作品內容
皇大帝国の末の皇子・嶺藍(レイラン)は、金髪・金眼で茉莉花の香りする可憐なΩ(オメガ)。
神眼の持ち主で、その稀有な瞳に見つめられれば誰もがひれ伏すと言われている。
彼こそが〝神の御子〟と民から信じられている皇子だ。
そんな皇子には、四人の夫君候補がいる。
いずれも将軍職をいただく優秀なα(アルファ)だが、皇子はその中の一人・西風(せいふう)将軍の伴侶になりたいと強く願っていた。
しかし肝心の相手はなぜか婚姻を承諾してくれない。
このままでは別のαを伴侶にされかねない。
自分の思いが通じないことが悔しくて、なんとか首を噛ませて既成事実を作りたい皇子だが……。
茉莉花の香りが漂う可憐なΩ皇子の恋の行方は――