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著者 | 吾妻重二 |
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出版社名 | 講談社 フォローする |
レーベル | 創文社オンデマンド叢書 |
販売日 | 2024年05月17日 |
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シリーズ名 | 朱子学の新研究(東洋学叢書) 近世士大夫の思想史的地平 |
年齢指定 |
全年齢
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作品形式 | |
ファイル形式 |
コミックビューア(ブラウザ専用)
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ページ数 | 616 |
ジャンル |
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作品内容
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【内容紹介・目次・著者略歴】
朱子学はそれまでの思想・宗教・学問をどのように止揚し、中国近世の新たな文化的伝統を作るに至ったのか。道教や仏教、周惇イや二程などの宋代思想家、更に六朝玄学、陽明心学、イエズス会士の学問、清朝考証学との関係を分析、朱子学を士大夫の学問として論じ、単線的影響論のレベルを越えて中国の思想・宗教史の長期かつ広範なパースペクティブの中に朱子学を位置づける。朱子学の内容的広がりを着実にとらえ、新たな知見を与える思想史研究。
【目次より】
緒言
一 本書の立場 二 いわゆる「影響論」について 三 中国の近世と朱子学 四 本書の構成など
第一部 朱子学まで 北宋期の儒教とその展開
第一篇 周惇頤「太極図」の考察
第一章 太極図の形成 儒佛道三教をめぐる再検討
第二章 太極図・図説の浸透と変容
第二篇 士大夫の思潮
第一章 「洪範」と宋代政治思想の展開 災異説と皇極概念
第二章 晁説之について 考証学と佛教信仰のあいだ
第二部 朱子学の思想
第一篇 朱子学の基本概念
第一章 道学の聖人概念 その歴史的位相
第二章 理の思想 朱子学と魏晉玄学
第三章 朱熹の鬼神論と気の論理
第二篇 易学の理論と世界観
第一章 朱熹の象数易学とその意義
第二章 『周易参同契考異』の考察
第三篇 朱子学の方法
第一章 重層的な知 朱熹窮理論の位相
第二章 格物窮理のゆくえ 朱熹以後における二つの方向
第三章 居敬前史
第四章 静坐とは何か
第四篇 政治実践とその思想
第一章 朱熹の政治思想
第二章 朱熹の中央権力批判
第三部 朱子学雑纂
第一章 朱熹の事跡に関する新資料 武夷山、福州鼓山の題名石刻
第二章 標点本『朱子語類』について
第三章 アメリカの宋代思想研究
後記
研究文献一覧
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吾妻 重二
1956年生まれ。東洋思想学者。関西大学教授。早稲田大学第一文学部卒業、北京大学に高級進修生として留学。博士(文学、早稲田大学)、博士(文化交渉学、関西大学)。専門は、東アジアにおける朱子学や儒教の研究。
著書に、
『朱子学の新研究』『宋代思想の研究』『泊園書院歴史資料集――泊園書院資料集成1』『泊園記念会創立50周年記念論文集』(編著)『家礼文献集成 日本篇』『《朱子家禮》宋本彙校』など多数ある。