希死念慮の強いヒロインと、彼女を愛する鷹司将の10年間のお話です。
シリーズ最後に聴かせていただきました。
そして、鷹司将の愛情深さを知りました。
希死念慮というのか自殺念慮に近いのか、そういったものに囚われヒロインに生きることをを押し付けて「僕のために君を幸せにしたい」と言うその言葉は将のエゴでもあると同時に、ヒロインが生きることにに対する免罪符のようにも感じました。
子どもを持つかという事に関しても、全ての人が幸せになれる訳ではないからと押し付けず、ヒロインの望んだ通りにしてくれた優しい人。
二人の息子に恵まれても、それでもやはりヒロインの希死観念は変わらず、そこからは弱っていくヒロイン。
「僕を恨んでるかい」のかいからの展開と将の慟哭に、こちらも涙腺崩壊です。
台本を読みながらニ度目を聴きましたが、ヒロインの「ゲームはあなたの勝ち」はどう響いたのでしょうか?
ヒロインの手紙も、私には子どもを守って欲しい事と、将の負担になるとは分かりつつ自分とは違って生きて欲しいと思ったのではないかと思いました。
失って後を追う事の方が楽だけど、苦しみながら生きると誓った将に、深すぎる愛情を感じました。
茶介さんのフリートークが本当に良かったです。
こちらもとても泣けてきます。