作品內容
認知症の義母の世話、夫のモラハラに家庭内暴力。主婦・涼葉にとって息子の翼だけが生きる意味だった。
しかし翼を事故で喪う涼葉。
希望も愛もない世界。生きる意味はない――大雨で荒れる川へ身を投げる。
だが運命は動き出す!
涼葉は人々を癒す“聖女”として異世界に転移してしまったのだ!
「聖女スズハ。どうかこの世界を救ってほしい」
死を選んだ自分と癒しの力との葛藤に苦しむ涼葉。さらにその力は命を蝕む“穢れ”を聖女に与える。
穢れを祓うため、王子・ヴィクスとの儀式…性行為が必要となり――
「どうか俺を受け入れて」
生きることを諦めた私を掬い上げたのはこの世界と貴方だった。
愛する人と世界のため、死にかけ聖女の贖罪が始まる。