作品內容
「不倫」、それは邪で、道ならぬ恋。それでも…だからこそ…貫き通したい<愛>がある――。双子の女児の母親であり、夫の浮気に苦しむさやかは、ある日、家出をした隣人の加寿子に代わり、彼女の子供・翔太を預ることになる。元々親しい間柄だった翔太の父親との関係は、これを機にさらに深まることになり…。「僕たちお互いに相手を間違えてるのかもしれないね」。彼の言葉が、ぬくもりが、さやかをやさしく包み込む――。女性の生き方を見つめる傑作『愛が見えない』ほか、『秘密の花園』『春の空はすみれ色』の3編を収録。