過ぎ、ハッピーの方も意味を考えると怖いので。


チャプター8
今までプレイしてきたことが全て覆されるという、とんでもない展開になっていました。
初見の時は、辛口のカレーを甘口だと勘違いしているような気分でした。黒幕のやっていることが怖すぎたので。
京子はある意味凄過ぎです。終始一貫としてあのキャラクターを演じているなんて、普通の人には無理です。
あの三人については、ちょっと同情したくなりました。自業自得って感じもしますが。

主人公を異世界に送る側の者が、何故か召喚されてしまったという。
変な展開になっているって思いました。
というか、こういう展開を見るのはこれが初めてです。
ここでしか見られない特徴のような気がします。

で、主人公の方は、ボールがクッションになって助かったとか。
左下に小さく描かれているなど、脇役扱いになっているのが笑えます。

トラックの運転手が持っているスキルも面白かったです。
戦闘斧使い、トラックと書かれていて、その下には身も蓋もない説明もついていました。運転が超絶上手い、真相は不明などなど。
その説明内容が面白過ぎて爆笑してしまいました。

ひな祭りカシューナッツと同じかな
食べてしまえばそれまで、といった感じなのではないかと。祭が終わった後を上手く表現している気がします。
文章の中に寂しさを感じるのも面白いです。

自転車がでっかい杖になりたりき
坂道を登っていると、自力で漕ぐのが難しくなります。
その時の、自転車を押しながら歩くことを言っているのでしょう。
他にも意味が込められてそうな感じのする不思議な句です。

人助け少し苦いザラメかな
情けはひとのためならず、という言葉が頭に浮かびました。
やがてよい報いとなって自分に戻ってくる、このことを書いているんだろうなって思いました。

ルパンは吸血鬼に、カミーラにやったことと同じことをやっていました。
変装用のマスクを被って、牙を皮膚に届かせないようにするというやり方です。
似たような場面をアニメで見たことがあるので、懐かしいことをやっているなって思いました。

吸血鬼として出てくる女性って美女が多い気がします。
倒さなければいけないのが残念なところです。

吸血鬼に噛まれた者は、肉体が呪われてしまい、食人鬼になるか子になります。治す手段は存在しないとも書かれていました。
不二子の力によって復活させるという展開が面白かったです。数日前の身体に戻せば、噛まれたことはなかったことになるとか。常識外れのことをやっているのがおかしくて吹きました。