聴き終えた後、友人にかけた電話で最初に発することができたのは嗚咽でした。
私は二年ほど前、ObeyMe!に再燃した友人を見て再インストールをし、見事に沼へ転がり落ちた女です。今思えばどうして一度アンストしたのかと思うほどにルシファーは私の性癖に刺さりまくりました。今では彼なしの生活は考えられないくらい、骨抜きにされています。
そんな中ObeyMe!のASMRプロジェクトが『ルシファー』から始まると知った時の気持ちといったら、気分は興奮して野山を駆け回る猿でした。本家のフルボイスデビグラを超える衝撃がこの世に存在する、その喜びで体どころか内臓まで震えました。
時は経ち、シチュボは聞き慣れた私に死角は無いと強気で聞いた試聴、私の脳内には「近い!!!!」という至極当然な言葉しか浮かびませんでした。妄想は幾度もしたはずなのに、シュミレーションなんて何の役にも立ちません。
そして怒涛の甘い囁きの中で落とされる爆弾。そう、キスです。
正直なところ、ルシファーの行動、台詞、間の置き方からおそらくキスされると予測はできていたはずだったんです。それでも私の頬は本当に赤く熱くなってしまいました、同室にいた母から指摘されてしまうほどに。
こんなにも初心な感情がまだ己の中にあったのかと、羞恥と驚きを同時に感じました。恋というのは恐ろしいものです。
それからレヴィアタン推しの友人にASMRの恐ろしさを度々伝えながら迎えた発売日当日(実はこの日、第一志望の会社の面接を控えていたのですが、我慢できずに聞きました)
その結果が一文目の、電話にて開口一番の嗚咽です。
このASMRをルシファー推し以外の方が聞いたらきっと、彼が恋人に語りかける声色や、普段の彼からは想像できないほどの熱烈な好き好きアピールに驚くことでしょう。それほどまでに、このASMRは凄まじいです。
どうかルシファーの第二弾、第三弾もよろしくお願いいたします!!