レビューを報告する

目を覚ましたら目の前にいた人はヒロイン(つまり私)の夫だった…?!
何故か屋敷から出してもらえず、手入れがされてないからと中庭にも出してもらえず。
ずっと鳥かごの中の鳥のように大事に大事にしてくれます。
でも何一つ真実がわからない。
彼はヒロインのことをずっと知ってた、と言いますが
きっとヒロインにはこんなことされるいわれが全く心当たりなくずっと戸惑ってたんだと思います。そりゃ逃げたいなぁって思うこともあるけど絶対逃がしてもらえない。

そこからどれくらい時間がたったのかわかりませんがそのうち彼とも打ち解けて彼に絆されて、あぁ大事にされてる愛されてるんだな。とじわじわとその愛にこたえようともしていたと思います。

施設育ちで一人で頑張ってきたヒロインに対して「それは大変だったね。つらかったね」と言ってくれる人はたくさんいたかもしれませんが
彼は「幸せに暮らせたんだね。それならよかった」といった発言。
もうここでヒロインはすごく満たされて認めてもらえたような気がしてすごくうれしかったんだと思います。


その後秘密の裏庭で明かされる真実。
彼女にとっては覚えのないことがたくさんで
彼は全てを知っていて、全部全部ヒロインを守るために大事に大事に閉じ込めてたことが判明するんだけど
それでも聞いてる私としてはそれがとてもうれしいことのように感じました。
良心の呵責を感じるヒロインは通報を。と言いますが
ヒロインとずっと一緒に二人で居たい彼はそんなことしたくないですよね。
きっとこの後も裏庭の秘密は二人だけの秘密になるんだと思います。
ずっと二人で鳥かごに閉じこもって。
そのまま穏やかに生活していってくれたらいいな…何もつらい事のない苦しいこともない二人だけの人生、歩んでほしいなと思ってしまいます。