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「月にこいねがう〜何度もフラれたはずの彼に逆転求婚されるまで【最愛×官能×もだ甘えっち】」 へのレビュー
2024年06月23日 壁になりたい冥土 さん
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夏目漱石は「月が綺麗ですね」と表現しました。 二葉亭四迷は「死んでもいいわ」と表現しました。 「愛している」でおなじみの、代表的な言い回しです。 宮杜さんへの想いを断ち切るつもりで、ランチへ誘って。 そのついでに百貨店でお買い物もできて。 名残惜しくも、終わりの時間は迫ってくる。 ふと、空を見上げればぽつりと浮かぶまん丸のお月様。 「月、綺麗ですね」 ただ純粋に思った言葉だった。 「―― 僕は『死んでもいいわ』と答えるべきかな」 その言葉に、「私」は息をのんだ。 新しい純文学の始まりかな???(←色々台無し) Cv.一条ひらめさんの落ち着いた大人男性演技による朗読会(少々)と最後の子守歌はやりすぎだと思うんですありがとうございます!!! 付き合い始めの頃、彼女は宮杜さんのことは「年上の図書館司書さん」としか認識していません。 同じ文学好きで、公私混同はしないタイプで、聞き上手な方。 お買い物のとき、ヒロインさんが【オノト】というブランド(実際にあります)が復刻した夏目漱石の万年筆を検討していると聞いて、後日、万年筆のペン先を取り付けた羽根ペンをプレゼントしています。 純粋に「シロフクロウの羽根!」と喜んでいるヒロインさん。 求愛行動だとわかられていないと知っていながら渡しているの、正しく愛そのもの。 後日、彼が獣人であったことを知るわけですが・・・そして求愛行動だって知って、顔真っ赤にしているヒロインさんがいたんでしょうね。てぇてぇ・・・ トラック1~4までの流れが良かった分、5~の時系列がわかりにくくなっているのが残念でした。 あと、特典SSを先に読んでからトラック入った方がわかりやすいのかな? 『ケルビム -幼い頃の三日間-』で宮杜さんが何故、抱きしめられるのが苦手だったのかがわかるストーリーです。
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