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後半にスマホで動画を見るシーンがあります。
女の子が楽器を使って演奏する動画です。
髪が長い女性が引いているからか、妙に印象に残る場面でした。
高校三年生とあるので、ブラスバンド部に入ってるのかなって思いました。

その人は10年後も演奏をやっていました。
世界を目指せるレベルにまで成長していたとのこと。
長い年月にわたって努力してきたことが窺えます。
努力の大切さがわかる話なので、読んでいて勉強になりました。

ジェニ姫が眠ったまま起きなくなったシーンがあります。
そこに出てくる父親の話が印象に残っています。

眠った状態を維持させるには特殊なポーションが必要。それにかかる費用はあまりにも高く、国家の財政を破綻させるレベルだったとか。
この状況が続けば、一人のために万を超える人間を苦労させることになります。
父親である前に国王でもあります。
彼が悩み苦しむのもわかると思いました。

主人公の発言がよかったです。
ジェニ姫をもらえば、血税を使わなくて済むようになり、結果として国王の負担が減ります。
商売でお金を稼げばいいので、上手いやり方だなと褒め称えたくなりました。

ラストは童話みたいな感じでした。
主人公だとすぐにわかったのは愛の力のような気がします。

全話のラストで主人公はこんなことを言っていました。
きっちり締めてやる、と。
今回はその言葉通りの展開になっていて面白かったです。

リントヴルムはならず者の集団になっているって印象です。
主人公を襲った者達は、なんというか手馴れているって感じがしたので。
似たようなことを何度かやっている気がします。

示談という形で話をまとめていました。
この件はこれで終わったようには思えないです。
何も起こらなければいいのですが。

主人公が美紗が天使だということに気付いたのでした。

彼女が人間ではないことを示す描写は結構あったのですが、主人公は全く見向きもしなかったです。
もう少し早く気付いてほしかったなって思いました。

で、どうなったかというと、天使の力を使った人助けをできるようになりました。
主人公が見ている範囲でやれるようになったのが大きいです。
この点は大きな変化だなって感じます。

従姉妹が出てきたシーンがちょっと気になっています。
彼女の名前が紫乃だったからです。
紫亜と似ているのがなんとなく気になります。

オスカーがエレナを見ながら綺麗だと言っていました。
頬を赤く染めるなど、恥ずかしそうな表情で。
不覚にもオスナーが可愛いとか思ってしまいました。
イケメンがあんな仕草をするのは反則だなって感じます。

どっちが乙女なのかわからないです。
妙な魅力があるせいか、この場面は何度も見てしまいます。

オスカーの発言に対する主人公の反応が面白かったです。
上げてから落とす、やっていることはまさにそれでした。
真っ暗になっているのがおかしくて笑ってしまいました。

主人公が夢の記憶が薄れていくことを悲しんでいました。
普通の人なら、夢は夢と割り切って生活していきます。願望が成就したとしても現実ではないからです。
主人公の場合はやや異なっていて、絶対に忘れたくないと思っているようです。
夢であると同時に、前世の幸せだった頃の記憶でもあります。
忘れたくないと感じるのもわかると思いました。

少しずつ忘れていくのはどうしようもないです。
日記に書いていくとか、それくらいしか対抗手段がないです。
気の毒だなって感じます。

主人公が夢で見た光景は、幸せいっぱいな夫婦生活って感じでした。
夫は何かを作る職人として働いていて、その妻は大好きな夫のために編み物をしています。
夢で終わっているのが残念なところです。

気になるのが幸せな短い日々と言っていることです。
この幸せが長く続かなかったことを意味しているのでしょうか。
悲しそうな表情なので、何となく気になります。

あと、誰も知らないはフラグに見えました。後で知っている人が出てくるのではないかと。

開幕に出てきたルイーズが怖過ぎです。
そんな服装でいるのはよくない、もっと豪華なドレスを身に着けるのが伯爵家の常識。
と凄い表情で言っています。
鬼みたいな雰囲気があるので、夢に出てくるのも当然だなって思いました。

ルイーズの背後に主人公の母親の絵が出てきました。
美しさでは母親に劣っているって扱いですが、容姿的にほとんど同じです。違いがあるとすれば髪の色が異なるくらいです。
同じくらい美しくしたいと考えるのはわかります。
わかるのですが、ルイーズの場合は度が過ぎているって感じます。

主人公はルイーズの着せ替え人形みたいになっていたという。
怪我をしていても、体調が普段とは違っていても、高貴な身分に相応しい姿の方がいいって考えみたいです。
メイドの中には普通の人もいるようですが、上に立つ者がこれでは何もできません。
主人公が可哀想だと感じたせいか、読んでいるうちにため息が出てきました。

オスカーの態度が格好いいなって思いました。
特にルイーズを黙らせているシーンが最高でした。
あそは格好よすぎ、異性が見ていたら惚れてしまってもおかしくないです。

オスカーが嫌な予感がすると言っていました。
メインキャラクターがそういった発言をすると、大体の場合は当たっているって印象です。
気になる話だなって思いました。

で、どうなったかというと、主人公の身に何かが起きていたのでした。
部屋の中が怪我人向けではなく、王家に連なる者が利用する部屋のようになっていたという。
メイドが冷汗を流していることも、何かがあったことを裏付けています。
これでは怪我を治すどころではないです。
主人公が気の毒に思えてきました。

オスカーの屋敷へ連れて行くしか治す手段はないです。
ルイーズが厄介ですが、勇気を出してほしいです。