元々こちらの声優さん(別名義含む)のヤンデレ作品が大好きというのもあって、更にはこちらの名義では久々というのもあってかなり期待して挑んだのですが。
やはり大正解でした。控えめに言って最高だった…_(:3」∠)_
鷹司傑が愛おしすぎて眠れなくなりました。
出会いこそとても好感の持てる好青年風だった鷹司傑が、運命の人と確信をしたヒロインに恋人がいたことで壊れていく…
このじわじわと狂気に蝕まれていく様が本当に見事としか言いようがないのですが、それでも彼は夢見ていた理想の生活を手に入れるべく己の身の内を蝕む狂気と理性の狭間で戦っていたんだろうな…
監禁されてからの鷹司傑の言動に、歯を食いしばってどうにか耐えていたであろうヒロインの気持ちに痛いくらい同調できていたのに、最後の鷹司傑の独白で完全に持っていかれました…
心は死んだままでもいい、笑顔なんかも浮かべなくていい、でも頼む!!
鷹司傑を抱きしめてあげて(´つω;`)!!
いやホント、本来の彼は本当に純粋で理性的な人なんですよね。
父や兄のように己が欲望に忠実に狂気に振り切れることができない、というよりむしろ、同じ道を辿る可能性にすら嫌悪を覚えていたのではないかと。
愛すべき運命の人に対してどうしてそんな酷いことができるのか。もっと上手くやればいいのにと冷めた目で見ていたんだろうなと。
それなのに、呪われた血の強制力は彼の想像以上に悲しいくらい彼を蝕んでしまった…
そうまでして得た最愛の人を前に、彼は喜びと共に耐えがたい悲しみを背負うことになったのかと思うともう…( ;ω;)
望んでいたのは本当にささやかな幸せだったのにね…
続編を見てみたい気持ちはすごくあるんだけど、今作の余韻が素晴らしかったので、これはこのままで置いておくべきとも思ったりもするし…
(兄は意外な方向で開花したりもあり、ヒロイン共々なんやかや幸せそうですが(笑))
悩ましいところです(ω=*)