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この作品で最初に驚いたのは、ジャケットイラスト、タイトルと内容とのギャップ。
内容を特に見ずに声優買い、サークル買い等するととても驚くと思います
イラストで少し悪戯っぽく微笑む幼馴染で男友達の隼くんと、男友達ではなく男として意識して、恋に落ちてイチャイチャ甘々、隼くんのアレがでっかくて!?な内容かと思ったら、全然違いました
tr.1の隼くんの告白→玉砕という、作中でのヒロインと隼くんの定番パターンで残念そうではあるものの、朗らかに笑う隼くんで不穏な雰囲気をほんのり、後から思えば…という程度に匂わせてはいるものの、初見では絶対に気付かない隼くんの真意…
そして、続くtr.2から本格的な地獄が始まって驚愕でした
ヒロインが元々付き合っていた先輩の本性、それまで見せていた優しい隼くんの本心をむき出しにした、ヒロインを恋愛対象として見ていた"男"としての隼くんの顔、全てが思いも寄らぬ方向へ、悪い所へジワジワ進んで行く様な…
トラックが進むにつれ、再生が進むにつれてヒロインだけでなく、隼くんの心も壊れていくのが手に取るように解って、かなり辛い…この微妙なお芝居、演じている八神さんの腕が見事です
結果、隼くんと結ばれはしますが…これで良かったのかと考え込んでしまう結末で、忘れられない作品となりました