作品内容
志摩律子法律事務所に弁護依頼が舞い込んだ。
依頼者は釣り客同士の殺人事件の被疑者・中田友満の妹だった。
自白もして、殺人で起訴されるのは時間の問題であったが、妹は兄が殺人を犯すなど考えられないというのだ。
事件当日、釣り仲間の加島夫妻と中岬まで釣りに出かけた。
ちょっとしたイザコザでケンカとなり、そばに落ちていたナイフを持った途端、
加島が振り回したクーラーボックスが頭にあたり…気がつくと血まみれの加島とナイフが…。
被疑者・中田に謁見した志摩はこの話に違和感を覚え、こう質問する。
「気が付かれた時、クーラーボックスの氷は溶けていました?」。
志摩の感じた違和感の真意とは…!?
篠原とおる先生がお贈りする弁護士・志摩律子の華麗なる事件簿、第1巻(全14巻)!!