作品内容
棚の奥からPCを勝手に持ち出した珪素生物の少女は、猛然と迫ってきた。画面にはきわどい格好の女性。「違うよね!? おとーさんはこういう人がいいんじゃないよね!? 小っちゃくても大丈夫――というか、むしろ小っちゃいほうがいいよね!?」 答えに困りつつメガネの位置を直すリュウ。ちなみにPCは預かり物だ。ルーとノノ。小さな居候たちのおかげで、リュウの日常はずいぶん騒々しくなっていた。そんな彼らは円卓政府によって、空中の円盤都市へとふたたび招かれる。「王」としてのルーを調べたいというのだ。だが、華やかな都市の裏では彼女を狙う仮面の怪人が跋扈していて――!? ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください