えぐい。
えっっっっぐい。
最近ヤンデレに慣れてきたと思っていましたが甘かったです、皆様、心身ともに健康な時に聞くことをおすすめします……。
要領が悪くミスを連発しながらも懸命に仕事に取り組む後輩、翼くん。
そんな彼の大きなミスをフォローしたことをきっかけに距離が近付き、恋人になった……までは良かったのですが。
恋人になった次のトラックから、翼くんの様子が大きく様変わりします。
『先輩に釣り合う男に』とめきめき仕事で成績を上げるようになり、自信もついてきた様子。
ここで単に『自信が持てるようになったんだ、よかったね』とは思わせない、不穏さを孕む自信の有り様がまずぞわっとします。
元々の気質に加え、憧れの先輩を手に入れてしまったことで完全に箍が外れてしまったんでしょうね……
どんどんと身勝手で窮屈な束縛がエスカレートしていきます。
その執心と情緒不安定の解像度がほーーーんとに高いのなんの。
流石の猿飛様すぎて、トラック7では誇張なしに吐き気とめまいと殺意が湧き起こりました(いやまじですごい)
物語のスタートでヒロインの仕事が出来る描写や、仕事のために自主的な努力をしている描写が入っていたことで、それをまるごとぶち壊して尊厳を粉々にされるもんだから本当に大打撃くらいました……
愛もあるんですが何より所有欲というか、狂気的なまでの執心、自分の不安を取り除きたい、そのためには相手を破滅させてもいいという身勝手さ……
これがヤンデレの真髄か……(遺言)
これは真なるヤンデレマスターに捧げられるべき作品と思いました……初級ないし中級の私はときめきより悪寒と殺意を感じ、辛くてトラウマになりそうでした!!わはは!!(?)
乱高下する情緒不安定さ、雁字搦めに束縛される息苦しさで締め殺してくれ!!みたいな方におすすめです!!!!
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