作品内容
ようこそ、冥土の仕立て屋へ。人は誰でも、死ぬときの服は選べない。だけど、この世とあの世の間には、あなたが最後に着たい一着をあつらえてくれる、不思議な仕立て屋さんがあるんです。ふしぎで、せつなくて、ちょっとときめく。ancouが贈る、素敵な仕立て屋物語。◆陽気なジョニー、クールなマキ、おしゃれなフジタ、頑固なイサオ、腹黒(?)なマツダさん。目覚めたリー君を待っていたのは、個性豊かな仕立て屋の面々。そこで仕立て屋修業を始めたリー君は、「最後に着たい一着」を通して、訪れる人々の人生の豊かさに触れていきます。そして彼は問うのです。「僕の人生に、やりたいことなどあっただろうか」と――。