作品內容
▼第1話/相克▼第2話/悪縁▼第3話/一路▼第4話/踪跡▼第5話/治乱▼第6話/徒花▼第7話/固辞▼第8話/瓦解▼第9話/逆波▼第10話/孤軍▼第11話/真実▼第12話/兄弟
●登場人物/立脇仁(竜山組の構成員。幼い頃生き別れになった弟・仁を心のどこかで探している)、一乃瀬正(東大大学院を卒業後、西新銀行に入行したエリート。額に大きな傷がある)、弓香(仁の恋人。仁と交際していることは秘密にしている)、竜山(仁が世話になっている暴力団組長)
●あらすじ/西新銀行の要職に就く石川の娘が、竜山組幹部の藤沢に誘拐された。藤沢に呼びだされ、たったひとり指定の場所に出向く正。そこで藤沢の襲撃に遭うが、正は自分に向けられた銃に対して、恐れるどころか果敢に挑む。俊敏な動きで相手の攻撃をかわした正は、なんとかことなき得るが……。(第1話)▼正が藤沢に襲撃された事件の後、警察署の前でばったり出会う仁と正。ふたりはお互いを見つめ、けん制しあいつつその場を立ち去る。その後、竜山組に顔を出した仁は、組長から勝手な行動をとり続ける藤沢を含め、今回の一件のカタをつけるよう命ぜられる。(第2話)
●本巻の特徴/竜山組と関係を持つスナック経営者・島田の心に微妙な変化が。家族のために極道から足を洗おうする島田の下した決断とは? 一ノ瀬正が何者かに襲撃を受ける。命をとりとめた正は、仁との関係に決着をつけようと、彼を港へ呼び出すが……。