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「シスコン」と銘打ってヒロインさんを守っているつもりで周りを牽制していただけの鬼ぃちゃん･･･かと思ったんですけど、「シスコン」と言い訳することで義兄妹に対する恋愛感情をセーブしていた、ただの男だった、って言う感じですかね。いや、シスコンで鬼ぃちゃんなのは変わりないか???

他シリーズも併せて聴くと、シリーズというかこの村?の背景がすっごくわかるんだろうなぁ･･･とは思いますが、単独でも問題ない内容になっているのがありがたいところ。

今作の発端はヒロインさんが義父・義兄には何も言わずに退職。次の仕事を目指しているところ。
退職してからしばらくして、義兄:将樹さんにバレ、住まいまで押しかけられるところから始まります。ピンポン連打と電話の圧、鬼ぃちゃんじゃんコワ･･･

一見すると、ヒロインさんが【自身の】夢を追いかけるために退職したように見えます。
しかし、この背景には彼女の夢もありつつ、彼女が思う、今の故郷への活性化を願っての行動もあったのです。
ここら辺、別ヒロインさんと連動して動いていたっていう裏話あり。ヒロイン'sの活躍が素晴らしいってことですね好き。

変化するのは怖い事だけど、今のままでいることはできない。
そのための一歩に貢献できるなら、と、少ないながら力になりたい。

将樹さん、激情にかられ、ヒロインさんを襲ってしまうシーンもありますが、彼女はそれに負けず(?)、祭りを見て、わかってほしい。そう、将樹さんへ伝えます。

ただの恋愛だけではなく、地域活性化というテーマも入った、大人のひと夏のお話。