レビューを報告する（情報入力）

久喜さんが好きで作品紹介や他の方々のレビューから鬱展開覚悟で購入したのですが、鬱展開よりもストーリーのサスペンスというかホラー要素の方が凄かったです。シリーズの他作品のレビューでどなたか書かれていましたが金田一耕助系のホラーみたいなものを感じました。音の演出がそれをさらに掻き立てて、しばらく似たような音には怯えそうです。

お話としては、シリーズの中だとマシな方なんだと思いますが、結局一族全員犠牲になって死ぬ運命なので、その死ぬ運命を今か今かと待ちながら、気が狂いながらお互いだけを救いとしている切ない感じでした。ちょっと今作品だけだと全貌が知ることが出来ないことが多く(五年前の事件のこととか)他作品で知ることが出来るのか気になります。